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ベランダは防犯対策すべき?狙われやすい窓の特徴や対策方法を解説

空き巣被害や不法侵入は玄関・庭あたりが狙われると思われがちですが、実はベランダからの侵入も多いです。

とはいえ、「ベランダの防犯対策はどのように講じたらよいか、わからない」「自宅のベランダは狙わない」などと考え、防犯対策を怠っている自宅も珍しくありません。

そこで本記事では、ベランダの防犯対策が必要な理由や狙われやすいベランダの特徴、おすすめ防犯対策などを紹介します。

ベランダの防犯対策をしようと検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。

ベランダの防犯対策はしておくべき?

結論、ベランダの防犯対策はおこなうべきです。

ベランダは住宅侵入の手口として使われるケースが多く、防犯対策をしていないと盗難事件やのぞき被害を受ける恐れがあります。

警視庁のデータによると、令和2年で実際に発生した侵入窃盗の侵入口に窓を利用していた事件が多いです。一戸建住宅は53.5%、4階建以上の住宅でも30.1%が窓から侵入しています。

参考:手口で見る侵入犯罪の脅威|住まいる防犯110番

たとえ防犯対策バッチリな高層マンションでも、ベランダからの侵入を警戒しなければなりません。

不法侵入の手口でベランダが狙われる理由

不法侵入の手口でベランダが狙われる理由は、主に以下の理由が挙げられます。

  • 防犯対策を怠っているケースが多いため
  • 不法侵入がバレにくいため

特に2階以上に住んでいる人は「高層だから安心」だと考え、ベランダ窓を施錠せずに外出や睡眠する場合もあるでしょう。その気の緩みを狙って、不審者は2階以上のベランダをターゲットに選びます。

また、ベランダはフェンスで周囲から見えないよう作られている自宅が多いです。プライベートを守れる反面、不審者は身を隠しながら作業ができます。

「玄関より高確率かつ安全に侵入できるため、ベランダを不法侵入の手口として利用する」ということです。

不法侵入の手口として狙われやすい・狙われにくいベランダの特徴

ベランダといっても、不法侵入の手口として「狙われやすいベランダ」と「狙われにくいベランダ」の2種類があります。

自宅のベランダが不審者に狙われやすいかどうか、確認してみてください。

不法侵入の手口として狙われやすいベランダの特徴

不法侵入の手口として狙われやすいベランダの特徴は、主に以下の3つです。

  • ベランダが汚れている自宅
  • ベランダの見通しが悪い自宅
  • 足をかけられる場所が多い自宅

ベランダが汚れている自宅

「ベランダが汚れている=長時間ベランダに来ない」と判断されるため、不審者から狙われやすいです。汚れがひどい場合は、空き家と考える不審者もいます。

汚れに加えてゴミも多いと、隙間に身を隠して作業ができるため、ベランダを開けても気がつかない恐れがあります。

ベランダの見通しが悪い自宅

ベランダの見通しが悪いと、不審者は身を隠しながら不法侵入の作業をおこなえます。また、逃げ出すときも周囲から視認されず簡単に逃亡できます。

「ベランダの仕切りが見えない構造になっている」「木々が生い茂っている」といった自宅は狙われやすいため、十分注意しましょう。

足をかけられる場所が多い自宅

室外機やゴミ捨てボックスなど、足をかけられる場所が多いと不審者は侵入・逃亡しやすいと考えるため、不法侵入のターゲットとして狙われやすくなります。

特に公園や駐車場が近くにある場合、不審者がうろうろしても誰も目に止めません。侵入経路を探して、そのままベランダに飛び移って自宅内に入ってくる可能性もあります。

ベランダで行くまでの経路が少ない自宅は狙われにくい

どんなベランダでも、たどり着けないような自宅を不審者は狙いません。

たとえば足場がない自宅だと、ベランダへ行くまでに一苦労します。ベランダへ行く途中で怪我をしたり、周囲に見つかって警察に捕まるリスクも高まります。

ベランダで行くまでの経路が少ない自宅は諦めるため、不審者から狙われにくいです。

【賃貸でも可能】今すぐ実践できる!ベランダの防犯対策5選

ベランダの防犯対策を簡単に実践したいなら、以下5つの方法がおすすめです。

  • ベランダをきれいにする
  • 防犯砂利をベランダに敷く
  • 防犯フィルムを窓に貼る
  • 補助錠を設置する
  • 忍び返し・有刺鉄線を設置する

では、それぞれ解説します。

防犯対策1.ベランダをきれいにする

ベランダの汚れやゴミをなくしてきれいな状態をキープすると、不審者は「この住居者は頻繁にベランダを利用している」と考えます。バレるリスクを恐れるため、ターゲットから外れる確率が高くなります。

また、ベランダをきれいにすれば害鳥被害や近隣トラブルが発生する可能性も低くなり、一石二鳥です。

防犯対策と豊かな生活を送るためにも、ベランダは常にきれいな状態を保ちましょう。

防犯対策2.防犯砂利をベランダに敷く

防犯砂利のうえを歩くと、「ジャリジャリ」という音が大きく響きます。

ベランダに敷けば、不審者は大きな音を立てたくないため近づかなくなり、万が一侵入を試みても音ですぐに気付けます。

防犯対策3.防犯フィルムを窓に貼る

不審者は、ベランダの窓を割って侵入することが多いです。

防犯ガラスではない窓だと簡単に侵入されますが、防犯フィルムを貼るとヒビが入る程度で割れにくくなります。力強く叩けば割れるものの、音が大きく響いて周囲に気付かれやすくなります。

