一戸建てに防犯カメラは設置すべき?おすすめ場所や費用、法律について解説
防犯対策やトラブル防止を目的に、最近防犯カメラを設置している一戸建てが増加しています。
自宅にも防犯カメラの設置を検討しているものの、「設置場所や防犯カメラの選び方などがわからない」「そもそも本当に必要なのか?」など、さまざまな要因で迷っているのではないでしょうか。
本記事では、防犯カメラを一戸建てに設置するメリットや注意点、おすすめ設置場所などを紹介します。
防犯カメラを自宅の一戸建てに設置すべきか考えたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
一戸建てに防犯カメラは設置すべき?
結論からいうと、家族を不審者や近隣トラブルから守りたいなら防犯カメラを一戸建てに設置すべきです。
防犯カメラの設置費用やランニングコストはかかるものの、セキュリティが向上して不審者に狙われにくい一戸建てとなります。
防犯カメラをつけている一戸建ては実際にあり、ALSOKの調査によると23.8%の自宅に防犯カメラが設置されているようです。
参考:第2回 防犯カメラに関する意識調査|ALSOK
とはいえ、一戸建てに防犯カメラの設置義務はありません。一戸建てや地域の安全面が不安な場合は、一度防犯カメラの設置を検討してみましょう。
一戸建てに防犯カメラを設置する必要性・メリット
一戸建てに防犯カメラを設置する具体的なメリットは、主に以下の3つです。
- 不審者の侵入を未然に防げる
- 万が一のときもスムーズに事件を解決できる
- トラブルを対処するときに使える
不審者の侵入を未然に防げる
防犯カメラを設置すれば不審者はセキュリティの高い家だと判断し、警察に捕まるリスクを恐れてターゲットから外す傾向にあります。そのため、不審者の侵入を未然に防げます。
不審者の視点で考えると、防犯カメラが設置された一戸建てを狙うよりもセキュリティの甘い家を狙う方が楽です。
「未然に犯罪を防げる」と思えるだけでも、安心感に天と地の差があります。
万が一のときもスムーズに事件を解決できる
万が一自宅内や周辺で事件が発生した場合でも、防犯カメラの映像データを録画しておくと犯人を特定しやすくなり、スムーズに事件を解決できます。
ただ、不審者はマスクや帽子で顔を隠しがちで、防犯カメラにしっかり映らないケースが多いです。一戸建てに防犯カメラを設置しても、あまり過信しすぎないよう注意しましょう。
トラブルを対処するときに使える
「自宅の庭に物を投げ入れられる」「壁にラクガキされる」といったトラブルが発生しても、防犯カメラの映像ですぐに対処できます。
特に近隣トラブルの場合、被害を受けていたとしても警察はなかなか動いてくれません。しかし、防犯カメラの映像があれば事件性を証明できるため、警察も早めに対応してくれます。
近隣に違和感を覚える人がいるなら、防犯カメラを設置した方がいいでしょう。
一戸建てに防犯カメラを設置するときは法律に要注意
一戸建てに防犯カメラを設置するときは、個人情報保護の法律に違反しないよう注意が必要です。
防犯カメラで撮影した映像データが外部へ漏洩した場合、民法709条『損害賠償請求・慰謝料請求(不法行為など)』に該当する恐れがあります。認められると、損害賠償を支払わなければなりません。
また防犯カメラを設置する際、近隣住民へ防犯カメラの設置を事前に伝えておくと、近隣トラブルに発展しにくくなります。
防犯カメラを一戸建てに設置するなら、近隣住民への事前説明と映像データの保管は徹底しましょう。
法律違反せず防犯カメラを設置する方法は、別記事で詳しく紹介しています。一戸建てに防犯カメラの導入を検討するのであれば、こちらも合わせてご覧ください。
一戸建てに防犯カメラを設置する際の気になる事項まとめ
一戸建てに防犯カメラを設置する際、多くの人が気にするであろう事項をまとめました。
防犯カメラの設置費用はいくら?
防犯カメラの設置費用は、一戸建てだと「1台あたり15万円程」が相場です。
費用は本体代や防犯カメラの設置費、設定費などが含まれるため、結構なコストがかかります。防犯カメラの性能や設置場所によって費用は上下しますが、ひとまず15万円程かかると思っておきましょう。
防犯カメラ設置費用の詳細は、『防犯カメラの工事にかかる費用』で解説しています。
自分で防犯カメラを設置(DIY)できる?
