ライブ・イベント会場での防犯カメラの利用法
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先日、近年のAKB48を支えた指原莉乃が卒業いたしました。卒業コンサートが行われた横浜アリーナでは、動員数3万人を超えるなど非常に多くのお客さんが集まりました。こういったコンサートをはじめ、多くの人が集まるイベントなどでは、さまざまなトラブルが起こりやすいものです。
実際に以前もAKB48の握手会場で、刃物を持った客による斬りつけ事件があったように、アーティストや出演者の安全確保のため、そして来場者にライブイベントやコンサートを楽しんでもらうためにもセキュリティの整備は欠かせません。
そこで欠かせないのが、防犯・監視カメラです。
では具体的に、どのような場所にどんなカメラを設置するのが良いのでしょうか?今回は、ライブやイベント会場などにおすすめな防犯カメラと、有効な利用法について解説いたします。
規模・場所に合わせたセキュリティ対策
特に複数のアーティストが出演するライブなど観客動員数が多いイベントでは、規模に合わせたセキュリティ強化が必須です。冒頭の横浜アリーナも含め屋内型のコンサート会場には、前もってある程度の防犯・監視カメラが設置されているところもあります。しかしステージのレイアウトやイベントの進行次第で、設置されているカメラだけでは「死角」が生じてしまうケースもあります。
もちろん野外ライブなどでは、防犯カメラの設置場所や台数などをもっと具体的に設計し、運営しなければなりません。「人が集まる=犯罪・トラブルが増える」という認識をもって、事前対策を講じるようにしましょう。
どんな場所にカメラが必要?
では防犯カメラはどのような場所に設置するのが良いのでしょう?イベント内容によっても若干異なる部分もありますが、基本的な設置場所を把握しておきましょう。
出入口
人の動きが一番激しいところは、やはり出入口になります。出入口の防犯カメラは、実際の来場者数確認や会場の混雑状況を確認する目的もあるため、万が一事件が起こった際は犯人の特定などにも役に立ちます。
ロッカー
コンサートやイベント中は、できるだけ身軽にしておきたいですよね。そのためロッカー利用者も多くなり、大変混雑します。盗難被害などの防止のためにも、ロッカーへ防犯カメラの設置をおすすめします。
物販ブース
イベント関連のTシャツやCDなどを販売する場合、多くの商品と多額のお金が扱われることになります。盗難被害の他に、スタッフによる着服なども考えられますので、十分に注意が必要です。
会場内
会場内での防犯カメラは、主に会場の混雑状況確認に利用されますが、アーティストと近接する場所にも必要になります。また現在ではリアルタイムで映像の配信も可能なので、会場全体を見渡したカメラでライブ配信にも利用できます。
どんなカメラが有効?
屋内の場合
屋内のライブやイベントでは、ある程度カメラが備わっている場合もありますので、それを補う形で必要な個所に防犯カメラを設置します。LAN配線まで行うとなると、配線工事に業者を手配するなどの手間や出費も増えてしまいます。電源は確保しやすいと思うので、Simカメラでインターネットを介し、クラウドに保存・リアルタイムでの監視ができるようにすると良いでしょう。
屋外の場合
屋外の場合は、電源が確保しにくいのが難点です。一般の防犯カメラのように、24時間365日続けて利用するわけではなく、ある程度時間が決まっているのであれば、バッテリー駆動式のSimカメラを選択するのも良いのでしょう。Simカメラを使うことで、リアルタイムでの監視、混雑状況の配信、またトラブル時にはカメラ映像を見返す事も可能です。また天候に左右される部分もありますので、防水・防塵機能のついたカメラがおすすめです。
Simカメラの特徴
Simカメラには個々のIPアドレスがあり、インターネット網を利用して撮影映像を伝送します。Simカメラの最大の特徴は「設置・取り外し・移動が簡単」ということです。イベント会場や工事現場など、一定の期間で取り付け場所が変わるような利用の際に活躍します。
現在では通信技術も向上し、Simカメラも広いエリアで利用が可能となっています。もちろんカメラから遠く離れた場所からでも、リアルタイムでの監視が可能ですし、またクラウド録画を利用することで一定期間の保存も行えます。通信配線工事など大掛かりな工事も必要ないので、導入費も押さえることが出来ます。
まとめ
梅雨が過ぎれば夏本番!野外フェスなどのイベントを、楽しみにしている方もたくさんいることでしょう。イベントでは安心して楽しい時間を過ごせる環境づくりが大切です。防犯カメラも、そんな対策の1つです。「備えあれば患いなし」と言うように備えがあるからこそ、トラブルが起きないという考え方もあるのではないでしょうか。
通信技術の発展とともに、防犯カメラも随分と使い勝手が良くなりました。今回ご紹介したSimカメラは、特に設置場所がよく移動するような場面では重宝することでしょう。