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車に防犯カメラを搭載するメリットとは?車載カメラの選び方


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車用防犯カメラ(車載カメラ)は、業務で使用する車両内の監視・防犯に有効です。

交通事故時の証拠や内部統制の強化にも役立つ防犯カメラですが、車用のカメラをどう選べば良いか迷っている方もいるでしょう。

本記事では車用防犯カメラ(車載カメラ)の概要や搭載メリットとデメリット、一般的な防犯カメラとの違い、車用防犯カメラの選び方を解説します。

車用防犯カメラ(車載カメラ)とは

車載カメラとは車に搭載するカメラ全般を意味します。そのためドライブレコーダーや監視カメラ、防犯カメラはカメラの種類に関わらず車載カメラです。

車載カメラは車両の盗難や車内での事故・事件の抑止効果、万が一事故や事件が発生した際の証拠として役立ちます。バスやタクシーなどの事業用車両、会社で所有する車に搭載して防犯や内部統制に利用されるケースが多いです。

車に防犯カメラを搭載するメリット

車に防犯カメラを搭載することで以下3つのメリットを得られます。

  1. 防犯
  2. 内部統制の強化
  3. 事故時の検証

車に防犯カメラを搭載するか検討している企業担当の方は参考にしてください。

防犯

車に防犯カメラを設置すれば、車内で起きる犯罪行為の抑止に役立ちます。監視カメラがある状況下であえて犯罪を犯す人はいないでしょう。

バスなどの車内にカメラがあれば、痴漢行為や盗難、そのほか犯罪を抑止できます。また社用車を駐車する際に駐車監視機能がついているカメラが設置されていれば、盗難を防止できます。

このように車に防犯カメラを設置するだけで、犯罪被害に巻き込まれにくい環境を作れる点がメリットです。

内部統制の強化

車を使用して外回り営業をおこなう機会が多い企業やバスやタクシーなど車両を扱う業務内容の企業の内部統制にも車用防犯カメラが有効です。

オフィスのように相互監視が不可能な環境下では、仕事をサボる、禁止行為を働く社員もいます。しかし、車内に監視カメラがあり見られていると感じれば、社内規則違反行為は防げるでしょう。

会社の内部統制の強化から見ても、車内に防犯カメラを設置するメリットは多いです。

事故時の検証

車両をよく使う業務に従事する場合、交通事故にあうリスクが高くなります。事故発生時の検証にも、防犯カメラの映像が有効です。

ドライブレコーダーの映像が交通事故の過失割合の決定にも利用されています。また、バスやタクシーなど旅客運搬業では乗客が急ブレーキによって怪我をする、転倒する事故も起こり得ます。

その際に車内防犯カメラがあれば、どのように事故が発生したかを確認できるでしょう。業務で車両を使用する以上は、自社の防衛のためにも車内防犯カメラを設置すべきです。

車に防犯カメラを搭載するデメリット

車に防犯カメラを設置するデメリットは2つあります。

  1. プライバシーへの配慮
  2. 車上荒らしなどへの対応ができない

防犯カメラの映像は個人情報には該当せず、業務で必要とされる範囲での映像利用は合法です。しかし、カメラ映像の取り扱いに注意しなければトラブルになるケースもあります。デメリットも把握したうえで、車の防犯カメラを設置しましょう。

プライバシーへの配慮

車に防犯カメラを設置する際は、プライバシーへの配慮が必要です。監視対象が社員の場合、業務中に防犯カメラで監視することはプライバシーの侵害には当たりません。

しかし、バスなどで乗客も含めて映像に記録する場合は使用目的の明確化、映像の管理規程を定めておく必要があります。

映像の管理者が誰なのか、映像の使用範囲や保管期限を明確にしたうえで、プライバシーに配慮した防犯カメラの取り扱いを検討しましょう。

車上荒らしなどへの対応ができない

一般的な車用監視カメラは、エンジンが起動している時のみ動作します。そのため、停車中に起きる事件への対応が遅れる点がデメリットです。

社用車やバスなどの商用車が車上荒らしの被害に遭った際に、映像が記録できなければ証拠が残りません。停車中の防犯も兼ねたカメラ設置を考えている場合は、停車中にも防犯機能がついているカメラを選ぶ必要があります。

