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【翻訳解説】ONVIFプロファイルの種類による違いと知っておくべき知識について

ONVIFプロファイルの違い

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みなさんこんにちは、カメチョ編集部です。今回はネットワークカメラを導入する際(特に、異なるメーカーのカメラやレコーダーなどを組み合わせた監視システムを導入する際に)耳にすることが多い「ONVIF(オンビフ)」について簡単に調べてまとめてみました。「ONVIFっていろいろ種類があるらしいけど、何が違うの?」という方も本稿の内容を理解すれば基本的な知識を身に付けることが出来るはずです。

ONVIFとは

ONVIFとは、アクシスコミュニケーション、ソニー、ボッシュの3社が立ち上げたネットワークカメラ製品間の共通規格インターフェースを策定するフォーラムです。通常ONVIFというと、このフォーラムで策定された標準規格のことを指します。防犯カメラ・監視カメラシステムを構築する上では、ONVIF規格に対応していれば、異なるメーカーのカメラ・レコーダーを組み合わせて利用できるという大きなメリットがあり、現在約500社以上が賛同し、7500製品以上が対応しています(2017年3月現在)。

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ONVIF の「プロファイルコンセプト」とはなにか?

ONVIFがどのようなものかを理解するには、ONVIFが公開している上記の動画(ONVIFを手っ取り早く理解するために必要なプロファイルコンセプトを解説した動画)が非常に解りやすいので掲載します。Youtubeの翻訳では良くわからないという方向けに文字起こしと和訳をしてみました。

原文

ONVIF profile. what is it. it’s so important that a product must support one to be on this conformance. It’s ONFIV that about standardizing communication between ip-based physical security products.
It also had to find an easy way for companies to implement it. And for customers to identify compatible products. The solution was the “profile concept” an ONVIF profile defines a set of features that a conformant device in a client much support. The features are selected from a wide range under the network interface specifications and grouped together to form a profile. With a smaller group of features companies can easily implement them. And declaring conformance to a profile helps customers recognize compatible products and the support features.
A ONVIF profile has mandatory and conditional features. For instance, a conditional feature in profile s is support for PTZ(pan tilt zoom) control which applies only to specific cameras like PTZ cameras for enhanced interoperability and ONVIF  informant product can support more than one object profile. As market needs change on this can develop a new profile with new features. The profile concept is a cornerstone of ONVIF. It makes standardization easier to implement and understand. And it helps Drive inter-operability effort in the industry. Ultimately enable security professionals to confidently choose the best mix of products for their needs.

日本語訳

ONVIFプロファイルとはなんでしょうか。実は、(セキュリティ)製品がこの適合に従うことをサポートすることは大きな意味があります。 IPベースの物理セキュリティ製品間の通信を標準化するための規格がONFIVであるからです。
従来、(機器を製造する)企業は機器同士の接続を実現するための簡単な方法を見つけなければならず、顧客はというと、互換性のある製品かどうかを識別しなければならないわけです。この解決策が、「プロファイルコンセプト」であり、ONVIFプロファイルでは、(PTZ操作や通信帯域制御などの)クライアントの準拠デバイスが多くサポートする一連の機能を定義しています。これらの機能は、ネットワークインターフェイスの仕様によって、幅広い範囲から選択され、グループ化されてプロファイルを形成します。機能のより小さいグループで企業は簡単に実装することができます。
また、プロファイルに準拠していることを宣言することで、互換性のある製品とサポート機能が認識されます。ONVIFプロファイルには、必須および条件付きの機能があります。例えば、プロファイルSの条件付き機能は、相互運用性を高めるためにPTZカメラのような特定のカメラにのみ適用されるPTZ(パンチルトズーム)制御をサポートし、ONVIF情報提供製品は複数の目的別プロファイルをサポートすることができる。市場のニーズが変化するにつれて、新しい機能を備えた新しいプロファイルを開発することができます。「プロファイルコンセプト」は、ONVIFを理解する上での基礎的な考え方です。これにより、標準化を容易に実装し、コミュニケートすることができます。また、業界内での相互運用性の推進に役立ちます。究極的には、セキュリティ専門家が自分のニーズに合った最良の製品を自信をもって選択できるようにします。(カメチョ編集部拙訳)

