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ギガらくカメラで実践!ネットワークカメラの活用法とメリット


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今や街中のいたるところで活躍しているネットワークカメラ。防犯カメラとしての一面だけではなく、子供やペットの見守り、両親の介護のほか、事業用としても、様々なシチュエーションに応じた活用がされるようになってきました。

そこで今回は、ネットワークカメラについての復習から、現在様々な分野で活用されているネットワークカメラの応用など、NTT東日本が提供するネットワークカメラサービス「ギガらくカメラ」の使用レポートを交えて解説していきます。

ネットワークカメラとは

ネットワークカメラは、カメラ1台1台が個別のIPアドレスを持つことから「IPカメラ」とも呼ばれ、撮影した映像は直接インターネットを介して転送することができる機能を持っています。

ネットワークカメラは有線LANでの接続のほかに、無線LAN(Wi-Fi)対応の機種もあり、お手持ちのPCやスマートフォン、タブレットなどから、リアルタイムの映像を確認したり、カメラの操作をしたりすることが可能です。利用用途も様々で、防犯カメラとしての利用のほかに、モニタリングやマーケティング事業などでも活用されています。

ネットワークカメラのメリット

ネットワークカメラは防犯としてのツールから、生産性の向上やマーケティングでの活用など、課題解決へのソリューションとして導入が広がっています。ではネットワークカメラにはどのようなメリットがあるのかをみていきましょう。

生産性向上

ネットワークカメラを設置することで「生産性向上」に繋がるとは、一体どういうことでしょうか。

例えば、大きな工場の製造分野などでは、作業員の動線をネットワークカメラで可視化・分析することによって、生産ラインのレイアウト変更や適正な人員配置を行うことができます。こうして稼働状況を把握することで、従業員の作業効率向上や、生産ラインの効率化を図り、各セクションだけでなく全体的な生産性向上に役立てる事が出来ます。

無駄な動線を省き、作業効率を高めることは費用削減にもなり、生産単価アップにもつながります。

品質向上(品質管理)

ネットワークカメラは、防犯対策だけでなく、業務を監視することで品質管理にも活用できます。

例えば飲食店などでは、誤った注文を運んだり、レジでのお釣りの渡し間違いだったりと、さまざまなミスが発生することがあります。そんなときに、ネットワークカメラで撮影した映像を確認して、原因を考え分析し、改善に向けての対策を考える助けとなります。

またネットワークカメラによって、監視されているという緊張感を従業員に与えることで、集中力の向上に繋がり、ミスの発生率を低下することが期待できるほか、従業員による不正抑止にも効果を発揮します。

録画されたネットワークカメラ映像を確認することで、発生したミスの早期発見や原因の分析がしやすくなり、今後の品質アップに役立てられるかもしれません。

セキュリティ向上

ネットワークカメラは、遠隔地からの操作が可能なほかに、カメラが異常を感知した際に通知をする機能が備わっているものが数多くあります。異常があった場合に確認をスムーズに行えることは、セキュリティレベルをより一層高められます。

またアナログカメラと違い、録画機器をカメラの近くに設置する必要もないので、録画機の盗難や破壊をされる心配もありません。またクラウド保存のカメラならば、データセンターで映像を一括管理するので、月々のランニングコストはかかりますが、録画機を必要としないためメンテナンスなどの手間も省けます。

防犯カメラとネットワークカメラの違い

では従来の防犯カメラ(アナログカメラ)と、ネットワークカメラはどう違うのでしょうか。ここでは大きな違いを比較し、ネットワークカメラの有効性について触れたいと思います。

アナログカメラとの違い

アナログカメラは、同軸ケーブルにより映像データを伝送するタイプのカメラです。録画機器のチャンネル数により、取り付けられるカメラの数が決定し、長距離の配線も可能ですが、その場合伝送時に画像の劣化が起こります。ネットワークを使用しないため、ネットの不具合により録画ができないなどの心配はありませんが、広域化が難しいため小規模の施設向けとなります。

一方ネットワークカメラは、LANケーブルまたは無線LANでネットワークに接続します。アナログカメラに比べて、導入時の複雑な配線工事の必要がなく、高画質で画像の劣化もほぼありません。

また映像分析などのツールも多く利便性も高いため、防犯カメラ以外の用途でも多く使用されています。カメラの増設も容易で、遠距離でもカメラの集中監視が可能です。ただし多数のカメラを設置する場合、ネットワークの設定・管理には専門家の知識が必要になります。

ネットワークカメラの設置、導入目的について

 

前述のとおり、ネットワークカメラの設置・導入は利用者の目的により様々です。不審者の行動監視、目の届かない屋外など広範囲の監視、野外イベントなどでの臨時的な防犯システムの構築、マーケティング戦略から福祉施設での徘徊者の監視に至るまで、様々なシチュエーションに応じた利用が可能になっています。