電源や通信経路を自分で準備できるのであれば、防犯カメラの設置はDIYで十分可能です。DIYで設置する分、人件費が浮いて低コストで防犯カメラを導入できます。
しかし、DIYは怪我をする危険があり、防犯カメラの撮影範囲や角度によっては近隣の敷地も映ってしまいトラブルに発展するかもしれません。
そのため、基本的には専門業者に設置を依頼する方がおすすめです。コストはかかりますが、手間と時間をかけず安心安全かつ確実に防犯カメラを設置できます。
防犯カメラの撮影範囲については、以下の記事で詳しく解説しています。こちらも合わせてご覧ください。
壁に穴をあけず防犯カメラを設置できる?
エアコンダクトを利用する配線方法を利用すれば、壁に穴をあけず防犯カメラを設置できます。
とはいえ、配管を留めるために穴を開ける必要があり、通常より見た目に悪影響を及ぼします。それでも壁に穴を開けたくない人は、業者に掛け合ってみましょう。
中には工事不要で設置できる防犯カメラもあるため、そちらの利用も検討してみてください。
本物じゃなくてダミーの防犯カメラはダメ?
ダミーの防犯カメラでも防犯効果は多少期待できますが、あまりおすすめしません。
不審者に偽物の防犯カメラだと見破られると、かえってセキュリティの甘い家だと判断され、ターゲットにされる危険性が高いです。もし侵入されても、偽物なため映像データも記録できず太刀打ちできません。
利用するなら、本物とダミーの防犯カメラを混ぜて設置すると、それなりに効果は高まります。
偽物の防犯カメラに関する詳細は、以下の記事で解説しています。気になる人は、こちらもぜひ合わせてご覧ください。
一戸建てに設置する防犯カメラの選び方は「目的」に合わせる
一戸建てに設置する防犯カメラの選び方は、目的に合わせることが重要です。
例えば玄関前だけを撮影したい場合、広範囲かつ低画質の防犯カメラを選んでも効果的ではありません。一点に絞って高画質で撮影できる防犯カメラを選ぶべきです。
目的を踏まえ上で以下の項目を決めると、自宅に合った防犯を選べます。
- 防犯カメラの形状
- 防犯カメラの撮影範囲
- 防犯カメラの接続方法
- 防犯カメラの機能
自分で防犯カメラを選ぶ手段もありますが、専門業者に頼った方が手っ取り早くておすすめです。
「カメチョ」では、自宅に合った防犯カメラを無料でご提案・見積もりさせていただきます。そのままノンストップで設置まで対応できるため、まずはお気軽にお問い合わせください。
一戸建てにおすすめしたい防犯カメラの設置場所
一戸建てにおすすめしたい防犯カメラの設置場所は、主に以下の4箇所です。
- 玄関
- 駐車場
- 勝手口
- リビングなどの掃き出し窓前
設置場所がわからない場合は、ひとまず上記4箇所への設置を検討しましょう。
玄関
一戸建てに防犯カメラを設置する際は、メインの出入り口となる玄関に必須です。
玄関に防犯カメラがあるだけで不審者に威嚇でき、不法侵入のターゲットとされにくくなります。
また、悪徳セールスや近隣トラブルなどは玄関でよく発生します。一連の流れを防犯カメラで記録すれば、万が一のときもスムーズに対応できます。
駐車場
駐車場は室内外ともに確認しづらく、車上荒らしやラクガキといったイタズラ被害に合いやすい場所です。
目立つ場所に防犯カメラを設置しておけば、このようなイタズラ被害の激減に繋がります。
勝手口
外から見られにくい勝手口は、不審者の侵入経路としてよく利用されています。
威嚇効果と一部始終を記録できるよう、勝手口も防犯カメラを設置しておきましょう。人が通ったときにライトが自動点灯する機能が搭載された防犯カメラであれば、より高い犯罪抑制を見込めます。
リビングなどの掃き出し窓前
リビングなどにある掃き出し窓は、近くにいても違和感がなく非常に狙いやすいため、侵入経路として使う不審者が多いです。
窓全体を映せるように防犯カメラを設置すると、犯罪抑止力が高まります。
一戸建てに防犯カメラを設置して防犯対策をしよう
今回は、防犯カメラを一戸建てに設置するメリットや注意点、おすすめ設置場所などについて紹介しました。
犯罪の未然防止に大きく貢献するため、一戸建てに防犯カメラを設置する人は増えています。また、近隣トラブルや万が一事件が発生したときの証拠映像を記録できるメリットもあります。
導入目的に合わせつつ個人情報保護法に違反しないよう、防犯カメラを設置しましょう。
防犯カメラの設置に関する疑問点やざっくりとした費用を把握したい人は、「カメチョ」へご連絡いただければ無料で対応させていただきます。まずは一度、お気軽にお問い合わせください。