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車上荒らしに効果的なのは防犯カメラ?駐車監視付きドライブレコーダー?

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かけがえのない資産や車を犯罪から守るために、車上荒らしの被害に備えたいと思う方は多いかと思います。この記事では、車上荒らしの統計や犯人の手口、防犯カメラとドライブレコーダーのどちらが車上荒しの対策にふさわしいのか解説します。安心感のある駐車監視機能付きのドライブレコーダーであっても意外な落とし穴があるかもしれないですよ。

車上荒らしの統計と手口

警察庁によると2020年の国内での車両盗難の被害件数は13万5,025件と発表されました。前年度に比べると少なくなっていますが、いまだにたくさんの車が盗難の被害を受けています。実際にどのような被害に遭いやすいのか、車上荒しの統計や犯人の手口について紹介します。

車両の盗難は年間13万5,025件

車両の盗難被害では、自動車やバイクといった高額な乗用車も犯罪の被害を受けています。防犯に強い鍵のかけられる自動車やバイクでもあっても手慣れた犯行グループにとってはあまり関係ないようですね。

自動車盗難 5,210件
バイク盗難 9,018件
自転車盗難 120,797件
合計 135,025件

自動車の盗難だけでも、一日あたり15件。車両全体の盗難であれば一日あたり369件の被害に遭っています。
【参照】犯罪統計 / 令和2年1~12月犯罪統計【確定値】

https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&query=%E8%BB%8A%E3%80%80%E7%9B%97%E9%9B%A3&layout=dataset&kikan=00130&stat_infid=000032049031

実際の車上荒しの手口

鍵のかけられる車やバイクにどのような犯行手口を使うのでしょうか。実際の犯人の手口について解説します。

リレーアタック

素人の犯行ではなく、手慣れた犯罪グループによる犯罪です。スマートキーはロックの解除に電波を利用します。リレーアタックとは、玄関に置いているスマートキーや車内にあるスペアキーの微力な電波をブーストすることで、離れた場所であっても正規の鍵を利用して自動車やバイクのロックを解除する窃盗犯罪です。

スマートキー本体がなければ車両を盗んでも利用できないかと思われるかもしれません。しかし、犯罪グループでは、電波を再利用する仕組みを開発していたり、車体を解体することでパーツの転用を狙っていたりする場合もあります。特に外国でも人気の高いランンドクルーザー、プリウス、レクサスなどのTOYOTA車はリレーアタックに狙われやすい車種のようです。

窓ガラスを割って盗難

リレーアタックのようなプロの技ではなく、素人でもかんたんにできる犯罪です。硬い鉄に覆われた車のセキュリティは頑丈と思われるかもしれませんが、犯人が狙うのは簡単に破壊できる窓ガラスです。車両に閉じ込められた場合、車外からの救出に備えて、窓ガラスは緊急の脱出口としても利用できます。

1,000円以下の緊急脱出用のハンマーがあれば、窓ガラスは子どもや女性の力で一瞬にして粉々にできます。いつでも割れるように設計しているのが窓ガラスなのです。鍵をかけていても車の窓ガラスを割れば簡単に犯行にうつせます。

いたずら・ひっかき傷

子どもでもできる簡単な犯罪です。自宅の駐車場だけでなくスーパーや市営駐車場でもいたずら被害に遭うかもしれません。まったく知らないおじいちゃんがショッピングモールの自動車にひっかき傷をつけてまわる事件も過去にはありました。

子どもから老人まで、誰が犯人になるかさえわからない軽薄な手口がいたずら・ひっかき傷です。

車上荒らしに防犯カメラが有効な理由

車上荒らしの被害に遭わないために防犯カメラはどのような効果をもつのか?ひとつずつ解説します。

犯罪の抑止効果

犯人の心理で考えてみると分かりやすいかと思います。もし、隣あった家に2台の高級車が並んでいたら、防犯カメラを設置していない家をターゲットに選ぶのはないでしょうか。防犯カメラはダミーのカメラでも犯罪抑止の効果が出るといわれています。

防犯カメラでは、犯人へ犯行を辞めさせる心理的な効果も期待できます。

犯罪の証拠として提出

車上荒らしの被害に遭ったとしても、犯行の映像を確かめられるのが防犯カメラやドライブレコーダーです。犯人を特定するきっかけに防犯カメラの映像はよく使われています。また、車両被害の保険申請でも重要な証拠となってくれるでしょう。

泣き寝入りせずに犯人逮捕に役立てるのが防犯カメラです。

車上荒らしに効果的なのは防犯カメラ?ドライブレコーダー?

