賃貸アパートのオーナーは、防犯カメラの導入で防犯対策を万全に！
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アパートに防犯カメラを設置することは
入居者様の安全を守ることだけではなく、物件の資産価値を上げることにも繋がります。
例えば女性向けのアパートではオートロックや防犯カメラの有無などの防犯対策が重要視されることも多いです。
この記事ではアパートに防犯カメラを付ける際にオススメの設置場所や、設置の注意点についてまとめていきます。
目次
アパートに防犯カメラを設置するメリット
防犯対策
入居者の安全を守ることが出来るという点が最も重要になります。
アパートは入居者が多い為、不審者の特定が難しいという特徴があります。
また駐車場やゴミ捨て場、エレベーターのような事件が発生しやすい場所が多岐に渡るので
警備員の見回りだけだと迅速な対応が難しい場合もあります。
防犯カメラを設置することで事件の証拠映像を残すだけではなく、抑止効果としての働きも期待することが出来ます。
入居者へのアピールになる
防犯カメラなどの防犯対策を行うことでアパートの資産価値を向上させることに繋がります。
アットホームのアンケート調査でも15%の人が「【治安の良さ・セキュリティ】を最も重視する」と回答しています。
(参考：【経験者に聞いた】 初めての一人暮らし、部屋探しのコツは？アンケートでわかるポイントと注意点)
特に女性の入居者の方は
・オートロック
・セキュリティ
・治安
のような安全性を求める傾向があるため、防犯カメラの設置は入居希望者への大きなアピールになります。
また、アパートへの防犯カメラの設置は事件・事故の発生抑止だけではなく
ゴミ捨て場や駐輪場のような公共の場でマナーを守ってもらう為の働きかけにも繋がります。
内見時に清潔な状態を保っていることは決め手の一つになりますし、既に入居している方々の利便性を向上させます。
アパートに防犯カメラを設置する際の注意点
個人情報の保護と撮影範囲
防犯カメラで最も注意するべき点は個人情報の保護です。
道路を歩く人の顔やアパートの部屋が映り込んでしまうとプライバシーの侵害として訴えられる可能性があります。
実際にプライバシーの侵害で訴えられ、カメラの撤去を命じられたケースもあるため設置に関しては注意が必要です。
対策としては
・人にモザイクがかかる処理をする
・カメラの設置場所や角度を調整する
・プライバシーマスクをかけて映らないようにする
などが挙げられます。
プライバシー保護・個人情報の保護については下記をご覧ください
防犯・監視カメラの導入の注意点とは？法律違反の事例や防犯カメラの機能をご紹介！
映像の取り扱い
撮影された映像が
外部に流出しないように注意することも必要です。
防犯カメラの映像はレコーダーやクラウド上、SDカードのような場所に保存されますが
盗難やハッキング等により情報が流出する事件もあります。
防犯カメラやネットワークなどのセキュリティにも注意を払うようにしていきましょう
また、個人情報保護法により
「個人情報取扱事業者は、利用目的の達成に必要な範囲内において、個人データを正確かつ最新の内容に保つとともに、利用する必要がなくなったときは、当該個人データを遅滞なく消去するよう努めなければならない。（安全管理措置）」
と定められています。(参考：個人情報の保護に関する法律（平成15年法律第57号）)
映像を見ることが出来る人と録画保存期間を明確にし、適切に管理していくことが必要になります。
入居者への連絡
防犯カメラは入居者の安全を守るための物ですが、入居者の方の中にはプライバシーを気にされる方がいるケースがあります。
そのため、防犯カメラの設置工事を行うために入居者に
・設置目的
・設置箇所
・映像の記録方法や期間
・データの取り扱い
等について連絡を行い、承認を取っておくとトラブルを防ぐことが出来ます。
防犯カメラ作動のステッカーを貼る
個人情報保護法により
「個人情報取扱事業者は、個人情報を取得した場合は、あらかじめその利用目的を公表している場合を除き、速やかに、その利用目的を、本人に通知し、又は公表しなければならない。」
と定められております。
そのため、ステッカーなどを貼り入居者や近隣住民に対して防犯カメラを稼働させていることを公表することが求められます。
ステッカーは犯罪の抑止にも繋がる為、防犯カメラを設置した際には忘れずに対応しましょう。
防犯カメラのオススメの設置場所
ここではアパートで防犯カメラを設置する際にオススメの場所を紹介します。
アパートでは様々なリスクがある為、カメラの設置台数は多くなる傾向があります。
設置が必要な場所に設置を忘れないように確認してみてください。
エントランス
不特定多数の人が通るエントランスへの防犯カメラの設置は効果的です。
犯人を撮影できる可能性が高いことに加え、目につく場所に設置することで犯罪を未然に防ぐことにも繋がります。
