防犯カメラの活用は犯人逮捕につながっているの?設置効果あれこれ

テレビの特別番組などで、警察の活動に密着した放送を観たことはありませんか?交通事故やひき逃げ、強盗、繫華街でのけんかなど、様々な事件を解決する鍵として、防犯カメラを利用している場面も多く見かけるようになりました。

今回は、実際にどのように捜査が行われて、犯人逮捕に至っているのか、警視庁の組織「SSBC」と防犯カメラの活躍ぶりをご紹介。防犯カメラの設置効果がどのようなものか、ご理解いただけたら幸いです。

SSBCの紹介

SSBCとは?

警視庁には、捜査支援分析センター(SSBC=SousaSienBunsekiCenter)という組織があります。2009年3月末、警視庁刑事部に創設され、主な任務はその名の通り「犯罪捜査の支援・分析」を目的としています。

殺人・強盗・ひき逃げ・通り魔などの重要事件が発生すると、警察が現場に急行します。警察の中でも「SSBC」と刺繍されたキャップを被り「捜査支援」の腕章を腕に巻いているのが捜査支援分析センターの臨場班です。捜査第1課や機動捜査隊などが、聞き込み捜査を行う傍らで、SSBCの臨場班は周辺にある防犯カメラの分析を行い、犯行現場や逃走経路と思われる方向に向けられた防犯カメラの映像回収に当たります。

防犯カメラから時系列を分析する

2018年、ハロウィン直前の週末に東京・渋谷で軽トラックを横転させ、男4人が逮捕された事件では、SSBCにより防犯カメラやスマートフォンの映像を分析した結果、逮捕者が特定されたとの報道がありました。

また2019年4月、悠仁さまの通う中学校に男が不法侵入した事件でも、防犯カメラ映像の分析により、犯人の所在が判明したと伝えられています。

このように、事件発生現場や周辺の防犯カメラの画像をつなぎ合わせていくことで、対象となる人物を街中のカメラ(点)が一瞬でも捉えていれば、特定人物の事件後の逃走経路や、事件前の足取り(線)をたどることができます。

カメラの設置効果

犯罪抑止効果

防犯カメラの導入で一番の目的とも言えるのが、犯罪を犯しにくい環境を作ることです。あえて目立つように防犯カメラを設置し「監視している」ことをアピールすることで、犯罪を諦めさせるのにも効果的です。

実際に、2003年度の刑法犯認知件数が4500件を記録した愛知県刈谷市では、街の治安改善を課題として、2011年度から街頭防犯カメラの増設を開始。2012年度に約100台だった防犯カメラを2017年度までに約9倍、930台近くの防犯カメラを設置することで、刑法犯認知件数が46.4%減少しました。

このように、防犯カメラは潜在的犯罪者の行動に対し、心理的に抑止をかける効果があることが分かります。参考:日本経済新聞

エビデンスを残す

万が一、犯罪の被害に遭ってしまった場合には、防犯カメラに犯人を特定する為のエビデンス(証拠や形跡)を残す効果も見込めます。上記した愛知県の記事でも、実際に起きた強制わいせつ事件で、10代の女性の体を触ったとされる会社員の男を特定。さらに、女子高校生につきまとい行為をしたストーカー事件では、犯人の特定にも役立ち、事件の早期解決にも寄与していることが読み取れます。

これらのほか、上記でご紹介したように自分以外の被害者にとってもエビデンスを残し、提供することが可能になる事例も増えています。

まとめ

防犯カメラの性能も上がり、犯人を特定できるほどくっきりとした映像を撮れるようになることで、事件の早期解決にも寄与していることがお分かりになられたと思います。しかし、防犯カメラの特性上「設置するに越したことはない」という声を多くいただきますが、実際に導入するとなると躊躇してしまう方も多いようです。

また、防犯カメラを付けのるはいいけれど「どういう点を考慮しなければならないのか」「お金はどれくらいかかるのか」といった判断するうえで必要な情報が、検討されている方にきちんと届いていない為、結局導入を先延ばしするといった方も多いようですね。

もしそのような方がいらっしゃいましたら、ぜひカメチョへご相談下さい。防犯設備士の知見を活かしたご案内をさせて頂き、導入に向けたサポートをさせて頂きます。