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防犯カメラの撮影範囲は画角で変わる!撮れているか確認する方法を解説

防犯カメラを導入するうえで、撮影範囲は重要な要素のひとつです。せっかく高性能の防犯カメラを設置しても、撮影をしたい範囲がカバーされていなければ購入した意味がありません。

防犯カメラの撮影範囲は「レンズの画角」と「撮影対象の距離」によって変わります。

本記事では、防犯カメラの画角に関係するレンズや、撮影範囲を把握する方法などを紹介します。

防犯カメラの導入で失敗したくない人は、ぜひ参考にしてみてください。

防犯カメラの撮影範囲は「画角」と「撮影対象の距離」で決まる

防犯カメラの撮影範囲は「画角」と「撮影対象の距離」で決まります。

画角とは、防犯カメラの撮影範囲を示した角度のことです。水平方向「水平画角」と垂直方向「垂直画角」の2種類があり、画角が広ければ広いほど、撮影範囲が広がります。

また、撮影対象の距離も撮影範囲に影響します。
同じ画角でも、撮影対象の距離が近いと撮影範囲が狭くなり、距離が遠いと撮影範囲が広くなります。

防犯カメラの撮影範囲で失敗しないために、導入前に「画角」と「撮影対象の距離」を把握しておきましょう。

防犯カメラの画角はレンズによって変わる

防犯カメラの画角は、レンズによって変わります。
レンズは、大きく以下の4つに分類可能です。

  • 広角レンズ
  • 望遠レンズ
  • バリフォーカルレンズ
  • 360度カメラ

ここでは、各レンズの特徴について紹介します。
導入目的に合った防犯カメラのレンズが、どれか確認してみてください。

広角レンズ:画角が広い

広角レンズは画角が広く、より広い範囲を撮影できます。防犯カメラの導入台数がを減らせり」「1台の防犯カメラで、さまざまな対象の動きや変化を確認できる」といったことがメリットです。

また、遠近感を強調したような映像を撮れるほか、全体的に映像がボケづらいことも特徴もあります。

ただし、距離の遠い対象物が小さく表示されるところがデメリットです。そのため、防犯カメラから離れた人物の特定などは不向きといえます。

工場や工事現場など、敷地の広い場所を監視して不審者の侵入を抑制する目的であれば、撮影範囲の広い広角レンズ防犯カメラがおすすめです。

望遠レンズ:画角が狭い

一方の望遠レンズは、画角が狭く撮影範囲も制限されます。

ただその分、広角レンズより映像が鮮明で、遠くの対象物もしっかり撮影可能です。レンズのピントを合わせれば、映った対象物を詳細に把握できます。

画角の狭さと詳細情報の正確さを踏まえて、望遠レンズは玄関やベランダなど、特定箇所の防犯対策を目的に導入しようとしている人におすすめです。

バリフォーカルレンズ:画角の調整が可能

防犯カメラのレンズには、自分の好みに合わせて画角を調整できる「バリフォーカルレンズ」があります。いわば、広角レンズと望遠レンズの‟いいとこどり”をしたレンズです。

「全体を映したい時は画角を広げる」「不審者らしき人物の詳細を見たい時は画角を狭める」といった使い方が可能なことがメリットといえます。防犯カメラの利用目的が変わったときも柔軟に対応可能です。

しかし、ピントを合わせる際に調整が必要で設定が複雑なところがデメリットといえるでしょう。また、一般的な固定レンズより価格が高く、気軽に導入しにくいです。

導入コストより利便性の高さを優先する、利用目的が変わった時のリスク回避をしたい人は、バリフォーカルレンズの防犯カメラを検討するといいでしょう。

360度カメラ:広い撮影範囲

「360度カメラ」という、全方位を確認できる半ドーム型の防犯カメラもあります。

従来のボックス型防犯カメラにあるレンズと違って、360度カメラは今まで死角だった場所も撮影範囲内となります。そのため、カメラ台数を抑えつつ、高レベルの防犯対策が可能です。

ただ、絶対に死角がないわけではありません。
あくまでも全方位を撮影できるだけで、建物や車の裏などに被ってしまうと対象人物が映らなくなります。

また、1台の防犯カメラで360度を映すと、映像が大きく歪むことがデメリットです。しかし、撮影後の映像を修正すれば細かなところも確認できるといったデメリット解消する手段があります。

スーパーや大型ショッピングセンターといった広い場所の監視抑制を目的に防犯カメラを導入する際は、360度カメラをおすすめします。

360度カメラのメリットやデメリット、見え方の違いなどは、以下の記事でまとめています。360度カメラの詳細を知りたい人は、ぜひこちらも合わせてご覧ください。

360度防犯カメラの見え方と設置場所

防犯カメラの撮影範囲を確認するには?

