安い防犯カメラがおすすめできない7つの理由と製品の選び方
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安い防犯カメラは気軽に導入できる点がメリットですが、維持管理の観点からはおすすめできません。
この記事では、安い防犯カメラがおすすめできない7つの理由と安い防犯カメラを使って良い場面、高価なカメラと併用するメリットを解説します。
目次
安い防犯カメラがおすすめできない7つの理由
結論からいうと、あまり安い防犯カメラはおすすめしません。せっかく購入しても長持ちせず、また防犯機能を十分に果たさない可能性があります。1つずつ安い防犯カメラをおすすめできない理由を説明します。
暗所での撮影ができない
屋外に防犯カメラを設置して夜間も監視したい場合は、暗視撮影ができるカメラが必要です。
赤外線カメラなど、少ない光源でも撮影できるカメラを選ばなければ、万が一不審者が侵入した際に詳細を確認できません。
安価な防犯カメラには暗視機能がない製品も多いため、購入時には注意が必要です。
ナイトビジョンカメラの詳細はナイトビジョンカメラとは?種類や選び方を解説をご覧ください。
寿命が短く長持ちしない
防犯カメラにはHDDなど、録画した映像を記録する媒体が内蔵されています。ドライブは消耗品で、特に安価な製品は質の低いHDDを使用しているため2〜3年間で寿命が来るといわれています。
安いカメラの場合はHDDの交換対応ができないケースが多く、数年おきに買い直ししなければなりません。
スマホOSアップデートへの対応が遅い
ネットワークカメラなど、スマートフォンやパソコンと連携させて使う場合も、安い防犯カメラはおすすめしません。
安い防犯カメラはスマートフォンやOSのアップデートに対応しておらず、アップデート後に映像を監視できなくなる可能性があります。
設置工事は別途業者へ依頼する必要がある
安価な防犯カメラを自分で購入した場合、設置作業が必要です。工事のみ業者へ依頼する方法もありますが、別料金がかかります。
機械に詳しく、配線が得意なら自分でも工事は可能ですが、壁に穴をあけたり専門の工具が必要です。防犯カメラ本体が安くても、工事費用や工具を揃えるのに費用がかかってしまう点はデメリットでしょう。
ランニングコストがかかる
安い防犯カメラは本体購入価格を大幅に下げられますが、ランニングコストが高い可能性があります。故障が多く買い替えが必要になったり、消耗品を購入して別途交換する必要性があるためです。
質の高いカメラは性能も高く、消耗品が故障した場合も無償メンテナンスできるため、ランニングコスト自体は安く抑えられます。
設置場所に適した機能が備わっていない
安い防犯カメラは基本的な録画機能は備わっていますが、防水防塵性能が備わっていないなど、設置場所に適した機能を持っていない可能性があります。
屋外に防水機能がついていないカメラを置いた場合、精密機械であるカメラはすぐに故障するでしょう。安価な防犯カメラは性能も限られるため、設置場所や目的に適したカメラが見つかるとは限りません。
屋外に使用する防犯カメラが持つべき性能について知りたい方は、屋外用ネットワークカメラに必要な6つの機能!設置時の注意点も解説をご覧ください。
保証期間が短い
安い防犯カメラは保証期間が短く、またサポートも充実していません。保証期間1年間のみの場合、2年目以降はHDDやファンなどの消耗品に不具合が生じたら自費で修理が必要です。
またサポートが充実しておらず問い合わせ対応が遅い、または「自分で修理してください」と言われて対応してもらえないケースもあります。
安い防犯カメラがおすすめな方
安い防犯カメラすべてが悪いというわけではありません。使用期間や使い方、知識によっては安価な製品でも十分防犯に役立つ可能性があります。
一時的に防犯カメラを使いたいだけ
防犯カメラを一時的に利用したいなら、安い防犯カメラを利用すると良いでしょう。高価な防犯カメラを購入するとかえってコストパフォーマンスが悪くなるためです。
ただし工事現場の防犯カメラなど、ある程度の画質や暗視機能、屋外に耐えうる性能を希望する場合は、カメラのレンタルをおすすめします。短期間から利用でき、本体を購入するよりも安価なため導入費用を抑えられます。
機械に詳しく設置工事ができる
機械や配線に詳しく、自身で設置工事できる場合は安い防犯カメラを使うと良いでしょう。工事業者に設置工事を依頼する必要がなく、軽微な故障なら自分で直せるためです。サポート内容が充実していなくても自身で対処できるため、安価な防犯カメラでも事足ります。
ネットワーク接続をしない
ネットワーク接続をせず屋内で防犯カメラを使うなら、安い製品を購入して良いでしょう。スマホやOSのバージョンアップデートの問題がなく、屋内仕様なら暗視機能や屋外使用性能を兼ね備えている必要がありません。防犯カメラを直接記録媒体へ接続して使用する場合は、安い防犯カメラを購入してみましょう。
安い防犯カメラを購入する際の注意点
安い防犯カメラを購入する際には、以下3点に注意しましょう。安価な防犯カメラはサポート面や性能が高価なカメラに劣るため、事前に安価な製品で運用できるかよく考えてから購入を検討してください。
工事不要の防犯カメラ
安価な防犯カメラを購入する際は、なるべく工事不要のカメラを選びましょう。オフィス内の監視であれば、簡単に設置できる防犯カメラでも十分です。ただし、屋外使用には向いていないため設置場所が屋内の場合のみに限定されます。
設置場所が屋内・屋外か
安い防犯カメラを購入する際はまず、設置場所に応じた機能や性能を備えた製品を選びましょう。屋内で無人になる社内を監視したい場合は、少ない光源でも撮影できるナイトビジョンカメラがおすすめです。屋外で24時間監視する場合は、屋外使用に耐えうる防水・防塵機能がついたカメラを選びましょう。
インターネットに接続しないか
防犯カメラをインターネットに接続し、スマートフォンなどで映像を監視しないなら安い防犯カメラでも良いでしょう。
先述したとおり安い防犯カメラはOSアップデートへの対応がなく、アップデートにより使えなくなる可能性があります。インターネットに接続せず、レコーダーへ映像を保存する形式であれば安い防犯カメラを使うと良いでしょう。
安い防犯カメラと高価なカメラを使い分けよう
安価な防犯カメラで事足りる場所、高価なカメラを使い分ける場所を見極めて、併用すると良いでしょう。店舗や会社に使用する防犯カメラすべてを高価な製品にすると、導入費用が高額となります。
休憩室や社内の監視は安価なカメラですませ、入り口は高価なカメラにするなど場所に応じてカメラの価格を選ぶことで、導入費用を抑えてなおかつ防犯効果を高められます。
まとめ:防犯カメラは値段ではなく機能・性能で選ぶべき
防犯カメラは安い価格でも売られていますが、自社セキュリティを高める目的であれば、安価であるという点だけにこだわらないようにしましょう。
安価でも高画質で撮影できる製品はありますが、やはり消耗品類の寿命が短く、性能や機能は10万円以上の防犯カメラに劣ります。
安価な防犯カメラすべての質が悪いわけではないため、場所に応じて安いカメラも併用して導入費用を抑えると良いでしょう。
防犯カメラの選び方や設置工事に不安がある場合は、専門の設置業者へ依頼するのがおすすめです。
もしも設置する防犯カメラやステッカーの選び方がわからないなら、下の問い合わせフォームからお気軽にお問合せください!
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