防犯カメラはDIYできる!推奨しない理由とメリット・DIYする手順を解説
お電話でのご相談はこちらの番号から[03-6632-1582](土日祝を除く9:00~18:00)
防犯カメラをDIYしてすぐにでも取り付けしたいと考えている方もいるでしょう。原則として防犯カメラは業者に依頼して設置工事をする方法をおすすめします。
しかし、1台だけの設置で業者を依頼すると、費用が勿体ないと考える方もいるでしょう。この記事では防犯カメラのDIYを推奨しない理由とメリット、取り付ける方法やDIYを成功させるコツを紹介します。
目次
防犯カメラのDIYは推奨できない理由
防犯カメラのDIYを推奨できない6つの理由を紹介します。
- 機材や工具を用意しなければならない
- 配線・配電作業が難しい
- 高所作業のため危険がある
- 画角調整が難しい
- ネットワーク設定が必要なカメラもある
- 故障やメンテナンスができない
デメリットに該当する部分であるため、しっかり読んでから防犯カメラのDIYをするか検討しましょう。
機材や工具を用意しなければならない
防犯カメラのDIYには、一般家庭にはない工具や機材が必要です。具体的には、以下のような機材や工具を用意しなければなりません。
カメラ本体レコーダーのほか、脚立や壁に穴を開けるためのドリルやホールソーも必要です。
また、配管ケーブルを剥き出しにしないためのVE管やPF管などをホームセンターで買っておく必要があります。
ホームセンターなどで手に入る製品ではありますが、これだけの機材や材料をすべて集めるとかなりの手間になるでしょう。
配線・配電作業が難しい
防犯カメラの取り付けや配線・配線作業は個人でも可能ですが、慣れていないとかなり難しい作業です。配線がごちゃごちゃになって景観が悪くなったり、うまく配線できずにカメラが映らないトラブルも起こりえます。
最悪の場合は感電などの事故も起こり得るため、知識がない方の配線工事はおすすめできません。
高所作業のため危険がある
カメラの設置位置によっては、脚立などを使った高所作業が発生します。高所で慣れない作業をするとつい足を踏み外して転落し、怪我につながるリスクがあるでしょう。
落下しても危険のない範囲ならDIYで防犯カメラを取り付けても良いですが、柱の上や屋根付近などの高所に防犯カメラを設置する場合は業者に依頼するようにしてください。
画角調整が難しい
防犯カメラは監視する箇所全体が映るよう、画角の調整が必要です。また自宅入り口付近など往来がある場所へカメラを設置する場合は、通行人へのプライバシーを意識した画角も必要となります。
知識がないと画角調整ができず、カメラの取り付けはできてもうまく監視したい場所が写らないこともあるため、注意しましょう。
ネットワーク設定が必要なカメラもある
ワイヤレスのネットワークカメラを利用する場合は、電源さえ確保できればWi-Fiルーターなどとの接続は不要です。一方で、防犯カメラの映像をスマートフォンで確認できるようにするためには、ネットワーク設定が必要となります。
高機能なカメラほど設定が複雑なため、なかなか設定できずカメラ映像が映らなかったり、設定に時間を要するリスクがあるでしょう。
故障時における対応やメンテナンスができない
防犯カメラをDIYした場合、故障時における対応やメンテナンスサポートがついていません。ご自身でカメラのどこが壊れているか確認し、必要であればメーカーへ修理や交換依頼をする必要があります。
設置業者へ依頼すればカメラのメンテナンスや故障時対応も任せられますが、DIYのため困ったときのサポートがついていないことを理解しておきましょう。
防犯カメラをDIYするメリット
防犯カメラをDIYするメリットは2つあります。費用が抑えられる点と、マイペースに日程調整できる点が長所です。
初期費用を抑えられる
防犯カメラをDIYすれば、カメラの設置工事費用を抑えられます。防犯カメラは機能が充実した製品だとかなり高額なため、工事費用をカットできればコストダウンになるでしょう。
設置したい防犯カメラの台数が1台だけなどの場合は、DIYで設置して費用を抑えられます。
日程調整が必要ない
防犯カメラをDIYすることで、日程調整が不要というメリットがあります。設置業者との予定のすり合わせが必要なくなるため、自分のペースで防犯カメラを設置できます。
