ライブカメラとして活用!防犯カメラの応用編

近年、防犯カメラはデジタル化に伴い、機能面でのめまぐるしい向上がありました。現在ではデジタルビデオと比べても、遜色がない映像を撮影することが可能となっています。鮮明で滑らかな映像を撮影することができる上に、ネットワーク環境の発達もあり、遠く離れた場所からでの遠隔操作も可能になりました。

また最近では、YouTubeやニコ生を代表とする動画配信サービスの発達により「ライブ配信」という新しい文化が根付いてきました。リアルタイムな映像を世界に拡散することができるので、今ではそれを職業としている方も多くいらっしゃいますよね。

この防犯カメラの発達、またライブ配信という文化が合わさり、防犯カメラを「ライブカメラ」として活用する施設も多くでてきました。そこで今回は、防犯カメラをライブカメラとして利用するメリット・デメリットと、事例をご紹介させて頂きたいと思います。

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防犯カメラの機能性の向上

2005年ごろまで、防犯カメラは「アナログカメラ」が主流で、画素数も25万~50万画素とあまり鮮明な画像を撮影することができず、事件や事故があった際に、犯人の顔や車のナンバーを読み取るには難しい面がありました。

しかし現在では「ネットワークカメラ」が主流となり、画素数も100万~600万画素と大幅に向上し、鮮明な映像を撮ることができ、さらに通信ネットワークの発達に伴い、手持ちの端末でカメラの遠隔操作まで出来るようになりました。

以前は防犯カメラを導入するにもコストが大幅にかかり、なかなか手が出ない状況でしたが、現在では技術・生産性も向上し導入コストも安くなり、個人宅でも防犯カメラを取り付けられる時代となりました。

ネットワークカメラの一番大きな特徴として「リアルタイムな映像をネットを通じて手持ちの端末から確認できる」という点が挙げられます。その特徴を利用して「ライブ映像の配信」といった防犯カメラ以外の用途での利用もされるようになりました。

ライブカメラとして利用するメリット

実際に防犯カメラを「ライブカメラ」として利用すると、どんなメリットがあるのでしょうか。ここからはライブカメラとして利用するメリットについてみていきましょう。

防犯性の向上

世界にリアルタイムの映像を共有・拡散できるライブカメラは、通常の防犯カメラに比べて見る人(=監視者)が多いという点が挙げられます。要するに「世界の目」があるゆえに防犯性が向上し、YouTubeなどでは視聴者のコメントが残されるので、異常事態の早期発見にも大いに役立ちます。

情報の共有

観光地などでは、観光シーズンに合わせて旅行代理店と共同でツアーを企画したり、チラシを作製したりすると人件費や印刷代・折込料等がかかります。ライブカメラの場合、「防犯・監視カメラとしての機能を果たしながら」、観光地の風景や賑わいなどの情報を世界に拡散することが可能になります。まさに1台2役の利用ができるというわけです。

貴重な情報を撮影できる可能性

ライブカメラとして常時撮影をしている防犯カメラでは、通常では見られない状況を撮影できる可能性があります。例えば動物園や水族館では動物の出産・産卵シーン、高速道路での野生動物の出現や多重事故が起きた原因、観光地でも滅多に見れない動物の出現や、災害情報など、良いものであれ悪いものであれ、後世に伝えていけるような貴重な情報を撮影できる可能性が多くなります。

ライブカメラのデメリット

ライブカメラにはメリットの反面、デメリットも存在します。代表的なものとしては「プライバシー」の問題が挙げられます。ライブ配信することは、世界中の誰もが簡単に視聴することが可能ということになります。時にはカメラに映りたくない方が撮影範囲に入り込んでしまい、その映像が瞬く間に世界に共有されてしまう点があることも否めません。

ライブカメラとして使用する際には、カメラの存在を看板やホームページなどでしっかりと通知することが無難といえるでしょう。また個人的な利用の際も、予定外の情報を流すことがないように十分に注意しましょう。

事例紹介

ここからは「防犯カメラ」がどのような形で「ライブカメラ」として利用されているのかをご紹介したいと思います。

ペットホテル

東京都大田区(羽田空港のそば)にあるペットホテル「エアポート」では、店舗内にあるドッグランスペースを共有できるようにライブカメラを導入しています。飼い主が預けたペットの様子を、旅行先からでも確認することができるので好評のようです。また有料で預けたペット専用のプライベートカメラを設置することも可能とのこと。

