スマホで見ることができる防犯カメラのメリットは?仕組みやおすすめ機種を紹介
スマホ連動防犯カメラは、モニターを介さずスマホを通じて遠隔で映像をチェックできる優れものです。
防犯カメラの導入にスマホ連動型を採用しようと検討しているものの、先にメリットやデメリットを知りたいのではないでしょうか。
本記事では、スマホ連動防犯カメラのメリットやデメリット、注意点、おすすめ機種などを紹介します。
スマホ連動防犯カメラの導入を迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
スマホで見られる防犯カメラの仕組みについて
スマホで見ることができる防犯カメラは、いわゆる「ネットワークカメラ」の機種が多めです。記録した映像・録画データのやり取りは、ネットワークを経由して行います。
一般的なアナログカメラよりデータ移行がスムーズで、配線工事も簡単です。
AHDカメラやTVIカメラといった従来のアナログカメラでも、スマホで遠隔操作できます。アナログカメラはコスパがよく、メンテナンスをしやすい点が魅力的です。
スマホ連動型防犯カメラは防犯対策用の企業向けモデルが大半ですが、最近は見守り目的の個人宅向けモデルも増えてきています。
アナログカメラとネットワークカメラの違いは、別記事で詳しく解説しています。気になる人は、ぜひこちらも合わせてご覧ください。
スマホで見られる防犯カメラを利用するメリット
スマホで見ることができる防犯カメラを利用するメリットは、主に以下の3つです。
- スマホを通じて防犯カメラの映像を遠隔視聴できる
- 気軽に防犯カメラの映像をチェックできる
- モニター台のコスト削減に繋がる
スマホを通じて防犯カメラの映像を遠隔視聴できる
スマホ連動の防犯カメラであれば、スマホを通じて映像を外出先など好きな場所から遠隔操作で確認できます
不審者チェックはもちろん、従業員がサボっていないかモニタリングしたり、防犯カメラで修理箇所を事前に確認する際に役立ちます。
気軽に防犯カメラの映像をチェックできる
気軽に防犯カメラの映像をチェックできる点も、スマホで見られる防犯カメラを利用するメリットのひとつです。
スマホ非対応の防犯カメラだと、モニターのある場所へ行かなければ映像データをチェックできません。その反面、スマホ連動の防犯カメラは好きなタイミングで映像の確認が可能です。
モニター費用のコスト削減に繋がる
防犯カメラの映像をスマホで見られるようになれば、モニターの設置数も減らせます。そのため、モニター費用のコスト削減にも繋がります。
特に個人宅用に利用する人にとっては、モニターの費用と設置場所が必要なくなる嬉しいメリットです。
スマホで見られる防犯カメラを設置する際の注意点
スマホで見られる防犯カメラは多くのメリットがある一方で、以下2つの注意点を抱えています。
- プライバシーの侵害や近隣トラブルに気を付ける
- 目的に沿った防犯カメラの種類を選ぶ
利用する前に、必ず把握しておきましょう。
プライバシーの侵害や近隣トラブルに気を付ける
室外にスマホ連動の防犯カメラを設置する際は、プライバシーの侵害に十分注意してください。
もし録画した映像データが外部へ漏洩してしまうと、民法709条『損害賠償請求・慰謝料請求(不法行為など)』に基づいて慰謝料請求される恐れがあります。
情報漏洩を防ぐために、映像データの管理は必ず徹底しましょう。
また、防犯カメラが近所を映していた場合、近隣トラブルへの発展も珍しくありません。「防犯カメラを付けること」「防犯カメラの設置目的」を事前に説明しておくと、近隣トラブルの回避に繋がります。
プライバシーの侵害をせず防犯カメラを運用する方法は、以下の記事で解説しています。詳細を知りたい人は、ぜひこちらも合わせてご覧ください。
目的に沿った防犯カメラの種類を選ぶ
スマホ連動の防犯カメラを選ぶときは、目的に沿ったものを選びましょう。