※ここでいう「プロファイル」とは、機器間の仕様を標準化するための共通のルールをまとめたもの、という意味です。

ONVIFは複数のプロファイルを予め用意することでベンダーが開発しやすい構成になっている

ONVIFプロファイルにはS、C、G、Qの4種類がある

上記の動画内にも解説がありましたが、ONVIFにいくつものプロファイルが用意されているのは、カメラやレコーダーなど、それぞれ役割が違う機能を持ったセキュリティ機器を制御するためにそれぞれプロファイルを設けています。2012年1月にプロファイルSが発表されるまでは、ONVIFのVer.1.0、Ver.2.0、Ver2.4などのバージョン管理がなされていました。しかし、バージョンが異なるプロファイルが相互に通信が出来ない場合があったため、現在の4種類の分け方に変更されています。各プロファイルの内容は簡単に下記のようになっています。

プロファイルS

プロファイルSは2012年に標準化されたインターフェイスで、ONVIFプロファイルの基本とも言えるプロファイルです。ネットワークカメラ向けのもので、映像と音声のストリーミング、PTZ機能、リレー出力などの制御に対応するルールを決めています。

プロファイルC

プロファイルCは、ネットワークカメラとドア及び、ネットワークアクセスポイントとの通信制御を定めたプロファイルであり、利用機器が限られるためほとんど利用されていません

プロファイルG

プロファイルGは2014年に標準化された(候補版は2013年8月に発表)仕様で、プロファイルSの内容に録画映像の検索・参照のルールを追加したものです。オンボードストレージ付きカメラなど、本体に録画ストレージを持つカメラやデジタルビデオレコーダーなどがその例です。例えばネットワークカメラの仕様書や説明にプロファイルS/G対応と記載がある場合には、ほとんどの場合リアルタイム監視だけでなく、カメラに記録されている過去の映像を外部機器から参照できる製品のはずです。

プロファイルQ

プロファイルQは、2016年にリリースされた規格です。このプロファイルを活用することで、ONVIF規格にの標準機能を拡張し、準拠したデバイスの検出、設定、構成、データの完全性とプライバシーを容易に実現できるようになります。簡単にいうと、異なるベンダー/メーカーのONVIFプロファイルをPCなどの専用のソフトウェアを使う事無くデバイス同士の適合性を判別し、TLS(Transport Layer Security)によるセキュリティ認証などを自動で確立する方法を定めたプロファイルです。新しいプロファイルということもあり、これもプロファイルC同様ほとんど活用されていません

 

まとめ

いかがだったでしょうか。長々と説明してしまいましたが、実はこのバージョンに依存しない「プロファイルコンセプト」の意味、そしてプロファイルSとGという2つのプロファイルだけ理解しておけば問題ないということが解っていただけたと思います。とはいえ、実際のところ、2017年現在でも仕様書にONVIF Ver2.4対応などと記載がある場合も多いですが、そういった規格はプロファイルSと互換性がないかといえばそういうわけではなく一部の機能が利用できない場合がまれに発生する、というレベルです。さらに言えば、大手のカメラメーカーであれば、カメラ側のソフトウェアのアップデートによってONVIF最新プロファイルへの対応がなされている場合も多くあります。カメラの追加やレコーダーの買い替えなど、機器のアップデートを検討の場合には一度代理店や設置業者に相談してみるのが良いかも知れません。

参考URL/画像引用元:
ONVIF公式HP(外部サイト・英語)
Youtube[ONVIF, Standards for IP Connectivity公式チャンネル](外部サイト)

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