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あの完全無線ネットワークカメラArloがIFTTTに対応!ん?IFTTTって何?

arloはIFTTTに対応しました

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今回は以前ご紹介していた完全ワイヤレスで利用できる高機能ネットワークカメラArloについての続報です。といっても兄弟機や新製品の紹介ではなく、「ウェブサービスの連携プラットフォームIFTTTに対応」というニュースをお伝えしようと思います。活用の幅が広がった訳なのですが、日本における知名度はすこぶる低いと思いますので、まずはこの「IFTTT」についてご紹介します。

IFTTT(イフト)とは

do more with the services you love IFTTT

Arloの開発・設計元であるNETGEARのホームページで下記の通り発表がありました。

IFTTTをサポート

ArloはIFTTTに対応する他のアプリと連動することができます。 簡単なIFTTTレシピを作成して他のアプリに接続、Arloの動作検知でスマートに照明を点灯することもできます。

NETGEAR公式HPより

IFTTTをご存知であれば、この時点でカメラの使い方をあれこれ考えている方も多いと思いますが、ご存知無い方はここだけ切り取ってもさっぱり分らないかと思いますし、Arloの公式HPもIFTTTの説明ページは日本語に対応していない(2017年2月現在)ようなので、簡単に説明したいと思います。もし一口に言うとするならば、ドラえもんのほんやくコンニャクもしくはピラゴラス的なスイッチのウェブサービス版とでも言えばよいでしょうか。世の中にウェブサービスと呼ばれるものは数限りなくあります。例えばFacebookやLINEなどのSNSやGoogleドライブやMicrosoftのOneDriveなどのクラウドストレージサービス、Youtubeなどの動画サービスやWeatherNewsなどのお天気情報サービスなど様々です。これらの単体で使うことが当たり前に思えるサービスをそれぞれ相互に連携させる「橋渡し役」となるのがこのIFTTTプラットフォームです。もちろんウェブサービス側がこのIFTTTに対応している必要はありますが、IFTTTを使えば、下記のような使い方が可能になります。

  • 自宅に帰ったときにスマホのWi-FiをONにする
  • 天気が雨の場合にだけ玄関の照明を点灯させる
  • 特定のカテゴリーのニュースが良く見るHPで発表されたときにスマホに通知する

いかがでしょうか。連携できるサービスを挙げていくのが早いかと思ったのですが、100以上のサービスと連携できるので使い方次第で様々な用途にウェブサービスを活用することが出来ます。IFTTTは「If this then that(もしコレをしたならアレをする)」という分のそれぞれの単語の頭文字を取ったものです。特に、thisの部分はトリガー、thatの部分はアクションとも呼ばれます。このIFTTTの一連のトリガーからアクションの流れを組み合わせたものがApplets(アプレット)と呼ばれています(ちなみに以前はレシピと呼ばれていました)。

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IFTTTの使い方を簡単に説明

使い方も非常にシンプルですので、簡単に説明したいとおもいます。それぞれ連携させるサービスのアカウントが必要なことは言うまでもありませんが、それに加えてIFTTTのアカウントも別途作成する必要があります。

今回はYoutubeのいいねボタンを押すとLINEに通知が来る設定を例に取って説明したいと思います。今回のIFTTTはIf this(もしYoutubeでいいねをしたら) then that(そのときはLINEに通知をする).といった具合です。

①IFTTTアカウントを作成する

IFTTTのユーザー登録画面

IFTTTの公式HPから「Sign up」を選択してメールアドレスと適当なパスワードを入力、Sign upボタンを押すと登録は完了です。

②連携させるサービスをIFTTTに(Connect)登録する

IFTTTのLINE連携画面IFTTTのYoutube連携画面

IFTTTのホームページに連携できるサービスの一覧を見ることが出来るので、SearchからYoutubeとLINEを検索してConnectボタンを押します。アカウント情報を求められますのでそれを入力すればIFTTTのサービスと連携されたことになります。

ちなみにLINEと連携することでLINEに予め用意されている通知用アカウントLINE Notifyから通知が来ます。

LINE Notifyの通知画面

LINE Notifyでアプリケーションを連携利用しているユーザーは23万人以上いるようだ。

③「アプレット」を設定する

アプレットはユーザーが自分で作成することも出来るのですが、他のユーザーが作ったアプレットも多数公開されています。今回は公開されているものを選んでさくっと設定します。公開されているアプレットが先ほどのLINEのConnectボタンの下にありますので、選んでスイッチオン(Turn on)するだけです。

IFTTTのLINEサービス画面

多くのアプレットがHPで公開されている。今回設定したのは画面左下のYoutubeとの連携だ。

④実際に通知してみる

上記で連携の設定は完了しましたので、実際に通知が来るかどうか試してみます。まずYoutubeの適当な動画で「いいね」ボタンを押します。するとLINEのNotifyから無事通知が来ました。通知が来る設定をグループアカウントなどに設定しておけば自分を含む特定の相手にも知らせることも可能になります。

YoutubeHPのキャプション

親指のマークの「いいね」ボタンをクリックする。

LINE Notifyから通知が来る

通知はすぐに来る。通知はLINEの個人アカウントに来るが、LINE Notifyをグループアカウントを通知先にすることも可能だ。

 

 ArloとIFTTTで一体何ができるのか

IFTTTのArloサービスページ

Arloのアカウントがあればクリックするだけで連携が完了する。数こそ少ないものの、基本的なアプレットが用意されている。

今回お伝えしたかったのは、上記で紹介したIFTTTというサービスとArloのアカウントが連携できるようになったというニュースなのですが、では、ArloのアカウントをIFTTTと連携させることによって一体どんな使い方が出来るようになるかというと、下記のような使い方が可能になります。

  • IFTTTと連携可能な外部センサーに反応があった場合にArloで録画を開始する
  • Arloのカメラで動体を検知したときにプッシュ通知を出す
  • Arloのカメラで動体を検知したときにIFTTTと連携できるライトを点灯する
  • 自宅から離れたときにスマホのGPSを検知してArloの録画モードをONにする

まとめ

IFTTTと同様のサービスには、Androidアプリでスマートフォンの状態を管理できる「Llama(ラマ)」やYahoo!が行っているmyThingsなどがありますが、連携できるサービスが非常に多いという点においてこのIFTTTは抜きん出ています。さらに利用ユーザーの増加と連携サービスの増加も加速度的に進んでおり、ウェブサービス・スマートデバイス連携プラットフォームのスタンダードとなりつつあります。防犯カメラとアラームを連携させるにはカメラの裏側にある[RS-232C]端子とアラーム同士をケーブルで接続させて・・・といった方法が一般的ですが、IFTTTなどのウェブサービスとネットワークカメラの登場によってアナログでアナクロは手法は廃れていくのかも知れません。万が一のことを考えると信頼性の点で従来どおりの選択肢を選ぶ方も多くなる事情も分りますが、動体検知や遠隔通知、アラームなどの機器連携が安価に(ともすれば無料で)構築できる時代が来るとすればそれはそれで犯罪の減少に繋がるのではないでしょうか。

参考/画像引用元
Arlo公式HP(外部サイト)
IFTTT公式HP(外部サイト)

カメチョ

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