駐車場・コインパーキングへの防犯カメラ導入が増加中!?導入方法とおすすめカメラのご紹介
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最近、月極駐車場やコインパーキング経営者様からの、防犯カメラ設置のご相談が増加傾向にあります。
内容としては
・月極駐車場では無断駐車の遠隔監視
・コインパーキングでは精算機荒らしや不正出庫の抑止
で使いたいので設置を検討しているとの問い合わせが多いです。
なかには被害を受け続けている駐車場もあったりと、急ぎのご注文をいただく場合もあります。
実際に2016年頃には、関西地方で精算機荒らしの事件が相次いで起こり、犯人逮捕には防犯カメラの映像が一役かっています。
そこでこの記事では
・駐車場やコインパーキングにカメラ設置が増えている要因
・駐車場でのよくある対策
・防犯カメラの設置方法
・おすすめカメラや機能
まで幅広くかつ詳しく解説していきたいと思います
目次
駐車場・コインパーキングでのトラブル例
車上荒らしや部品狙い
警視庁の調べによれば、令和2年中の全国での車上荒らし認知件数は27,978件、検挙数10,300件となっており、検挙率は35%前後だということがわかります。
また、ホイールなどの部品を狙った犯罪の認知件数は13,453件、検挙数は2,212件で検挙率は約16.4%です。
こうして見ると、犯罪件数自体は年々減少傾向にあるものの、まだまだ犯人が特定できていない犯罪が多いのも事実として受け止められます。
一度でも車上荒らしをされたり、部品を盗まれた被害者は、同じ駐車場を利用しない傾向にあるうえ、現在ではSNSなどで被害を受けたことを報告され「ここには防犯カメラがない」といった情報が拡散するといった、駐車場のオーナーにとっては最悪なケースも考えられます。
参考資料:警視庁「令和2年年の刑法犯に関する統計資料」
駐車場の車上荒らしには防犯カメラを
車上荒らしや部品狙いに防犯カメラが必要な理由は2つあります。
1つ目は、「証拠を保存することが出来る」ためです。
犯罪の情報を残すことにより
犯人の確保が迅速になったり、次回への対策が出来るようになります。
特に犯行中の犯人の動きを見ることで
証明の場所の変更や、アラームの設置のような
再度狙われないための防犯対策を施すことが出来るということが大きなメリットです。
2つ目は、「犯罪者のけん制に繋がる」ためです。
車上荒らしなどの盗難を行う犯罪者は事前に現場の状況を確認しに来ることが多いと言われています。
そのタイミングで防犯カメラを設置していることが分かれば、防犯意識の高さが伝わり
その駐車場での決行を諦める可能性があります。
このように駐車場への防犯カメラの設置は
事後の対応だけではなく、犯罪発生を事前に防ぐという効果もあります。
精算機荒らし
コインパーキングは無人なうえに精算機を設置している状態のため、犯罪が起こりやすい環境になっています。
精算機荒らしは、主にガスバーナーやドリルを使って精算機を破壊したり、バールなどを使ってカバーをこじ開けたりと手口は様々です。
なかにはワイヤーを使って精算機を丸ごと縛り、車で牽引して破壊する大胆な手口もあります。
精算機荒らしは、売り上げを奪われるという金銭的被害のほかに
駐車場利用者が精算できなくなってしまうという2次被害も被ります。
犯罪の対策としては
精算機のカバーが開いたり、精算機自体が大きく傾いたときに発報するアラームを取り付けるのも有効な手段です。
インターネット回線も引き込めばアラームが鳴った際に、メールで知らせてくれる機能などもあります。
これらに追加して犯行の証拠を抑えることが出来る
防犯カメラを設置するという構成がオススメです。
精算機荒らしにも防犯カメラを
このケースでも防犯カメラが必要な理由は車上荒らしと同じく、証拠の保存とけん制になりますが
特に「けん制」の方を意識すると良いでしょう。
特に精算機荒らしの対策であると良い機能は
人感センサーライトの機能です。
これはライトの前を何者かが通過するとライトを点灯して侵入者を照らし出す装置なのですが
センサーライトで照らされる事を恐れて立ち去る犯罪者も多いので、防犯意識を目立たせてくれる防犯カメラになっています。
また、センサーライトの機能は一般のお客さんにも嬉しい機能になります。
支払いに訪れたお客さんを照らすことが出来るためお客様満足度の向上にも繋がるでしょう。
現在、照明や防犯カメラの導入を検討している方は
人感センサーライトの機能付きの防犯カメラを是非ご確認ください!
