防犯カメラ・監視カメラ用語集
タンパリング
防犯分野におけるタンパリングとは、防犯カメラや通信ケーブルに外的な行為を加えることによって防犯機器の正常な稼動を妨げる行為のことである。防犯カメラにスプレーを吹き付ける、ケーブルを切断する、ハウジングを破損させる、などの行為がこれにあたる。タンパー(Tamper)を直訳すると「改ざんする」、や「勝手にいじる」といった意味であり、防犯以外の分野においては「予め取り決めていた協定を無視すること」という意味で使われる。
日本と異なり、ヨーロッパ諸国では犯罪時に防犯カメラを破壊される場合が多く、ハウジングの耐衝撃性能などが重視されることが多いという特徴がある。ヨーロッパの防犯カメラにドーム型が多いのはこの耐衝撃性能を確保するという理由もある(ケーブルや取付金具が露出しておらず壊されにくく、犯人が不正行為を行うために近づいた時点で防犯カメラに映ってしまうため)。「タンパー行為」ともいう。