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防犯カメラの動体検知機能とは?仕組みからメリットまで解説


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防犯カメラの動体検知機能とは、カメラが人や動物などの動きを検知したときのみ録画をおこなう機能のことです。

常時録画する必要がなくなるため、防犯カメラの確認が簡単になるという特徴がありますが、誤検知をおこす可能性もあります。

この記事では、防犯カメラの動体検知機能の概要や動体を検知する仕組み、導入によるメリット・デメリット、動体検知機能の活用シーンなどについて解説します。

これから防犯カメラを導入しようとしている企業の担当者、自宅に設置しようとしている方はぜひ参考にしてください。

動体検知機能とは

動体検知機能とは、人などの動きを検知するとカメラが録画を開始する機能のことです。

検知できる距離は、最大5m程。その距離の間で人や動物など何かが動いたときのみ録画されるため、カメラの録画容量を抑えられるという特徴があります。

また、無人の倉庫や部屋などに設置する場合、人が入室するとカメラが動作するため、誰もいない時間を録画する必要がなくなり効率的です。

さらにガラス越しに車両の中も撮影できるため、車上荒らし対策にもなります。

動体検知機能は、各種映像検知機能や解析機能などと合わせて使用することで防犯効果をさらに高めることが可能です。

商品によっては、マイクやスピーカーを使ってアラートを出すこともできるため、防犯対策としても十分に活躍してくれるでしょう。

動体検知の仕組み

人や動物などの動きに反応して録画を開始する動体検知には、大きく分けて2つの仕組みがあります。近年では、AIを活用するなどカメラの性能が向上しており、これまでのような誤検知は少なくなっています。

ここでは、動体検知の仕組みの概要について解説します。

画像のデータ容量の差から判別する

動体検知の仕組みの1つが、画像データの容量の差を元に人の動きを判断するというものです。

人間が目にする映像は、動いているように見えますが、実際には静止画が連続した状態だといえます。

連続した静止画をパラパラ漫画の要領で連続して映すことによって、実際に動いているように見える仕組みです。

そして、1つ1つの静止画は画像の内容によってデータ容量が異なります。

例えば、人が写っていると容量が大きくなるため、このデータ容量の差を踏まえて人が動いているとカメラは判断します。

人感センサーによって判別する

動体検知のもう1つの仕組みが、人の温度などを検知する人感センサーによって判断するというものです。

トイレを利用していると自動で洗浄される、自宅の玄関に近づくとライトが点灯するというようなケースも人感センサーによるものであるため、比較的なじみのある仕組みだといえます。

ただし、人感センサーは温度を持っているものに対して反応するため、動物に反応することがあるでしょう。

防犯カメラの動体検知機能のメリット・デメリット

動体検知機能を備えた防犯カメラを使用することで得られるメリット・デメリットはさまざまです。

ここでは具体的なメリット・デメリットを紹介します。

動体検知機能のメリット

ここでは、動体検知機能のメリットを2つ紹介します。

映像データの確認が簡単

動体検知機能を搭載した防犯カメラは、何かしらの動きが発生したときのみ録画するため、特に動きのない時間帯は録画されません。

常時録画している防犯カメラだと、異常がないかを確認するために全てのシーンをチェックしなければならず、大きな負担です。

動体検知機能のあれば、確認にかかる負担が軽減されるため、防犯カメラのチェックに割く人員を減らすこともできるでしょう。

ハードディスクの容量

24時間映像を録画する場合、ハードディスクの容量がすぐにいっぱいになってしまいますが、動体検知機能を備えた防犯カメラであれば、録画データは最小限に抑えられるため、ハードディスクの容量の節約が可能です。