店舗

店舗の系統によっても変わりますが、一番の利用目的は防犯対策です。無銭飲食や万引きを抑止するほか、万が一お客様と従業員間でトラブルが発生した際には、カメラ映像による検証が重要になります。店内の様子を知るため、多角的なカメラの設置が必要です。

またチェーン店などでは、ネットワークカメラなどを使って、複数店舗のカメラ映像をまとめて確認することで、出向回数の削減や、分析を行うことが可能です。

オフィス・工場・農場

オフィスでは、顧客情報管理から備品管理などを含め、社内のセキュリティを万全にする目的や、社員の意識改善目的などに、防犯カメラを使った対策が講じられています。

また工場では、従業員出入口や搬入口など、外部からの侵入ルートや死角が多数存在し、泥棒が狙いやすい環境の1つです。工場は広い範囲へカメラを設置する必要があるため、ネットワークカメラが有効です。さらに農場などでは、収穫時期を狙った窃盗や動物による被害が多いため、広い敷地で電源が確保できなくても使える「トレイルカメラ(赤外線センサーなどで熱を感知して撮影するカメラ)」などが重宝されています。

病院・介護施設・学校

病院や介護施設は、不特定多数の人が出入りするため、不審者の侵入を防ぐことが難しい環境です。実際に見舞いを装って来院し窃盗を働くほか、来院者同士のトラブルなどの問題もあります。最近では介護施設スタッフが、入居者に対して適切な介護を行っているかの監視や、認知症高齢者などの深夜徘徊にいち早く察知する目的として、防犯カメラを設置することも増えています。

また保育園や小学校でも不審者の侵入対策として、防犯カメラの設置が進んでおり、通学路で犯罪抑止のために、町ぐるみで通学路に防犯カメラを設置している地域もあります。

商業施設

ショッピングモールなどの商業施設では、万引き防止などのほか、従業員や取引業者が出入りするバックヤードへ防犯カメラを設置しています。また駐車場も広くて、目が届きにくいため、利用者間のトラブルや車上狙い防止のため、各所にカメラが設置されています。

ほかにもスポーツジムなどでは、スタッフのいない時間帯の監視や、ロッカーでの盗難防止のため、監視カメラを設置することがあります。

自宅・マンション

自宅に取り付けるネットワークカメラでは、防犯(ホームセキュリティ)目的のほか、ペットや家族の見守り、実家の両親の安全確認まで幅広い目的で利用できます。外出先からでもスマホなどを利用して、手軽に自宅の様子を確認できます。

またマンションの場合も、エントランスホールやエレベーター、玄関などにカメラを設置することでセキュリティを強化し、不審者の侵入を防ぐことができます。

ネットワークカメラの導入に必要な物

ネットワークカメラを導入する際には、どのような準備が必要なのでしょうか。ここからは導入の際に必要なものについて解説していきます。

ネットワーク

まずカメラの設置時に欠かせないのが、ネットワーク環境の構築です。ネットワークを通じて映像を送る以上、インターネット回線がなければ意味がありません。映像の鮮明さや通信スピードなどを考えると、光回線がおすすめです。

またカメラ以外に、普段使っているパソコンなどと同一の回線にすると、ネットの混雑にもつながるため、できるならばネットワークカメラ専用の回線を導入すると良いでしょう。

電源

カメラも電気機器である以上、電源の確保が必要になります。現在ではLANケーブルで電源も供給できる「PoE(Power over Etherne)対応」のカメラもあります。逆に、電源の確保は容易だがLAN配線が難しい場合は、無線LAN対応の機器を購入すると良いでしょう。どのようにするのが良いかわからない場合は、専門家に相談するのが一番です。

見積もり

カメラや録画機器の費用のほかに、一般的なカメラでは設置にかかる工事費用についても考慮しなければなりません。ネットワークカメラの設置・工事費用については、きちんと見積もりを取りましょう。

ただし「ギガらくカメラ」対応のカメラには、エルモ社製の「CC-2L」など据置型でも利用可能なカメラがあり、大がかりな工事なども不要なため、見積もりを取る必要のないカメラもあります。

NTT東日本が提供する「ギガらくカメラ クラウドプラン」

ではNTT東日本の「ギガらくカメラ クラウドプラン」について、詳しくみていくことにしましょう。

「ギガらくカメラ クラウドプラン」は、NTT東日本が提供しているクラウドカメラサービスの一つです。防犯カメラで撮影した映像をクラウド上に録画保存する機能のほか、リアルタイムで映像を監視できる機能、PCやスマホ・タブレットなどで閲覧できる機能などを備えています。

「ギガらくカメラ」サービスに対応しているカメラは、Wi-Fi接続も可能な小型のカメラから、360度撮影可能なカメラなど9種類をラインアップしています。そのため用途や環境に合わせて、お好みのカメラを選ぶことができます。

今回は、NTT東日本からELMO社製の「ELMO QBIC CLOUD CC-2L(SF)」をお借りしました。「CC-2L」は、電源とLANケーブルの2本を繋ぐだけで設置ができる小型のネットワークカメラとなっています。