車上荒らしに備える防犯カメラには、2つの選択肢があります。車体に取り付けるドライブレコーダーと駐車場に取り付ける防犯カメラです。どちらも長所と短所があるのでひとつずつ確かめましょう。

駐車監視機能付きのドライブレコーダーのメリットとデメリット

ドライブレコーダーには、駐車中の監視機能も持つカメラがあります。たとえスーパーの駐車場で車上荒らしの被害にあったとしても、犯行の現場を捉えることができるのです。ただし、駐車監視機能付きのドライブレコーダーにはデメリットもあるので、メリットとあわせて確かめましょう。

外出先でも犯罪に備えるメリット

駐車監視機能付きのドライブレコーダーであれば、車に載せたままで稼働するので、出かけた先であってもどこでも犯罪の現場を収めることができます。駐車場の防犯カメラでは、敷地外の犯罪までは映像を残すことはできません。

値段の高いデメリット

駐車監視機能は標準装備ではなく、一部の機種にだけ搭載しています。特別な装置であるため、値段は高く設定しています。さらに安全性を高める全方位(360度)カメラであればもっと出費は増えます。駐車監視機能付きのドライブレコーダーでは金銭の出費は避けられません。

車両ごと盗まれると映像を見られないデメリット

駐車監視機能つきのドライブレコーダーはすべての犯罪に備えられそうですが、車の盗難被害に効果がないのがデメリットです。車両が盗まれると、そのまま防犯カメラのデータも一緒に盗まれます。

クラウド保存のドライブレコーダーなら、インターネットを通じて遠隔の監視もできそうですが、犯人グループに電源を切られては機能しません。特に車両盗難は犯行手口が狡猾なプロの手口です。ドライブレコーダーでは車両盗難の映像は捉えられないでしょう。

バッテリーの劣化するデメリット

車のバッテリーを電源とするのがドライブレコーダーの特徴です。駐車監視機能付きのドライブレコーダーでは常にビデオカメラを動かす必要があるため、車両のバッテリーの容量が低下します。バッテリー切れでエンジンもかからなくなるかもしれません。

バッテリーの劣化も駐車機能付きドライブレコーダーのデメリットです。

防犯カメラを駐車場に設置するメリットとデメリット

駐車場に設置する防犯カメラには、車両ごと盗まれても映像を残すことができます。それだけでなく、自宅の防犯機能を高めることもできます。ただし、防犯カメラもまたデメリットはあるので、メリットとあわせて確かめましょう。

自宅の防犯効果も高められる

駐車場に設置する防犯カメラであれば、車両の盗難被害にあったとしてもカメラに映像は残せます。また、車上荒しの被害だけでなく自宅全体の防犯効果を高める効果もあります。車に限らずセキュリティを高められるのが駐車場に防犯カメラを設置するメリットでしょう。

電源の引き込みが必要

駐車場へ防犯カメラを設置するには、屋外にコンセントがなければいけません。新しくコンセントを設置するには電気工事士の資格がなければ違法になります。専門の業者に設置を依頼するコストがかかることが防犯カメラのデメリットです。

ドライブレコーダーと防犯カメラのどちらも必要

ドライブレコーダーだけでは車両盗難の備えとして不十分です。また、自宅の防犯カメラだけでも、スーパーや大型ショッピングモールの出先での車上荒らしやいたずらに適しません。すべての車上荒らしの犯罪に備えるには、ドライブレコーダーと防犯カメラのどちらも必要になります。

例えば、自宅の駐車場でいたずら被害を受けたとします。駐車監視機能つきのドライブレコーダーでは犯人の顔や犯行の音は録画できたとしても、実際の犯行の瞬間はドアの陰に隠れるかもしれません。防犯カメラだけでも犯人の顔までははっきりと映らないかもしれないでしょう。

犯行の現場と犯人の顔を特定するには、ドライブレコーダーと防犯カメラのどちらも付ける方が確かな映像を残すことができます。

ドライブコレコーダーと防犯カメラで車上荒らしに備える

車上荒しの犯人は、ドラマの予告犯のように律儀に犯罪を知らせることはありえません。突然起こる犯罪には事前の備えが必要です。被害を受けない予防として、被害に受けたあとの証拠として、防犯カメラを設置しておくと安心感も高められます。ドライブレコーダーにも防犯カメラにもそれぞれメリットとデメリットがあります。
すべての犯罪に備えるのであれば、ドライブレコーダーと防犯カメラのどちらも設置しておくのが理想的です。