最近では入居者の顔を予め設定し、対象外の方が訪れた際に区別できる機能もあります。
AI機能が付いているカメラを用いると人が多い場所でもスムーズに映像を確認することが出来るのでオススメです。
駐輪場・駐車場
盗難や接触事故の証拠を残すために設置しておくことがオススメです。
アパートの入居者以外の方が駐車をするというトラブルもある為、状況に応じて設置場所を検討する必要があります。
また、自動車のナンバーや自転車の色などは特定の為に重要なポイントになります。
そのため夜間でもカラー撮影が出来るカメラの需要があります。
エレベーター
密室になるエレベーターはリスクが大きいです。
盗撮などの可能性もある為、防犯カメラを設置し犯罪を未然に防ぐ取り組みもすると良いでしょう。
また、非常階段とエレベーターしかないアパートだと犯人がエレベーターに乗り込む可能性が高いです。
顔と降りた階数が分かるように防犯カメラを設置するとより効果的です。
ゴミ置き場
入居者様のゴミ出しマナーの向上と不法投棄の対策に有効です。
入居者の多いアパートなどではゴミ出しの時間が明確に定められていることが多いです。
ルールが守られないとトラブルに繋がるリスクがある為、防犯カメラを設置し注意喚起を行うと良いでしょう。
また、屋内のゴミ置き場に設置する場合、映像が白飛びすることもあるため調整が必要になる可能性があります。
アパートに設置する際のポイント
ここではアパートに防犯カメラを設置する際に確認しておくべきポイントをまとめます。
設置完了後に買い替えになるのは費用と時間がかかってしまうので予め確認しておくと良いでしょう。
保存期間
アパートの場合、1か月程度は保存出来るものを選ぶと安全です。
アパートは一軒家等に比べて空き巣、不法投棄、盗難の被害にあうリスクが高いです。
それに加え、エレベーターやエントランス、ゴミ置き場、駐輪場のように監視する箇所が多い為発見まで時間がかかる可能性がある為です。
なるべく保存期間が長いものを選ぶことと、映像をダウンロードする方法を予め理解しておくと安心です。
遠隔監視
アパートではマンションと違い守衛室などが無いことも多いです。
そのためアパート内のモニターではなく、遠隔で映像を監視することになります。
オーナー様や不動産会社が遠隔地からアパートの様子を見たいと要望が出ることもあるので対応可能なものを選ぶと安心です。
また地震などの災害時に遠隔地から迅速にアパートの様子を確認することが出来ます。
複数のアパートを所有している方は遠隔監視の機能は必見です。
夜間監視
窃盗や不法投棄などは暗くなる時間帯に発生する可能性があります。
また駐車場や駐輪場では車体の色が特定のヒントになることがあります。
夜間に撮影が出来るだけではなく、カラー撮影が出来るカメラを選ぶと良いでしょう。
夜間撮影が出来る防犯カメラの選び方に関しては下の記事を確認してみてください。
夜間監視できるカメラについては下記でまとめています。
夜間でも撮影できる防犯カメラの選び方
アパートの防犯カメラの設置は当たり前に
三菱ビルテクノサービスが2014年に行った調査によると、防犯カメラがさまざまな場所に設置してあることに対して男性が78.6%、女性は84.7%の方が「安心する」と答えています。
さらに防犯カメラが普及することで、自身の行動を記録される機会が増えたことをどう思うかという質問に対しても、全体の80％以上の方が「特に気にならない」と答えています。
このことからも防犯カメラは、世間にも当たり前のものとなってきていることが分かります。
防犯設備が一般的に馴染みあるものになり、多くの方が設置を望んでいるにも関わらず、まだまだアパートでの防犯カメラ設置率が低いのが現状です。
防犯性の低さにより、アパートへの入居者が減ってしまっては、アパートのオーナーとしては経営が難しくなってしまいます。
しかしオートロックなどは建物自体造り変えないと難しいため、後から設置することのできる防犯カメラや監視カメラは、手軽に始められる最善策と言えます。
手頃な価格から大がかりなシステムまで、幅広いアイテムが揃う防犯カメラは、賃貸アパートの防犯性を高める重要なツールとして、今後アパートのオーナーは検討を進めていく必要があるのではないでしょうか。
＜参考＞三菱電機ビルテクノサービス株式会社：防犯カメラに関する意識と実態調査報告
まとめ
防犯への意識が高まり、住居を選ぶ際にも「防犯カメラ」の設置有無がアピールポイントの1つとなっています。そのためオートロックなどのないアパートへの入居者が減っており、アパート経営者には苦しい状況となっています。
今回さまざまな調査結果で出ているように、多くの人が防犯カメラが設置していることに安心感を持ち、たとえ設置していても特に不快にも思わないという人も多いことが分かります。
防犯カメラを設置することで資産価値を高め、不足の事態にも対応出来るようにしていきましょう。
