防犯カメラ・監視カメラ用語集
フェイルオーバー機能
フェイルオーバー(Fail-over)とは、運用中のコンピュータシステムなどで異常が発生し、本来の機能を果たすことが出来なくなった場合に待機しているバックアップシステムにその機能を自動で肩代わりさせる機能のことをいう。防犯カメラ・監視カメラのシステムにおいては、ネットワーク上の映像レコーダー(NVR)が故障した場合に、同一ネットワーク内にあるレコーダーに映像データを迂回させて録画する機能においてこの用語が用いられることが多い。HDDのRAID構成などもフェイルオーバー機能のひとつである。また、自動でシステムの切替を行うことをフェイルオーバーというのに対して、人間が手動で配線の繋ぎ変えやレコーダーの設定を変更してシステムを安定稼動させる場合は「スイッチオーバー」という。
監視カメラシステムにおいては、悪意のある他社からの攻撃が想定されるため、映像や電源を伝達するケーブルが切断されたことを検知しスイッチオーバーを促すシステムも多い。