無断駐車
月極駐車場や飲食店駐車場などでは、無断駐車も見逃すことはできません。
よく「無断駐車の場合、罰金〇万円いただきます」といった看板を設置している駐車場もありますが
実はこの方法は法的根拠を持っておらず、駐車場の管理者が「罰金」を徴収する権限を持つことはできません。
実際に看板に書いた額を徴収することはまずできないので、あくまでも犯行を抑止するための手段の1つ程度に捉えておきましょう。
また無断駐車の車に糊や両面テープなどで張り紙をした場合、「器物破損」で逆に訴えられる場合もあります。
タイヤをロックするなどの実力行使も、もし訴えられた際に不利な状況となる可能性が高いです。
無断駐車には防犯カメラを
無断駐車は物的証拠(写真や映像で時系列もわかるもの)がないと立証ができず、泣き寝入りの可能性が大となります。
そのため防犯カメラの設置は重要になります。
また、無断駐車の検挙の場合には
24時間365日録画され続けるタイプを導入すると良いでしょう。
防犯カメラの記録タイプには何種類かあり
・24時間録画が続くもの
・人が動いた瞬間のみ録画されるもの
などがあります。
しかし、証拠として「いつからいつまで無断で駐車されていたのか」を確認するのであれば
24時間録画されるものを選ぶのが良いでしょう。
駐車場料金の踏み倒し・不正出庫・当て逃げ
駐車場・コインパーキングにおいて、精算機荒らしよりも非常に多いのが、料金の踏み倒しや不正出庫(フラップを乗り越えないように駐車・無理やりフラップを踏み越えるなど)です。一度でも不正出庫をした犯人は味を占めて、同じ駐車場で再犯する可能性も高いです。
これらについても、防犯カメラによる映像を残すことで犯人を特定し、事実を突きつけることが必要になります。
映像を残せれば
フラップを乗り越えないように駐車し料金をごまかす行為は「偽計業務妨害罪」に、フラップを無理やり乗り越えて出庫した場合は「威力業務妨害罪」が適用になると思われます。
ちなみに業務妨害罪の法定刑は「3年以下の懲役または50万円以下の罰金」が課せられます。
駐車場内での事故にも防犯カメラを
駐車場内での当て逃げは車上荒らし等と違って
起こした方が無自覚のケースも多いことが特徴になります。
そのため目撃者がいた場合であっても事件の特定が困難になってしまうケースがあります。
こういったリスクを抑えるため客観証拠を集めるために
防犯カメラを設置するという選択が重要になるでしょう。
駐車場にカメラを導入するには?
駐車場にカメラを導入するには、様々な準備が必要になります。
電源の確保
コインパーキングですと精算機があるので、すでに電源は確保できる状態にありますが、月極駐車場などの場合、敷地に電気が供給されていないところもあると思います。
ない場合は
・電源工事をする
・電源不要のカメラ(ソーラーカメラなど)を設置する
という方法のいずれかになります
ソーラーカメラについては下記の記事を確認してみてください
ポールの設置
防犯カメラは基本的に駐車場全体を見渡せ、人の手が届かない高所への設置になるため、周りに外灯などがない場合、新たにポールの設置が必要になります。
またカメラの死角を作らないためには、カメラの設置台数や場所にも注意が必要です。
インターネット回線の引き込み
通常、無人状態で運営する駐車場やコインパーキングでは、遠くの場所からでも監視できるようにインターネットを利用した遠隔監視システムを導入することが多いです。
遠隔監視のシステムを用いるためには、インターネット回線の引き込みが必要となります。
「どのようなタイプのカメラを設置するとお悩みを解消できるのか」
「工事費はいくらくらいになるのか」
などはお客様によって異なるので是非お気軽にお問合せください
【カメチョ】にご相談いただければ
最適なご案内が可能ですのでぜひご活用ください!