目的に合わない防犯カメラを設置すると、思ったような効果を期待できず後悔するケースが多いです。
防犯カメラにはさまざまな種類があり、種類によって特徴が異なります。代表的な防犯カメラの種類と特徴は、以下の通りです。
特徴 | |
ボックス型 | 一般的な防犯カメラ。 見慣れた形状で目立ちやすいため、防犯抑制目的によく利用されています。防水・防じん機能のない機種もあり、主に店舗やマンション内に導入されることが多いです。 |
バレット型 | ボックス型カメラの派生版。 「ハウジング」という保護ケースがかぶさっており、防水・防じん機能や温度変化を防げます。ボックス型と違い、屋外に導入されています。 |
ドーム型 | ドーム状のケースに入っている防犯カメラ。 監視場所が |
PTZカメラ | レンズを遠隔操作できる防犯カメラ。 状況に応じてレンズの向きを上下左右で自由に調整でき、ズームイン・アウトも可能です。主に商業施設に導入されています。 |
全方位型 | 360°撮影できる防犯カメラ。 ほぼ死角がないため、監視カメラの導入台数を抑えられます。商業施設内で混雑する場所に導入されているケースが多いです。 |
どの防犯カメラが自分に合っているのかわからない、迷っているときは、専門業者に問い合わせて確認してもらいましょう。
「カメチョ」では、防犯カメラに関する相談から見積もりまで、すべて無料で承っています。気になる点が少しでもあれば、まずは一度お気軽にお問い合わせください。
スマホで見られる防犯カメラの映像データを録画したいならNVRが必要
スマホで見られる防犯カメラの映像データを録画したいなら、NVRが必要です。
NVRとは「Network Video Recorder(ネットワーク・ビデオ・レコーダー)」の略称で、防犯カメラの映像を保存する機器を指します。
ほとんどの防犯カメラには録画機能が備わっておらず、リアルタイムの映像確認はできるものの、NVRがないと録画はできません。
ちなみに、防犯カメラにSDカードを入れて録画する方法もあります。ただし、録画時間が短く映像データを再生するまでに手間もかかるため、複数台運用する場合はNVRの方が最適です。
防犯カメラを何十台も運用するなら「NVR」を使った一括管理がおすすめですが、2~3台程の運用数であれば「SDカード」に録画してコストを下げる方法も使えます。
スマホで見られる防犯カメラが欲しいなら「Solid Camera」がおすすめ
スマホ連動の防犯カメラはさまざまなメーカーが販売しており、中でも「Solid Camera」の防犯カメラがおすすめです。
15万台もの防犯カメラを販売した実績があり、多種多様な企業がSolid Cameraの防犯カメラを導入・運用しています。利用まで3ステップと誰でも簡単に接続できる点も嬉しいポイントです。
Solid Cameraで購入できるスマホ連動防犯カメラは多々ありますが、特におすすめしたい商品は以下の3つです。
IPC-16FHDs:企業・自宅の屋外防犯対策に
情報 | |
モデル | 屋外用フルHD IPネットワークカメラ |
電力 | DC12V /1A |
防水・防塵機能 | IP66 ※LANケーブル部と付属品は防水不可 |
音声 | マイク内蔵 オーディオ圧縮:G.711 |
赤外線LED | ハイパワーLED 2個 |
同時接続ユーザー数 | 最大8人 |
動作条件(温度) | 起動時:-20~50℃ 作動時:-30~50℃ |
IPC-16FHDsは、ボックス型のスマホ連動防犯カメラです。
フルHD画質と広角レンズを採用しており、幅広い範囲を高画質で撮影できます。照度に応じて撮影モードを自動で切り替える「デイ&ナイト機能」や動体検知もあり、非常に高性能です。
防水防塵機能も高く、全方向から3分間水を浴びても浸水しない構造になっているため、安心して室外へ設置できます。