5~10分程度で侵入できないと不審者は諦める傾向があるため、防犯フィルムを使った防犯対策は効果大です。

防犯対策4.補助錠を設置する

ベランダに不審者が来ても、窓を開けられなければ自宅内に侵入されません。

補助錠を設置すると、外側から窓をスムーズに開けられなくなります。両手で解除するタイプの補助錠ならより効果的で、侵入を諦めて去ってくれます。

防犯対策5.忍び返し・有刺鉄線を設置する

忍び返しは、鋭利な木や金属を並べたアイテムです。
ベランダのフェンスなどに設置して、不審者の侵入を阻みます。

触ると有刺鉄線と同じくらいの痛みが生じ、血痕があれば侵入を試みた不審者を特定できます。

現代は物々しい忍び返しだけでなく、景観を阻害しないおしゃれなものも販売中です。

ただし、管理会社によっては設置できない場合があるため、忍び返し・有刺鉄線を利用する際は必ず確認をとってからにしましょう。

ベランダの防犯対策をより強固にしたいなら「防犯カメラ」と「防犯センサー」がおすすめ

防犯フィルムや補助錠などでも、ベランダの防犯対策となります。

ただより強固にしたい場合は「防犯カメラ」と「防犯センサー」の利用をおすすめします。

防犯カメラをベランダに設置するメリット

防犯カメラをベランダに設置するメリットは、主に以下の2つです。

  • 犯罪を抑制できる
  • 証拠として提出できる

防犯カメラは威嚇効果があり、不審者が見えるようにベランダへ設置するだけで高い防犯対策につながります。また、万が一侵入されても防犯カメラが一部始終を録画しているため、スムーズに事件を解決できます。

数あるベランダの防犯対策の中でも、防犯カメラは一級品です。

防犯カメラをベランダにつけるメリットや注意点は、以下の記事で詳しく解説しています。詳細を知りたい人は、ぜひこちらも合わせてご覧ください。

防犯カメラをベランダにつけるメリットは?注意点や選び方を紹介

防犯センサーをベランダに設置するメリット

防犯センサーは、反応すると通知が来たり音が鳴る仕組みのアイテムです。防犯カメラと同じくベランダに設置すれば、犯行の未然防止や早期解決に期待できます。

防犯センサーの種類も、窓の開閉で反応する「マグネットセンサー」や赤外線で検知する「パッシブセンサー」など豊富です。防犯カメラと違って工事不要の商品が多く、賃貸でも気軽に設置できます。

数ある防犯センサーの中でも、特に「人感センサー」と「開閉センサー」がベランダの防犯対策におすすめです。メーカー『アトラス スマートセキュリティ』の製品は、スマホからリアルタイムで検知できます。

モーションセンサー「DEFED Motion Sensor」

寸法  W100 × W59.2 × D67.3mm
重量 110g
電源 リチウム電池
センサー感知角度 水平方向:90°程
垂直方向:90°程
センサー反応距離 最大12m程
使用環境 温度:-5〜45℃
湿度範囲:5〜90%
消費電力 ≤0.05mW
無線周波数 920MHz帯
※独自規格

「DEFED Motion Sensor」は、室内で使用できる人感センサーです。体温や位置の移動を感知して、スマホに異変を伝えてくれます。

センサーの感知角度が90°程で反応距離も最大12m程と範囲が広く、自宅の隅に置けば部屋まるごと感知可能です。ベランダがある部屋に設置すると、高い防犯効果が見込めます。

電池で動くため設置場所に縛られず、ベランダ以外でも気軽に防犯対策ができます。価格などの詳細に興味を持った方は、メーカーに問い合わせて詳細を確認してみてください。

>>問い合わせページはこちら

ドア窓センサー「DEFED Door/Window Sensor」

寸法 W89 × H21.5 × D22mm
重量 44g
電源 リチウム電池
使用環境 温度:-5〜45℃
湿度範囲:5〜90%
消費電力 0.01mw
無線周波数 920MHz帯
※独自規格

「DEFED Door/Window Sensor」は、ドアの開閉を通知してくれる防犯センサーです。

ベランダから侵入する際は窓を突破する必要があるため、開閉センサーは犯罪抑制に役立ちます。設置方法は本体とマグネットをくっつけるだけで、簡単に設置できます。

電池の寿命は使用頻度によって上下しますが、10年間程もつ設計です。

ベランダはもちろん、玄関やリビングの窓など、さまざまな場所で活用できます。価格など詳細を知りたい人は、メーカーに問い合わせましょう。

>>問い合わせページはこちら

ベランダの防犯対策で不法侵入を防ごう

今回は、ベランダの防犯対策が必要な理由や狙われやすいベランダの特徴、おすすめ防犯対策などについて紹介しました。

ベランダは侵入経路としてよく利用されているため、なるべく防犯対策をしておくべきです。特に、ベランダの見通しが悪かったり足を駆けられる場所が多い自宅は注意しましょう。

ベランダの防犯対策は数多く、ベランダをきれいにすることは前提として、防犯フィルムや補助錠の設置などが挙げられます。より強固に防犯対策したい場合は、防犯カメラや防犯センサーの活用をおすすめします。

ご自宅に合った防犯対策を試して、ベランダからの不法侵入を防ぎましょう。