防犯カメラの撮影範囲は、購入する前から自分で確認できます。どのレンズが導入目的に合ったものか把握したあとは、以下の手順で撮影範囲をチェックしてみてください。

  1. 防犯カメラの画角をチェックする
  2. 撮影対象物までの距離をチェックする
  3. 三角関数を使って計算する

購入前に防犯カメラの撮影範囲を確認して、失敗するリスクを回避しましょう。

撮影範囲の確認手順1.防犯カメラの画角をチェックする

まずは、防犯カメラの画角をチェックしましょう。

メーカーによって書き方が異なりますが、防犯カメラの仕様書などに「水平画角」と「垂直画角」がそれぞれ記載されています。撮影範囲を調べるうえでどちらも必要なため、メモして覚えておきましょう。

撮影範囲の確認手順2.撮影対象物までの距離をチェックする

次に、防犯カメラから撮影対象物までの距離を測ります。

全体的に映したい場合は、大雑把の測定で問題ありません。ただ、撮影したいものが決まっているときは、レーダー距離計などを使って具体的な数値を出した方が、正確に撮影範囲を調べられるためおすすめです。

もし設置場所が決まっていない、分からないのであれば、専門業者に連絡しておすすめ場所を検討してもらいましょう。「カメチョ」では無料相談を承っているため、ぜひお気軽にお問い合わせください。

>>防犯カメラの設置場所を無料相談する

撮影範囲の確認手順3.三角関数を使って計算する

最後に、三角関数を使って計算します。
紙に防犯カメラの画角を図で書き、直線で撮影対象物までの距離を追記すると、2つの直角三角形ができます。

できた直角三角形を、三角関数の計算式『tanθ=bc/ac』に当てはめてみてください。「θ=画角÷2」「ac=撮影対象物までの距離」です。

例えば、水平画角90度、撮影対象物までの距離が6mだったとします。θは90度÷2=45度。ネットやWindowsの関数電卓で計算すると、tanθ=1になり、『1=bc/6』、つまりbc=6の計算ができます。直角三角形は2つあるため、6×2の12mが撮影範囲となります。

垂直画角も、同様の計算方法で算出可能です。

防犯カメラを導入するときの選び方

防犯カメラを導入する時は、撮影範囲だけでなく以下2つを意識して選ぶことも大切です。

  • 設置目的で選ぶ
  • 設置場所で選ぶ

設置目的で選ぶ

設置目的に合わない防犯カメラを選んでしまうと、機能と目的が噛み合わず成果を発揮しない恐れがあります。

例えば、金融機関の入口に「出入りした人物の監視」を目的として、広角レンズの防犯カメラを設置する場合を考えましょう。
広角レンズでは、不審人物の詳細をピンポイントでの把握が難しいため、設置目的に合っていません。

防犯カメラを設置する理由は、防犯目的や従業員の監視・マーケティング目的など、人によって違います。自分の導入目的に沿った防犯カメラを選びましょう。

設置場所で選ぶ

防犯カメラを導入するうえで、設置場所で選ぶことも重要です。

撮影場所に合った防犯カメラでなければ、映像として撮りたかった範囲を撮影できず、導入した意味が薄くなります。

例えば、金融機関の出入口だと、画角が狭い分鮮明な映像を撮影できる「望遠レンズ」がいいでしょう。しかし、金融機関内の大きなスペースの監視であれば、望遠レンズより撮影範囲の広い「広角レンズ」または「360度カメラ」がおすすめです。

撮影範囲に沿った画角の防犯カメラを導入しよう

今回は、防犯カメラの画角に関係するレンズや、撮影範囲を把握する方法などについて紹介しました。

防犯カメラの撮影範囲は「画角」と「撮影対象の距離」で決まり、画角が広いと撮影範囲が広くなり、逆に画角が狭いと撮影範囲が限定されます。

画角の広狭は、防犯カメラのレンズによって変化します。
広角レンズは画角が広く、望遠レンズは画角が狭いです。両レンズの長所を合わせた「バリフォーカルレンズ」や、全方位を撮影できる「360度カメラ」などもあります。

「どの程度の撮影範囲が欲しいか」「防犯カメラの設置場所はどこにすべきか」などを考えて、防犯カメラの導入を検討してみてください。

 

防犯カメラについてわからないことがあれば、ぜひカメチョへ。目的・場所や撮影範囲別で、ベストなおすすめ防犯カメラをご提案させていただきます。まずはお気軽にお問い合わせください。

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