機能・仕様

①リアルタイム・録画映像の視聴

「ギガらくカメラ」はインターネットに接続して、クラウド上に映像を録画するカメラです。

録画した映像はネットワーク上に保存されるため、どんな場所にいても好きなタイミングで確認することができます。

パソコンやスマホなどから管理画面にログインすることで、カメラが撮影している映像をリアルタイムでの確認が可能です。さらに同じ画面から、録画した映像を選択して見ることもできます。

これまで録画した映像の確認方法は、とっても簡単です。

まずカメラ映像の表示画面下部にある日時をクリックすると、カレンダーが表示されます。カレンダーから映像を確認したい日付を選び、カレンダーの下にある時間を希望の時間帯に変えると、対象の日付・時間帯の映像が表示されます。もちろん映像すぐ下にあるタイムライン上を左右にスライドさせることでも、遡って視聴することが可能です。

また録画した映像データは、左側のメニュー部分にある「ダウンロード」から、カメラ1台・ひと月あたり最大72時間分ダウンロードすることもできます。

②動体検知機能

録画した映像を確認する際、ずっと同じ映像を見続けるのは時間も手間もかかります。でも「動体検知機能」があれば、人や物の動きを検知したタイミングをタイムライン上に示してくれているので一目でわかります。

今回お借りした「CC-2L」では、動体(モーション)検知のほかに、音声を検知した場合も色分けして表示され、より細かいポイントで映像を確認することができます。

③マルチデバイス対応

ギガらくカメラは、PC・スマホ・タブレットなど複数の機器から映像を閲覧できるマルチデバイス対応をしています。

クラウド型のカメラサービスのため、インターネット経由でWEBブラウザからアクセスする管理画面や、専用のアプリを使用して、どこからでも録画映像を確認することができます。

ギガらくカメラのおすすめポイント

ここでは「CC-2L」を例に、ギガらくカメラのおすすめポイントについて解説していきます。

Wi-Fi接続対応機器もラインナップし設置が簡単

もちろんカメラの種類によっては工事や配線などが必要な場合もありますが、今回お借りした「CC-2L」のようなコンパクトタイプのカメラなどは、設置が非常にシンプルです。

通常、防犯カメラの設置となると大がかりな取り付け工事などが必要な場合がほとんどです。しかし、CC-2Lは工具不要な置き型タイプで、有線LAN接続だけでなくWi-Fiでも接続が可能です。設置したい場所にLANケーブルが届かない場合でも、Wi-Fi対応モデルであれば気にする必要がなく、場所を選ばず安心して設置できます。

さらにケーブルの配置や長さなども気にしなくていいため、Wi-Fiが届く場所であれば、室内のレイアウトを変える際などにも、簡単に移動することが可能です。

ただし天井への設置や、特殊な場所への設置が必要な場合などは工事が発生することもあるため、事前に現地調査や見積もりが必要な場合もあります。

省スペース

「CC-2L」カメラは、高さが82m・横幅が70mmと、とてもコンパクトで軽いのが特徴です。設置する場所を選ばないため、どこにでも設置することができます。

戸棚のちょっとした隙間や天井、レジ台の横など、邪魔にならないコンパクトさは、監視カメラとしても効果があるほか、ご自宅でも気軽に導入しやすいカメラとなっています。

調節のきく広い視野角

コンパクトで置き場所を選ばない「CC-2L」は、小さくても機能性は抜群。

カメラのレンジは、134度の広角レンズを利用しているため、広範囲をカバーして撮影することが可能です。さらに撮影する角度も簡単に調節することができるため、自分が撮影したいエリアを広範囲でしっかり捉えることができます。

高画質

防犯カメラや監視カメラでは、撮影した映像を見ると、どうしても画質の粗さなどが気になってしまうという方も多いのではないでしょうか。

しかしギガらくカメラは、1秒30コマ撮影の1280×720ピクセルのHD画質のため、滑らかな映像を録画し、確認することができます。

まとめ

ネットワークカメラの解説とともに、NTT東日本の「ギガらくカメラ」についてご紹介してきました。

防犯カメラの導入時には、カメラ台数に加え同じ台数のレコーダーを用意していた時代から、現在ではレコーダー不要でネットワーク上に録画用サーバーをレンタルする、クラウド型の防犯カメラサービスが主流となりつつあります。クラウド録画であれば、導入に際しての初期費用も抑えることもでき、セキュリティ面でも安心できるサーバー管理のもと、手軽に映像を確認できる点からもますます需要が高まっていくことが予想されます。

さらに「ギガらくカメラ」に対応しているようなコンパクト設計のカメラを設置することで、防犯カメラとしての役割だけでなく、マーケティングや生産性・品質の向上といった業務改善策などに、これからますます活用されていくでしょう。

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※本記事の内容はNTT東日本より提供いただいた資料・機材をもとに構成、編集しております。