防犯カメラをDIYする方法
どうしても防犯カメラをDIYしたい方のために、方法を解説します。
- 設置場所と目的の検討
- 防犯カメラの購入
- 必要な機材や工具の準備
- 配線を考えて設置
- 画角の調整
- カメラチェック
防犯カメラの設置をご自身でおこないたい方は参考にしてください。
設置場所と目的の検討
防犯カメラをDIYするためにはまず、設置場所と目的を検討しましょう。設置場所と目的に応じて、適切なカメラの機能が変わるためです。たとえば、屋外に防犯カメラを設置する場合は屋外向けの防水・防塵機能付きのカメラでないと、劣化によりすぐ故障してしまいます。また、24時間防犯カメラを作動させたい場合は、ナイトビジョンカメラなどの夜間撮影可能なカメラが必要です。
防犯カメラの購入
次に設置場所と目的に合わせて、必要な機能を備えた防犯カメラを購入してください。防犯カメラの費用は機能や性能によって異なりますが、予算に合わせてなるべく機能面が充実した防犯カメラを選びましょう。
必要な機材や工具の準備
次に防犯カメラのDIYに必要な機材と工具を準備します。
- カメラ本体とレコーダー・周辺機器
- 脚立
- ドリルやホールソー
- 配線ケーブル
- VE管やPF管
- 絶縁用ビニールテープ
- ビス
- コーキング材
防犯カメラのDIYに必要となる一般的な工具や機材は以上となります。カメラ本体とレコーダーはもちろん、接続に必要なケーブル、配線時に使用するVE管やPF管、絶縁処理する際に使うビニールテープなども用意しましょう。
また、壁に穴あけをしなければならない場合は、ドリルやホールソーを揃えてください。
配線を考えて設置
必要な機材がすべて揃ったら防犯カメラをDIYで取り付けます。カメラの設置場所と電源、レコーダーの置き場所などを決めて、カメラを取り付けましょう。
カメラを高所に設置する場合は脚立などを使って、安全面に配慮して実施してください。カメラの固定が終わったら、配線を考えて接続します。
配線が終わったら用意したVE管やPF管で配線を隠し、剥き出しの状態にならないようにしておきましょう。
画角の調整
防犯カメラの画角を最後に調整しましょう。画角によっては、監視したい範囲がうまく映らなかったり、フリッカー現象が起きる場合があります。
フリッカー現象についてはフリッカーとは?発生する仕組みから軽減するための方法まで解説で紹介しています。
カメラチェック
最後にモニターで防犯カメラの映像をチェックして、カメラが正常に作動しているか確かめてください。問題なければ、防犯カメラのDIYが完了です。
防犯カメラのDIYを成功させるコツ
防犯カメラのDIYを成功させる2つのコツを紹介します。
取り付けが簡単なカメラを選ぶ
防犯カメラのDIYを成功させたいなら、取り付けが簡単で機材などが不要なカメラを選ぶと良いでしょう。電池式のカメラなら電源との位置を気にせず、防犯カメラを設置できます。
また、レコーダーとの配線が難しい場合は、ネットワーク経由でクラウドへ録画映像を保存できるネットワークカメラがおすすめです。
取り付けが簡単な防犯カメラについては取り付けが簡単な防犯カメラ5種類|活用事例と注意点もで紹介しています。
初期費用の安い防犯カメラレンタルを利用する
DIYではありませんが、初期費用を抑えたい方は防犯カメラのレンタルサービスを利用する方法もおすすめです。カメラの購入費用がかからないため、防犯カメラを自身で購入するよりも初期費用を抑えて導入できます。
まとめ
防犯カメラのDIYは可能ですが、配線が一般の方だと難しい場合もあるため、原則業者へ依頼するようにしましょう。ご自身で防犯カメラをDIYしたい場合は必要な機材や工具を漏れなく用意し、安全に注意して設置してください。
防犯カメラをDIYしたいなら、配線不要なネットワークカメラ、穴あけ不要のカメラもおすすめです。DIYできる防犯カメラ選びがわからない方は、下記のフォームよりお問い合わせください。
DIYに適したカメラや初期費用を抑えられるカメラの選び方についてご説明いたします。
カメチョは弊社の防犯設備士の資格保有者が、お客様に最適な防犯カメラや設置方法をご提示いたします。