アナログカメラとは?メリットやデメリット、ネットワークカメラとの違いも解説
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販売店やマンションなどのセキュリティが心配で、防犯カメラの設置を検討する人もいるでしょう。防犯カメラには「アナログカメラ」と「ネットワークカメラ」の2種類があり、どちらも防犯目的として使用されています。
いろいろと考えた結果、アナログカメラを設置しようと思ったものの、「セキュリティ機能はあるのか」「コストは安いのか」などで悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
この記事では、アナログカメラのメリットやデメリット、ネットワークカメラとの違いなどをご紹介します。
アナログカメラの導入を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
アナログカメラとは
アナログカメラとは、同軸ケーブルでカメラとモニターを直接接続して撮影した映像を確認するタイプの防犯カメラです。CCTV(Closed Circuit Television)カメラとも呼ばれています。
身近なものだと、フィルム式カメラやテープ記録式カメラがアナログカメラに該当します。
アナログカメラ経由で撮影した映像データは、ハードディスクやフィルム内に記録が可能です。
アナログカメラのメリット
アナログカメラのメリットは、主に以下の4つです。
- コスパが高い
- 安定して映像を撮影できる
- 簡単に設置できる
- メンテナンスが簡単
では、順に見ていきましょう。
コスパが高い
アナログカメラの最大のメリットは、とにかくコスパが高いところです。
機種や設置個数によって変化しますが、アナログカメラ本体だけだと安いもので数千円、高いものでも10万円程度となっています。ちなみに、ネットワークカメラは5万円~50万円程度です。
また、周辺機器や維持費、メンテナンス費なども、アナログカメラだとそこまで料金がかかりません。
低コストで導入したい人には、うれしいメリットでしょう。
安定して映像を撮影できる
アナログカメラは同軸ケーブルで直接接続するため、ネット環境に左右されず安定して映像を撮影できます。
防犯目的でカメラを導入しても、撮影できていないと設置した意味がありません。
外部からの影響を受けにくく、同軸ケーブルが切れたり抜けたりしない限り、撮り続けられます。
簡単に設置できる
アナログカメラは、非常に簡単に設置できます。
同軸ケーブルでカメラとモニターを接続するだけです。
他に設定することはなく、接続さえすれば撮影が開始されます。
「デジタル操作に慣れていない」「複雑な操作は苦手」という人でも、問題がなく利用できるでしょう。
メンテナンスが簡単
メンテナンスが簡単なところも、アナログカメラのメリットです。
アナログカメラの構造はシンプルがゆえに、何かしらのエラーが出て撮影できなくなったときもすぐに原因を解明できるため、修理や部品交換を迅速に行えます。
アナログカメラのデメリット
アナログカメラには、以下3つのデメリットがあることも押さえておきましょう。
- 工事が必要
- 画質が悪い
- 広範囲撮影が難しい
工事が必要
アナログカメラを導入する際、ほとんどのケースで配線工事をしなければなりません。場合によっては、壁に穴を開ける必要もあります。
そのため、どうしても工事費用がかかってしまいます。
カメラ本体代や維持費などは安いアナログカメラですが、多額の工事費用がかかることがデメリットです。
画質がやや悪い
アナログカメラは、ネットワークカメラと比べて画質がやや悪いです。
アナログカメラの画素数は約30万に対して、ネットワークカメラの画素数は約100万と3倍程度の違いがあります。
この差を見るとアナログカメラの画質が悪いと思いますが、実は現在のアナログカメラの画質は向上しています。
市場で出回っているアナログカメラの多くは「HD-SDI」「EX-SDI」「AHD」といった信号方式を使っており、画素数は200万〜400万です。
ネットワークカメラと比べると見劣りしますが、現在のアナログカメラの画質はそこまで悪くないでしょう。
広範囲撮影が難しい
アナログカメラは一方方向の撮影が一般的で、広範囲の撮影には向いていません。
一応、首振り機能やズーム機能を拡張できますが、拡張するにはケーブルを追加で接続する必要があり、アナログカメラの周囲が非常に汚くなります。
アナログカメラをおすすめできる人
ここまででご紹介したメリットやデメリットを踏まえると、アナログカメラの導入は以下のような人におすすめです。
- 導入費用をとにかく抑えたい人
- 一部分の防犯目的で導入したい人
- デジタルに慣れていない人
「一応上記に当てはまっているものの、本当にアナログカメラで良いのか判断できない」という場合は、一度「カメチョ」にお問い合わせください。無料でご相談を承ります。
アナログカメラが不向きな場合は「ネットワークカメラ」の導入を
アナログカメラが不向きだと感じた場合は、ネットワークカメラの導入を検討しましょう。
そもそもネットワークカメラとは、カメラとモニターをインターネット経由で接続するタイプの防犯カメラです。IPカメラとも呼ばれています。
起動させるためにパソコンなどが必要なウェブカメラと違い、ネットワークカメラはコンピューターが内蔵されており、24時間365日の撮影に向いています。
ネット環境が一般化された現在では、ネットワークカメラが主流です。
ネットワークカメラのメリット
ネットワークカメラのメリットは、主に以下の4つです。
- 配線工事が不要
- 簡単に増設できる
- 撮影データの管理が楽
- 画質が良い
アナログカメラと違って、ネットワークカメラは工事が不要で設置できることが大きなメリットです。また、画質も良く、撮影データの管理も手間がなくスムーズに行えます。
カメラ台数が少ないと感じたときも、ネットワークカメラはインターネット経由で接続しているため、簡単に増設が可能です。
撮影範囲も広く、利便性にたけた防犯カメラとなっています。
ネットワークカメラのデメリット
ネットワークカメラには、以下のようなデメリットもあります。
- コストがやや高い
- 撮影が途切れる可能性がある
- メンテナンスが難しい
ネットワークカメラは本体代が5万円~50万円程度とやや高めです。工事費用がかからないとはいえ、維持費やメンテナンス費のことも考えると、気軽に手が出しにくいでしょう。
また、インターネットを活用しているため、通信状況によっては接続が切れて録画されていない可能性もあります。
中身も複雑で、エラーで撮影できなくなったときも原因解明に時間がかかり、メンテナンスもアナログカメラより困難です。
防犯目的以外に、従業員の監視目的やマーケティング目的など、他の用途にも使用したい場合は、ネットワークカメラの導入をおすすめします。
アナログカメラで防犯対策をするか検討しよう
今回は、アナログカメラのメリットやデメリット、ネットワークカメラとの違いなどをご紹介しました。
アナログカメラは、カメラとモニターを同軸ケーブルで直接接続するタイプの防犯カメラです。メンテナンスをしやすく、コスパが良く導入しやすい反面、低画質などのデメリットもあります。
一方のネットワークカメラは、コストが高いものの、画質が良く広範囲ので撮影が可能です。なにより、工事不要で設置できるところが最大の魅力でしょう。
入り口や金庫などを監視する目的で利用するなら、アナログカメラで十分に活躍します。ただし、防犯目的以外の利用もしたいのであれば、ネットワークカメラの方がおすすめです。
導入目的や撮影を検討している場所を踏まえて、アナログカメラかネットワークカメラのどちらが合っているか検討してみてください。
防犯カメラについて分からないことがあれば、カメチョへご相談ください。ご入用の際は、アナログカメラやネットワークカメラの設置までご対応いたします。
無料相談も承っているので、ぜひお気軽にお問い合わせください。