防犯カメラを取り付ける際の注意点|工事費や効果的な場所も解説
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防犯カメラは、設置しているだけで威嚇効果があり犯罪の防止に期待できます。
犯罪防止のために防犯カメラの設置を検討しているものの、取り付け方法が分からず困っているのではないでしょうか。
この記事では、防犯カメラを取り付ける方法や注意点、効果的な取り付け場所などをご紹介します。
防犯カメラの取り付けを考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
防犯カメラを取り付ける際の注意点
防犯カメラは取り付けることで防犯対策となりますが、設置する際は以下の4つを注意しましょう。
- 目的に沿った防犯カメラを選ぶ
- 設置場所を確認する
- 撮影範囲を確認する
- 防犯カメラの設置許可をもらう
では、順に見ていきましょう。
目的に沿った防犯カメラを選ぶ
防犯カメラを取り付ける際は、目的に沿った防犯カメラを選びましょう。
防犯カメラには、ボックス型やドーム型など、さまざま種類があります。目的に沿っていない防犯カメラを利用しても、あまり効果的ではありません。オーバースペックで防犯カメラの機能を十分に発揮できないこともあるでしょう。
例えば、周囲を監視する目的で防犯カメラの購入を検討していた場合、一方向しか映像を映せない防犯カメラでは不十分です。
また、機種によって搭載されている機能も異なります。赤外線やマイク内蔵といった便利機能が搭載されている防犯カメラもありますが、使わなければ意味がありません。
「この防犯カメラで目的を達成できるか」「目的達成のために必要な機能はなにか」などを踏まえて、目的に沿った防犯カメラを選びましょう。
防犯カメラの種類や機能については、以下の記事で詳しく紹介しています。こちらも合わせてご覧ください。
設置場所を確認する
防犯カメラは、取り付ける場所の確認も重要です。
何も考えずに防犯カメラを取り付けると、思った効果を得られません。監視したい場所や設置目的を考えて、防犯カメラの取り付け場所を明確にしておきましょう。
例えば、空き巣を拒みたいのであれば、屋内ではなく玄関やベランダといった侵入経路としてよく利用される場所に設置すると効果的です。
また、防犯カメラの取り付けを検討している場所の材質が柔らかすぎると、いざ防犯カメラを取り付けても重さに耐えきれず落下する恐れがあります。設置場所の位置だけでなく、強度も一緒に確認しましょう。
撮影範囲を確認する
防犯カメラを取り付ける際は、撮影範囲の確認を怠らないようにしましょう。
撮影範囲を確認しないと、不審者の顔や車のナンバープレートをよく映せなかったりぼやけたりして、防犯カメラの役割を果たせない可能性があります。
また、撮影範囲を広げすぎて近隣住民のプライベートを映してしまい、トラブルに発展することもあるでしょう。これは個人情報保護法に違反しており、場合によっては訴えられてしまいます。
「防犯カメラとしての役割を果たせるか」はもちろん、「近隣住民の私生活が映らないようになっているか」など、しっかり撮影範囲を確認するようにしましょう。
防犯カメラのガイドラインを確認する
防犯カメラを取り付ける際は、防犯カメラのガイドラインを確認することも必要です。
防犯カメラは不審者を監視することと同時に、周囲の状況も録画します。録画した映像に人が写っている場合、立派な個人情報になるため、設置したことや利用目的を明記したり、録画データの保存・削除を行う管理責任者を置いたりするなどの対応が必要です。
自宅に設置する場合は、オーナーや管理会社に確認してください。
また、自治体の多くは防犯カメラの取り付けに関するガイドラインを作成しているため、設置する前にお住まいの地域のガイドラインを事前に目を通しておきましょう。
防犯カメラの効果的な取り付け場所
防犯カメラを取り付けるときに一番迷うことは、防犯カメラの設置場所ではないでしょうか。ここでは、防犯カメラの効果的な取り付け場所を屋外・屋内にわけてご紹介します。
屋外の場合
屋外の場合は、以下の場所に防犯カメラを取り付けると効果的です。
- 出入口
- 駐車場
- ポスト投函口
出入口に防犯カメラの取り付ければ、不審者の侵入を抑制しつつ顔や服装を記録できます。3m程度の手が届かない場所に出入口に向けて撮影することが一般的です。
駐車場への設置は、車上荒らしや違法駐車、ごみの不法投棄などを防止できます。防犯カメラを設置していることを看板で強調すると、より効果を発揮するでしょう。
また、投函口に防犯カメラを設置すると、郵便ポストに不要なチラシや不審物を投函されたり覗かれたりする危険性を減らせます。
屋内の場合
屋内の場合は、以下の場所に防犯カメラを取り付けると効果的です。
- レジ付近
- ベランダ
レジ付近に取り付けることで、万引きや内引きの抑制を期待できます。また、接客の様子も記録できるため、映像を見返して様子を客観視することで、接客レベルの向上を狙えるといったメリットもあります。
