分かり辛い防犯カメラ・監視カメラの【仕様書】の見方を今こそ説明しよう
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みなさん、こんにちは。カメチョ編集部です。今回は防犯カメラや監視カメラ・ネットワークカメラを購入する上で非常に分かりにくい(というより一般の方はほとんど見ていないのではないかとさえ思う)「仕様書(諸元表)」の見方を伝授したいと思います。207万画素の高解像度!や設定不要の簡単接続と表示されていてもただそれを鵜呑みにしていると後から痛い目に遭うことになりますので、仕様書や諸元表の見方が分からなかった人、分かったつもりでいる人、業者に全部頼むつもりで気にしないでいた人もこの機会に確認してみてください。新たな発見があるかも知れませんよ!
どの防犯カメラがいいのか知りたいけど、まず仕様書が分かり辛い!
まず、下記に防犯カメラの仕様書に記載してある代表的な項目を列挙してみました。
- 型番
- 有効画素数
- 記録方式
- センサー形式
- センサーサイズ
- 動画保存形式
- 音声記録方式
- 圧縮コーデック
- レンズ焦点距離
- レンズ開放F値
- 最大水平画角
- 最低被写体照度
- 最大フレームレート
- ホワイトバランス補正機能
- ダイナミックレンジ補正機能
- ワイヤレス準拠規格
- エラー検知機能
- 外部アラーム連携
- ビデオ出力規格
- 電源規格
- 各部寸法
- 付属品
大きく分けて「動作環境・カメラ本体」、「センサー性能」、「レンズ性能」、「独自機能」、「接続機器等への対応の有無」、「映像処理・圧縮関連の規格」などに大別されます。今回はカメラの仕様のうち、撮影性能に関わる部分についての説明になります。個人向け防犯カメラシステムの「仕様」を大手ネットショッピングモール「楽天市場」のランキング1位の商品を例に取ってまとめてみたいと思います。
「映像素子」
これは映像センサーやイメージセンサーなどとも呼ばれる人間における網膜に当たる部品です。基本的には製造メーカーやセンサーの型番(型番から開発年月が分かります)、サイズ、CCDかCMOSの種別などが記載してあります。この製品の場合はセンサーの対角が1/2.8インチつまり7.69mm×5.14mmのサイズのセンサーが搭載されていることがわかります。1920×1080ピクセルのフルHD画質での録画に十分耐えられるサイズです。
「有効画素数」
有効画素数とは、センサーに搭載された素子の総数(総画素数)のうち、実際に利用できる素子の数のこと。このサイズが16:9なのか、4:3なのか、はたまた16:10なのかは事前に確認しておくことが望ましいでしょう。上記の製品の場合はおおよそ16:10でありWUXGA(1920×1200ピクセル)のサイズ近いサイズになります。
「画素サイズ」
これは表示してあることが少ないのですが、センサー面に243万個ある映像素子1個分の大きさを表す単位です。これでセンサーの性能が分かるのです。例えば、画像素子にたくさんの素子(画素数)を入れると1つあたりのセンサーのサイズは小さくなることは直感的に分かると思います。
例えば、1つのセンサーに4つの素子が乗っていると仮定します。すると、素子1つあたりの素子の面積は計算上センサー全面の4分の1の面積になりそうですが、実際はそうはなりません。理由は、素子を仕切る区切り線の面積分センサーの面積が減るからです。
この数値が計算上の面積に近ければ近いほど「仕切り線」が細く、受光部が大きくなるので、性能が良いセンサーといえるでしょう。
では改めて仕様書を見てみると・・・。実際には2.8μm(マイクロメートル)なので単純計算で半分程度の面積が前述の仕切り線などに使われている計算になります。とはいえ専門的な内容なので、センサーの面積を少し気に留めておく程度でよいでしょう。
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「レンズ」
レンズ交換式ではない一般的なカメラにおいては、レンズの性能は重要です。ココで表示されている内容は「3.6mm@F1.4」とありますが、これは焦点距離が3.6mm、F値が1.4mmということを表しています。一眼レフなどのカメラに比べて焦点距離が非常に短いですが、センサーのサイズが小さいので必然的に焦点距離も短くなります。また、防犯カメラの中でもかなりの広角の部類に入るレンズであることが分かります。遠隔操作が可能なレンズの場合には焦点距離が4.5mm-9mmなどと範囲で示されることになります。開放F値が1.4とかなり小さいレンズですので明るい場面から暗い場面まで対応しているカメラであることが分かります。
「画角(水平)」
この項目は非常に重要です。読んで字のごとく水平方向(撮影できる画面の横幅)がどの程度の角度なっているかを表す数字です。ズーム機能に対応したレンズの場合には「最大水平画角」などの表現で記載してあります。この製品の場合には89~92度、79~82度とズーム機能に対応していないにも関わらず幅があるのは、記録する解像度やアスペクト比(画面の縦横の比率)によって撮影角度を変えているからです。一般的に画角が70度を超えれば広角、100度を超えると超広角などと表現される場合が多いので覚えておきましょう。水平画角が90度あれば長方形の部屋の隅に設置すれば部屋の中を隈なく撮影できることになります。
「撮影距離」
撮影距離も読んで字のごとく、ピントを合わせられる範囲のことです。防犯カメラや監視カメラは被写界深度が浅いレンズを搭載しているので、かなり近くの距離でも撮影が出来ます。エレベーターの中を撮影する場合や、画角の狭い望遠レンズの場合にはこの数値を気にしてみましょう。
「最低被写体照度」
カメラがどの程度の明るさ(照度)で撮影対象(被写体)の記録が出来るかを表す指標。単位はルクスで表します。最低被写体照度が低いほど高感度のイメージセンサーを搭載している高機能なカメラ、ということになりますので、暗所での撮影を考慮した場合のカメラ選定の基準として表記されます。ただし、キレイに映像が残せるかどうかの算定は国際基準などがあるわけではなく、メーカーが独自に線引きを決めているので、最低被写体照度の明るさで撮影をしたとしても対象物の判別が難しい場合があります。
この製品には赤外線照射装置とナイトモードが搭載されているので、夜間でも撮影が可能になっています。
「CMOS機能」
こちらは映像の自動補正機能の有無を説明しています。自動ホワイトバランスは1画面内の明暗が激しい場合に白飛びや黒つぶれを解消してくれる機能です。「ゲインコントロール」および「自動露出」は撮影場所の明暗によって映像の明暗を補正してくれる機能です。
まとめ
いかがだったでしょうか。防犯カメラや監視カメラ・ネットワークカメラは映像を録画してみないとどんな映像が記録されるかは分かりませんが、カメラの仕様を確認することである程度それを事前に推し量ることが出来ます。もちろん防犯・監視カメラを導入する際は高価なカメラとレコーダーを際限なく導入することは予算上厳しいので、要件を満たす性能と金額をカメラメーカーのホームページで仕様書を確認して製品を比較検討しましょう。
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