車用防犯カメラ(車載カメラ)と通常の防犯カメラの違いとは

車用防犯カメラ(車載カメラ)と一般的な防犯カメラには以下3つの違いがあります。

  1. 耐震性・衝撃耐性
  2. 幅広い電圧への対応
  3. 光量変化への対応

一般的な防犯カメラとは違う点を認識したうえで、適切な車用防犯カメラを選びましょう。

耐震性・衝撃耐性

車用防犯カメラは耐震性や耐衝撃性に優れています。車は走行時に常に振動しており、また事故の時は強い衝撃が発生します。

振動で映像がブレると正しい証拠映像が確保できないため、車用カメラは耐震性を高めた製品が多いです。また、万が一事故が発生した時にカメラも破損すると、映像が確認できないリスクがあります。

そのため、車用防犯カメラは衝撃で故障しにくい作りになっています。一方で一般的な防犯カメラは強い衝撃や振動は想定されていないケースが多いです。

幅広い電圧への対応

車用防犯カメラは、幅広い電圧へ対応できるよう作られています。一般的な防犯カメラとは異なり、配電線によって安定した給電ができないためです。

通常の防犯カメラは100Vで作動しますが、車内では自動車のバッテリーからの給電であるため、電力を安定して供給できません。

そのため電力が変動した際にもカメラの映像が途切れないよう、電圧が変わっても対応できるように作られています。

光量変化への対応

車用防犯カメラは光量の変化にも強いです。自動車はトンネルへ入ると光源が著しく減少し、トンネルを出た時に光量が増えるなど光量変化が激しくなります。

その度に白飛びしていると、カメラの映像が不安定になり安定した映像を記録できません。一方で通常の防犯カメラは光量が変化する頻度が少ないため、急な光量変化に弱い傾向があります。

車用の防犯カメラの選び方

車用の防犯カメラ設置を考えている企業担当の方へ、防犯カメラ選びのポイントを解説します。

  1. 駐車監視機能
  2. 内蔵バッテリー
  3. 360度カメラ

耐震性・耐衝撃性や対応電圧の幅、光量の変化への対応に加えて以上の3つにも注目して車用防犯カメラを選びましょう。

駐車監視機能

車用防犯カメラを選ぶ際は、駐車監視機能付きの防犯カメラをお勧めします。駐車監視機能とは、停車時に動体検知により、万が一近づいてくる人がいれば自動でカメラの電源をONにし、映像を記録する機能です。

社用車に特殊な機材などを積むことが多い場合、車上荒らしなどの盗難被害も懸念されます。また車へのイタズラ防止の面でも、駐車監視機能が搭載されたカメラを選ぶと良いでしょう。

内蔵バッテリー

車用防犯カメラを選ぶ際は、内蔵バッテリー付きのカメラを選びましょう。エンジンからの給電のみで作動するカメラでは、停車中の監視ができません。

業務時間の監視と社用車の保護を考えるのであれば、内蔵バッテリー付きの防犯カメラがおすすめです。

360度カメラ

バスなどに防犯カメラを設置する際は、360度カメラがおすすめです。360度カメラは画角が広く、カメラを設置した位置から周囲を全て見渡すように撮影できます。

広い車内の様子をくまなく監視でき、万が一の事故発生時にもしっかり映像記録が残せる点がメリットです。

360度カメラの概要については360度防犯カメラの見え方と設置場所で紹介しています。

まとめ

車用防犯カメラはバスやタクシーなど運送業の防犯、そして業務態度の監視など内部統制の強化に役立ちます。防犯カメラの設置で犯罪を抑止する効果もあるため、車を業務で使用する企業は設置しておくべきでしょう。

車用防犯カメラを選ぶ際は、一般的な防犯カメラとの違いを理解したうえで、適切なカメラを選んでください。

しかし、車用防犯カメラの選び方が分からず困っている企業担当の方もいるはずです。

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