なお、ベランダは侵入経路として利用される場所の1つです。防犯カメラの設置をすれば侵入を防げるだけでなく、セキュリティの高い家と認識されて不審者から狙われにくくなるメリットもあります。
防犯カメラを取り付ける方法
防犯カメラを取り付ける方法は、業者に依頼するか自分で取り付けるかの2択です。
業者に依頼する
防犯カメラの取り付けは、業者に依頼することが一般的です。
専門業者は防犯カメラのことを熟知しており、スムーズな設置はもちろん、防犯カメラを適した撮影範囲・場所に取り付けてくれるため、より高い防犯効果が見込めます。また、個人での取り付けが難しい場所も対応してもらえ、アフターサービスも充実しています。
防犯カメラに関する知識を持ち合わせていない場合は、業者に防犯カメラの設置をお任せすることをおすすめします。
ただし、業者への依頼は日程調整や費用がかかる点に注意しましょう。
業者に依頼するとカメラ代のほかに設置代や人件費も支払う必要があり、一般家庭だと15万円以上、飲食店や企業だと30万円以上と結構かかります。クラウド型カメラは初期費用が低いものの、月々の支払いを請求されます。
どちらにせよ、決して安い価格ではないため、業者に依頼する際は慎重に選びましょう。
防犯カメラの工事費用については、以下の記事で詳しく紹介しています。ぜひこちらも合わせてご覧ください。
DIYで取り付ける
最近では、DIYで防犯カメラを取り付けられるようになりました。
設置前に防犯カメラの動作確認を行って設置場所を決定してから、防犯カメラの配線や設定などの準備を行います。その後、防犯カメラを固定し、外部モニターやレコーダーと接続すれば取り付け完了です。
DIYで取り付けることで人件費や運搬費などの支払いがなくなるため、業者に依頼するより費用を抑えられます。
ただ、その分防犯カメラを取り付ける手間がかかります。また、配線ケーブルやモール、ジャンクションボックスといった取り付けに必要な材料も自分で調達しなければなりません。
さらに、材料を間違えて購入したり、壊して追加購入したりすると、かえって費用がかさむケースもあるでしょう。DIYに慣れていない場合は、自分で取り付けようとせず、業者に依頼した方が手間もかからず確実に防犯カメラを設置できます。
DIYで設置しやすい防犯カメラ
ここでは、DIYで設置しやすい防犯カメラをご紹介します。
どうしても自分で防犯カメラを取り付けたい場合は、こちらで紹介している防犯カメラの利用を検討しましょう。
ワイヤレスカメラ
ワイヤレスカメラは、無線で映像を記録できる防犯カメラです。
ケーブルの準備や配線ルートの確保をする必要がないため、比較的簡単に取り付けられます。また、同様の理由で高所や配線ルートがない場所にも簡単に設置できます。
さらに、ワイヤレスカメラは費用が安価なものが多く、約1万円とお手頃価格購入できることも魅力です。
ただし、Wi-Fiの通信速度が遅いと映像を記録できない、接続できないといったデメリットがあります。
トレイルカメラ
トレイルカメラは熱を感知して自動撮影するカメラで、主に鳥獣被害の防止や動物の観察に使用されています。ワイヤレスカメラと同じくケーブルが不要で、好きな場所に簡単に取り付けられます。
トレイルカメラのメリットは、ネット環境なしで利用できる点です。トレイルカメラは山奥での使用を想定して作られているため、ネット回線や外部電源がない環境でも使えるようになっています。
また、価格も比較的安めです。
約1万円で販売されており、安いものだと6,000円程で購入できます。
ただ、トレイルカメラは熱を感知したときに撮影するため、人通りが多い場所に取り付けるとすぐにバッテリーが切れてしまいます。出入口などへの設置は適していません。
ダミーカメラも1つの手段
防犯対策として、ダミーカメラを取り付けるのも1つの手です。
ダミーカメラは映像を記録できませんが、不審者に「防犯カメラがある」と思わせて威嚇効果が期待できます。もちろん配線経路やケーブルも必要ありません。費用も約2,000円と非常い安く、気軽に取り入れられます。
ただし、ダミーカメラと見極められれば防犯対策とはならず、証拠映像も残りません。
ダミーカメラは不審者を威嚇できるだけのカメラだと理解したうえで利用を検討しましょう。
防犯カメラを取り付けて効果的な防犯を
今回は、防犯カメラを取り付ける方法や注意点、効果的な取り付け場所などをご紹介しました。
防犯カメラは防犯対策として優秀ですが、取り付け方を間違えると思うような効果を発揮してくれません。防犯カメラを取り付ける目的や設置場所を確認し、防犯効果を高めることが大切です。
また、取り付ける方法は「業務への依頼」と「DIY」の2種類があります。基本的には業者に依頼する方をおすすめしますが、目的によってはDIYでの設置も検討するといいでしょう。
この記事を参考にして、防犯カメラを効果的な場所に設置して安全を確保してみてください。
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