このようなライブカメラの利用法は、飼い主に安心感を与えるだけではなく、従業員の勤怠状況の確認にもなり、業務改善にも役立ちます。

パーキング

北海道千歳市と苫小牧市にまたがる「新千歳空港」では、駐車場の混雑状況をライブ配信しています。これは事前に混雑状況を確認できる以外にも、車上荒らし等のような犯罪抑制といった、防犯カメラとしての役割もしっかり果たしています。

水族館

東京都豊島区東池袋にある「サンシャイン水族館」では、ホームページ上でアシカ、ペンギン、クマノミの様子を観れるようにライブカメラを設置しています。ほかにも広島の「宮島水族館」でも、スナメリやかきイカダの様子がライブ映像で確認することが可能です。

サンシャイン水族館:http://www.sunshinecity.co.jp/aquarium/livecamera/ashika.html

宮島水族館:http://miyajima-aqua.jp/marine/index.html

このように館内の一部分をライブカメラで紹介することで、ホームページへのアクセス数の増加、実際の集客にもつなげることができます。

動物園

上野動物園と言ったら一番に出てくる動物は「パンダ」ですよね。実は上野動物園でも、パンダの様子を観ることのできるライブカメラを複数設置しています。

動物の様子をライブ配信することで、視聴者には「実際の動物」に会ってみたいという気持ちを与えることができ、来場者数の増加にも繋がります。また、動物の監視目的でも利用でき、病気や事故、脱走等といった急を要する出来事の早期発見にも役立ちます。

観光名所

※参考:草津温泉ポータルサイト

観光地や町などにライブカメラを設置することで、、観光客を促すことにも役立っています。観光地によっては、四季折々の風景をライブ配信することで視聴者に「行ってみたい」という感情を与えることもできますし、視聴者によっては「混雑具合を確かめる」といった使い道もできます。もちろん、事故や事件があった場合には防犯カメラの役割としても使われます。

下の画像は群馬県にある「草津温泉」の湯畑にあるライブカメラの映像です。湯畑から立ちのぼる湯気から温もりが伝わるようで「温泉に行きたい気分」になりませんか?

気象情報

参照:https://www.kkr.mlit.go.jp/yodogawa/bousai/live.php

国土交通省では、日本各地の河川状況や、道路の積雪具合等が分かるように、ライブ映像を配信しています。3~5分おきに新しい情報へ更新されるので、災害対策としても利用できます。ただし国内全域をカバーできているわけではなく、管理団体や自治体などの協力のもと配信箇所を増やしています。住んでいる地域内に災害の恐れがある河川などがある場合は、インターネットがつながる所であれば、どこでも視聴可能なカメラを設置するのも災害から身を守る良い方法かと思います。

こちらは京都府京都市西京区の「淀川水系」の河川状況を把握できるライブカメラの映像。

 

高速道路の混雑状況

NEXCO東日本では、東日本エリアの高速道路の状況を、リアルタイムのライブカメラ画像で確認できる情報サイト「ドラぷら E-NEXCOドライブプラザ」を運営しています。お出かけ前に目的地やその途中の天候・積雪情報をチェックできるので、特にシーズンの切り替わり時期(秋から冬)にかけては、スタッドレスタイヤに履き替えてから目的地に行くかどうかの判断にも使えます。

そのほか、ゴールデンウイークやお盆、年末年始などの帰省ラッシュ時には、道路の混雑状況の確認もできますし、実際に交通事故があった場合の状況確認としても役立ちます。

まとめ

以上、防犯カメラをライブカメラとして利用するメリット・デメリット、そして事例をまとめてご紹介しました。ライブ配信することで、防犯・監視としての機能を最大限に活用できるだけではなく、会社や施設のアピールにも利用できることが分かりましたね。

ライブ配信するには注意点もありますが、賢く正しく使うことで、集客にも大きく貢献してくれたり、利用者が増えてくれる大きなメリットがあります。今回紹介した以外にも、まだまだ防犯カメラの新しい利用法は増えていくことでしょう。

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