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ネットワークカメラの無人運用なら【上り無制限SIM】がやはり最安?


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みなさんこんにちは。カメチョ編集部です。今回はネットワークカメラの無人化について業界の動向を含めてその手法についてご説明したいと思います。監視目的でネットワークカメラを設置する場合には、その場所に光回線などのインターネットが通ってさえいればその回線を通じてクラウド上に録画データを保存したり、遠隔地で監視を行ったりすることができます。しかし、監視したい場所にインターネット回線が整備されているとは限りませんよね。例えば、空き家の監視などの用途や、小規模な工事現場駐車場、無人の倉庫などではなかなか電源とインターネット環境が整備されていることは稀ですよね。空き家の監視のためだけインターネット回線を導入することも出来ますが、僻地では難しいかも知れません。では、具体的にどのような手法があるのか少し考えてみましょう。

光回線(固定回線)が無ければモバイル回線を使えばいい

現在、空き家の監視を行う方法としては、アルソックのホームセキュリティサービスや、空き家巡回警備をおこなっている不動産管理会社などに依頼する方法がまず考えられます。特にアルソックでは「HOME ALSOK るすたくサービス」という独自のサービスを提供しており、月額5,000円(税別)でセンサーによる機械警備・駆けつけサービスと月に一度の見回りと投函物の整理等を行ってくれます。

空き家であれば上記のようなサービスを利用することが出来ますが、それ以外の用途ではやはり監視カメラの設置が一番現実的なのではないでしょうか。もちろん空き家でも監視カメラが設置できれば十分、という場合もありますが。

ではインターネットの固定回線が整備されていない工事現場や不法投棄監視などの用途はどのように監視を行えばよいのでしょうか。電源さえ確保できれば監視カメラで監視を行うことが出来ます。ただ、遠隔地で映像のモニタリングを行うためには情報をやり取りするためのインターネット環境が必要になってきます。固定回線の工事が行えない環境であればWiMaxなどのモバイルルータの契約が必要になってきます。機器構成として代表的なものはWi-Fi接続に対応したネットワークカメラをモバイルルータでインターネットに接続させることで遠隔地での監視が可能になります。クラウド上に録画データを保存できるサービスを追加で契約することももちろん可能ですし、レコーダーが設置できる場所であればそのレコーダーに映像を保存しておくことも可能でしょう。

WiMaxやポケットWifiなどのモバイルルータを利用したネットワークカメラの構築についてより詳しく知りたい方は下記よりお問合せください。
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録画した映像のアップロード(上り回線の利用)ならそこまでのコストは発生しない

上記の構成で監視カメラのシステムなどを構築した場合に気になるのがコストの問題です。固定回線を用意するにしても、モバイル回線を利用するにしても、月額5000円程度の金額になってしまうでしょう。最近は、MVNO(docomoやソフトバンクなどの大手キャリアから回線設備を借り受けて通信回線を提供する回線事業者)の登場によってモバイル回線の通信データ量あたりの価格は一昔前と比べると安価になってきています。特に近年はブロードバンド環境が普及し、動画共有サイトや高品質画像がWeb上で利用されるようになったこともあり、ネットワークの使用量が莫大に増えています。しかし、モバイル回線の使用状況で言うとダウンロード(下り方向)のデータ使用量が非常に多い一方で、アップロード(上り方向)のデータ使用量はそこまで利用されていません。ご存知の方が少ないかもしれませんが、ソフトバンクではダウンロード側のデータには利用制限が掛かっている一方、アップロード側のデータ通信は速度制限による低速化の適用外になっています。(※ソフトバンクは2017年8月31日でアップロード時の通信制御緩和を終了する予定です。)

と言うわけで、アップロード無制限で常時録画に対応したMVNO回線を使って遠隔監視のカメラシステムを構築する手法をご紹介します。

①クラウドカメラ業界の雄!SafieとMVNO大手mineo(マイネオ)のセットプラン

こちらはクラウドカメラで有名なSafieのサービス(※詳しくはこちらの記事をご覧ください。「クラウド録画でも長期間録画が可能!?Safieに長期録画プランが登場!」)720p(1280×720ピクセル)、秒間30フレームの動画を1週間分クラウド上に常時録画で残すプランで月額4,200円とかなりの低価格で構築することが出来ます(初期費用は除く)。一戸建てに導入するのであれば光回線を導入するだけで月額4,000円程度の金額が掛かってしまうことを考えると破格の値段であることがわかります。但し、カメラ1台につき1回線の契約が必要になるため、3台以上のカメラを導入する場合は逆にコスト増となる場合があります。とはいえ、光回線などの導入が難しい場合などには「ネットワークカメラ+MVNO回線」の組み合わせが最適解になるでしょう。ちなみにこちらのプランは法人向けとして提供されているため、個人で利用する際にはロケットモバイルの上り回線無制限プランとSafieなどのシステムを組み合わせて利用するのが良いかもしれません。ちなみに上り無制限プランの「アゲアゲプラン」であれば月額1480円+税で利用できます。

Safieとmineoのパッケージプランの詳細についてはこちらからご確認ください[今注目の格安SIM「mineo(マイネオ)」を利用した 法人向けIoTソリューション「mineo監視カメラサービス」スタート](外部サイト)

②MVNO回線+NASをレコーダーとして利用+ネットワークカメラ(Webカメラ)で構築するパターン

必要なときだけモニタリングできれば良い場合や、特定の時間帯のみ録画を行いたい場合には下記の構成での構築が恐らく一番安価に構築できるはずです。

  1.  実質上り無制限のMVNO回線をモバイルルータとして使用
  2. 用件を満たすネットワークカメラネットワークカメラ
  3. QNAPやSynologyのNAS(Network Attached Strage)をレコーダーとして使用

これらを組み合わせることで、初期費用は若干掛かってしまいますが、電源さえ確保できれば①で少し説明したロケットモバイルの「アゲアゲプラン」の月額費用1,480円~という金額だけで遠隔監視のシステムのランニングコストをまかなうことが出来ます。

上記の構成でネットワークカメラを効率的に運用する方法についてもカメチョ無料相談窓口でご質問を受け付けています。
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まとめ

いかがだったでしょうか。空き家や無人の倉庫、工事現場などにおいてはしばしば光ファイバーを利用した固定回線の提供範囲外であるがために、コストの面で防犯設備にかけるお金を切り詰めがちですが、今回ご紹介した方法であれば従来のアナログカメラを導入して、定期的に映像を確認しに行くなどの方法と比べて格段に便利で手間が少ない方法です。