防犯カメラ・監視カメラ用語集
DDoS攻撃
DDoS攻撃とは、分散型サービス拒否攻撃ともよばれ、攻撃対象のサーバに対して、多くのネットワーククライアント(攻撃元)から分散したアクセスを大量に送り込み、サーバーの処理能力をオーバーする要求を行うことでその機能を停止させたり、権限を奪ったりする攻撃のことをいう。大きな特徴としては、
- 攻撃元のコンピュータのほとんどがウィルスなどによって管理者の知らないうちに攻撃者になってしまっている(「踏み台」にされる)こと
- 通常のアクセスとDDoS攻撃のアクセスは見分けが付きにくく、完全に被害を防ぐことが難しい
- 攻撃者が無数にいるため、悪意のある攻撃者と「踏み台」との見分けが難しく、犯人の特定が困難
等の点が挙げられる。2016年にはネットワークカメラやネットワークビデオレコーダー(NVR)などLinuxOSベースで稼動する機器を踏み台にするボットネット「mirai」が登場し、話題になった。現在では、従来のPCだけではなくIoT機器やネットワークルータにおいてもセキュリティ上の脆弱性に対処する必要が出てきている。