使用する容量が少ない分、1つ1つの動画を長期間保存しておける点も大きなメリットだといえます。

大容量のハードディスクが不要となるため、コスト削減にもつなげられるでしょう。

動体検知機能のデメリット

ここでは動体検知機能のデメリットを2つ紹介します。

タイムラグが生じる恐れ

動体検知機能を備えた防犯カメラは、人や動物などの動きを感知したうえで録画を開始するため、撮影が始まるまでにタイムラグが生じる恐れがあります。

カメラの種類にもよりますが、実際に動体を検知してから撮影開始まで数秒程度のラグがあると考えておいてください。

そのため、実際には不審者が侵入していたにも関わらず、タイムラグによってカメラには誰も映っていない場合もあるでしょう。

誤検知することもある

動体検知機能は人間の動きや体温だけでなく、動物の動きや体温、物体の移動などを検知して録画を開始するため、誤検知する可能性がある点に注意してください。

ちなみに、木や旗などが風でなびくだけで誤検知するほか、車のライトなどを人の動きとして検知してしまうケースもあります。

また、人通りが多い場所に設置すると、常にカメラが反応する状態となるため、常時録画している状態と大差がなくなります。

そのため、人通りや交通量が多い場所、木の近くなど設置場所に注意しなければなりません。

動体検知機能の活用シーン

 

防犯カメラの動体検知機能は、人の出入りが激しい場所よりも、普段はほとんど人の出入りがないような場所での活用におすすめです。以下に防犯カメラの動体検知機能が適した具体例を解説します。

駐車場・コインパーキング

人ではなく入庫車両のナンバーのチェックをおこなう際に、動体検知機能が役立ちます。駐車場に入ってくる自動車の車両ナンバーを把握することはセキュリティ上、非常に重要です。

一方で、ナンバーを把握するために常時担当者を配置することは企業にとっては負担です。このようなときに動体検知機能を活用できれば、効率よくナンバーのチェックができるでしょう。

なお、商品によっては夜間や薄暗い環境でも高い精度でナンバーを確認できるものもあります。

駐車場の防犯カメラ導入については以下の記事でも詳しく紹介しているので、併せて確認してみてください。

駐車場・コインパーキングへの防犯カメラ導入が増加中!?導入方法とおすすめカメラのご紹介

倉庫・工場

無人倉庫のように普段から人の出入りがなく、24時間の監視をおこないたい場合、動体検知機能の活用が適しています。

人の出入りがないときは特にカメラは反応しないため、人の動きが発生したときのみを録画がおこなわれます。

このように、常時監視はおこないたいものの、普段は何も起こらない可能性が高い場合は常時撮影するカメラよりも動体検知機能を備えたカメラの方が適しているでしょう。

倉庫や工場の防犯カメラ導入については以下の記事にも詳しく解説しているので、ご覧になってください。

倉庫や工場に防犯カメラを導入するメリットと設置のポイント

工事現場

工事現場というのは、工事実施時には作業員が大勢出入りしていますが、その一方で夜間や天候時などは誰もいなくなり、建築資材などが狙われるリスクが高まります。

さらに工事現場には燃えやすいものが多いため、放火魔に狙われたら取返しがつきません。

作業員がいない時間帯に警備員を配置するのはコストがかかるため、動体検知防犯カメラが役立ちます。

工事現場の監視カメラ設置については以下の記事でも解説していますので、チェックしてみてください。

工事現場に監視カメラは必要?メリットや設置するコツを解説

人通りの少ない場所

重要な情報を管理している資料室やサーバールームなどの付近や、作業の進捗状況の確認や安全管理を目的とした工業地域周辺などに、動体検知機能付の防犯カメラを設置するケースもあります。

人通りが少ない場所は、泥棒にとっても侵入しやすい場所。

一般的な防犯カメラのように常に録画するタイプでは、確認作業に多くの時間を要しますが、動きがあった時のみ録画する動体検知機能を持つ防犯カメラならピンポイントで確認できるので重宝するでしょう。

まとめ

今回は、防犯カメラの動体検知機能について、その概要や動体を検知する仕組み、メリット・デメリットなどについて解説しました。

動体検知機能は、人や動物などの動きを検知すると録画を開始する機能のことです。

常時録画する必要がなくなるため、防犯カメラを確認する手間が軽減されるほか、ハードディスクの容量節約につながるというメリットがあります。

カメチョ」では、クラウド録画型、レコーダー録画型、SDカード録画型などさまざまなカメラを取り扱っています。

お客さまのニーズに応じた最適なカメラの提案ができるため、防犯カメラの導入を検討している方は一度お問い合わせください。

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