室外に防犯カメラの設置を検討しているなら、IPC-16FHDsを選びましょう。
SLL-01LTE:電源&ネット環境が不要で設置場所を選ばない
情報 | |
モデル | SLL-01LTE |
電池 | 18650リチウムイオン電池 × 4本 ※1本あたり2500mAh |
消費電力 | 待機状態:0.03W 稼働時:昼モード1.3W/夜モード 3W |
充電 | 5W ソーラーパネル充電、5V/2A USBポート ※約8時間でフル充電 |
防水・防塵機能 | IP66相当 |
音声 | コーデック:AACおよびG.726 ビットレート:8Kbps、16bit |
赤外線LED | 波長:850nm 有効照射距離:20m程 |
同時接続ユーザー数 | 最大4人 |
動作条件(温度) | -20~60℃ |
SLL-01LTは、太陽光パネルが搭載されているSIM内蔵のスマホ連動防犯カメラです。
電力は太陽光で、ネット回線はSIMカードで補っており、電源工事と通信工事を行わず導入できます。そのため、電波が届きさえすれば、どのような場所でも設置可能です。
太陽光発電所や工事現場などにスマホ連動防犯カメラを設置したいなら、SLL-01LTの利用をおすすめします。
IPC-08FHD:接続が簡単で個人宅の見守り用に
情報 | |
モデル | ワイドパン・チルト フルHD IPネットワークカメラ |
電池 | DC5V、1.5A |
防水・防塵機能 | ✕ |
音声 | オーディオモニタリング用マイク内蔵 アラームと半二重通信用0.5Wスピーカー内蔵 オーディオ圧縮:G.711(RTSP使用時:AAC) |
同時接続ユーザー数 | 最大8人 |
動作条件 | 温度:0-50℃ 湿度:20‐80%RH |
IPC-08FHDは、上下130°と左右340°の広範囲撮影ができるスマホ連動防犯カメラです。
首振り性能が高く、ほぼ死角なしで撮影できます。また、集音マイクが内蔵されており、スマホを通じて防犯カメラ側の音声確認だけでなく、話しかけられます。
映像内に動きがあれば自動で録画を開始したり、スマホに通知が送られるため、映像をチェックする回数を減らせて便利です。
赤ちゃんや祖父母など、個人宅の見守り目的でスマホ連動防犯カメラを導入する場合は、IPC-08FHDを選べば間違いありません。
【補足】古いスマホを防犯カメラ代わりにする方法もある
防犯カメラをわざわざ購入せずとも、古いスマホを防犯カメラ代わりとして利用する方法があります。
古いスマホに監視カメラアプリをインストールして、Wi-Fiに接続するだけで利用できます。無料の監視カメラアプリであれば、お金もかかりません。
ただし、一方方向しか撮影できず、長時間撮影に向いていないデメリットがあります。
一度だけ室内を監視するときに便利ですが、何度も監視したいならスマホ連動防犯カメラが最適です。
古いスマホを防犯カメラ代わりにする仕組みやおすすめアプリは、以下の記事で詳しく説明しています。気になる人は、ぜひこちらも合わせてご覧ください。
スマホ連動の防犯カメラを使って映像チェックの簡潔化を目指そう
今回は、スマホ連動防犯カメラのメリットやデメリット、注意点、おすすめ機種などについて紹介しました。
スマホ連動防犯カメラは企業向けから家庭向けまで数多くの商品がリリースされていて、好きな場所・タイミングで遠隔地から映像データを確認できます。
ただし、室外で使用する際はプライバシーの侵害に注意しなければなりません。
数多くのメーカーからリリースされているスマホ連動防犯カメラですが、おすすめは「Solid Camera」です。目的を踏まえたうえで、Solid Cameraのスマホ連動防犯カメラを検討してみましょう。
ちなみに「カメチョ」では、スマホ連動防犯カメラの相談・見積もりを無料で承っており、ノンストップで設置までさせていただきます。一度見積もりを確認してから、導入を検討してみてはいかがでしょうか。