駐車場にオススメな防犯カメラの機能
ここでは防犯カメラを導入する際にオススメの機能を2つ紹介します
夜間撮影
盗難や事故の発生の為に防犯カメラを設置しても
それらが発生しやすい夜の時間帯にカメラが映らないと意味が無いですよね。
そのため暗いところでも綺麗に写る機能を3パターン紹介します。
①高感度機能型カメラ
②赤外線暗視防犯カメラ
③人感センサーライト
高感度機能型カメラ
これは少ない光があれば、夜間でも鮮明なカラー撮影が可能になるカメラです。
車体の色が分かるのがこのカメラの最大のメリットと言えると思います。
出入口の一か所だけ高感度機能型カメラに変更するだけでも大きな効果を上げることが出来ます。
しかし、豆電球程度の小さな明かりは最低限必要になる為
光源をどのように確保するのかを考えておく必要があります。
赤外線暗視防犯カメラ
赤外線暗視防犯カメラは
真っ暗な中でも録画をすることが出来るというのが売りのカメラです。
こちらは基本的にモノクロの撮影ですが
近年はカラーフィルターを使って、色付きにする技術も進んでいます。
光源の確保が出来ない場合でも
ナンバープレートや犯行の情報を記録することが出来るのでオススメです
人感センサーライト
これはライトの前を人が通るとライトが点灯して、対象者を撮影する機能です。
精算機荒らしのページでも書いた通り
犯罪者を照らしたうえで撮影するというのは防犯対策としても強みになります。
また、こちらもカラー撮影が可能なので
犯罪者の特徴を明確に記録することが出来るという点がオススメです。
動体検知
動体検知は動いた物体に追尾する形で撮影を行う機能になります。
特に駐車場やコインパーキングでの使用例としては
AIを用いて車のナンバーを追うように設定するという用途も人気です。
また、何かが動くまでは録画を行わないタイプのカメラもあるので
駐車場の来客頻度に応じて設置するカメラを変更するのがオススメです。
駐車場やコインパーキング監視におすすめのカメラ
株式会社エルモ社 QBiC CLOUD(CP-2L)
エルモ社で提供している「CP-2L」は、設置場所を選ばず、屋内外で利用可能なクラウド型監視カメラです。
クラウド上に録画データを保存するため、レコーダーが不要なうえ、パソコンだけでなくスマートフォンやタブレットなど、モバイル端末からもアクセスが可能です。
LANケーブルを使って電力を供給する技術(PoE)対応モデルになるので、カメラまでの電源配線は不要になります。
IP66の高水準な防塵・防水機能のほか、動作周囲温度-25℃〜70℃対応ボディで設置場所も選びません。
もちろんリアルタイムのモニタリングも可能で、1280×720(HD)の高画質な映像を、30fpsのフル動画で伝送できます。さらに対角134°の広角レンズを使用しているので、1台で広範囲をカバーできます。
また被写体照度0.01ルクスまでカラーで映像をとらえることができ、それ以下の暗視下では赤外線LEDを利用し撮影を行います。
音声・動体・明かり検知機能および通知機能も搭載しているので、何か動きがあったときのみ通知や撮影をするといった利用も可能になっています。
クラウドサービスも、5つの録画保存期間と2つの映像画質プランを組み合わせて選ぶことが可能になっています。
さらに2019年1月21日より「CP-2LTE」が発売されました。
こちらは「LTEMobile通信」対応モデルとなり、設置工事が容易で電源(100V)だけですぐに利用ができます。
SIMとクラウド録画の契約がセットになったお得な「モバイルプラン」も用意されており、どこからでもカメラ映像を確認できます。
新鋭株式会社 レコーダータイプ(XPシリーズ)
新鋭株式会社が提供する「XPシリーズ」は、レコーダーとPoE対応カメラがセットとなっています。
最新PoEモデルのカメラは、264万画素と高画質な映像を撮影することができ、LANケーブルを用いて、劣化の非常に少ないデジタル信号でレコーダーまで送られます。
IP66レベルの高い防塵・防水性を誇り、LANケーブルとカメラケーブルの接合部も防水専用カバーで守られています。
マイク内蔵のため音声付きの動画が撮影でき、赤外線LEDを24個搭載しているので暗視でも鮮明に映すことができます。
また、映像はデジタルズーム機能で拡大可能になっており、リアルタイム映像も録画映像も、気になるところを拡大してチェックすることができます。
レコーダーはコインパーキングの精算機、または外灯などの電気系統近くに専用収納ボックスを設置して、そこから防水処理を施したLANケーブルでカメラ設置箇所まで配線します。
画面の指定範囲内で動きがあった時だけ録画する「動体検知録画」や決められた曜日・時間帯のみ録画する「スケジュール録画」設定も可能でHDDの節約も可能です。
さらにレコーダーは4ch・8chがあるので、複数台のカメラを利用する場合もコストを抑えることができ、映像も一元管理で容易に行えます。
録画圧縮方式も「H.265+」対応になりました。そのため従来の「H.264」に比べ画像品質が低下することなく約80%も容量を圧縮できますので、長時間の録画にも最適です。
まとめ
無人で運営している駐車場やコインパーキングは、不審者の出入りについてまで把握することができず、犯罪の起こりやすい環境です。
運営側の安全・利用者の安全を確保するためにも、防犯カメラが有効であることがご理解いただけたかと思います。
しかし、最適なカメラや工事費用などはお客様の状況により大きく異なる為
選ぶのが難しいというお声を多くいただきます。
本サイト「カメチョ」では数々のカメラを比較し、ご要望に合わせた提案をいたしております。
最後までしっかりとサポートさせていただきますので、防犯カメラの選択・導入にお悩みの方は、ぜひ「カメチョサイト無料相談窓口」までお気軽にご相談ください。