ガソリンスタンドに防犯カメラは必要?メリットやおすすめ機能を紹介
セルフ式ガソリンスタンドは現在徐々に数が増加しており、全ガソリンスタンドの約3割がセルフ式といわれています。
低価格でフルサービスガソリンスタンドとの差別化を図り、人件費を抑えられるメリットがあるものの、窃盗事件やスタッフの言動を問題視している店舗オーナーも少なくありません。
セルフガソリンスタンドの問題を解決する方法として、防犯カメラの設置をおすすめします。
本記事では、ガソリンスタンドに防犯カメラを設置するメリットや設置時の注意点などを紹介します。
防犯カメラをガソリンスタンドに導入すべきか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
目次
【結論】ガソリンスタンドに防犯カメラは必要
結論からいうと、以下のメリットがあるため、ガソリンスタンドに防犯カメラは必要です。
- 防犯効果が期待できる
- 車のナンバーや車種を記録できる
- スタッフの業務効率が高まる
- スタッフの動きをチェックできる
では、各メリットの詳細を見ていきましょう。
防犯効果が期待できる
セルフ式ガソリンスタンドが増えている中で、窃盗や精算機荒らしといった事件が年々増加しています。特にスタッフを一人しか配置していないことが多い深夜帯は、さまざまな店舗がターゲットとなっています。
そこで防犯カメラの出番です。
防犯カメラを設置すれば、犯人が捕まるリスクを恐れて、ガソリンスタンド内の犯罪抑制に繋がります。
車のナンバーや車種を記録できる
ガソリンスタンド内で窃盗事件や精算機荒らしは、犯行時間が約1~2分と非常に早いです。組織的な犯行であればより短時間で、警察が現場に到着した頃にはすでに逃げられ、現行犯逮捕が難しくなっています。
しかし、防犯カメラを設置していれば車のナンバーや車種を記録できるため、スムーズに犯人を逮捕できる可能性が高くなります。
万が一ガソリンスタンドで事件が発生したとしても、防犯カメラの有無でその後の対応に雲泥の差が生まれるでしょう。
スタッフの業務効率が高まる
ガソリンスタンドに防犯カメラを設置することは、防犯対策だけでなく、スタッフの業務効率化にも繋がります。
例えば、セルフ式ガソリンスタンドは基本ワンオペです。車を一台監視していると、他車の様子を確認できません。「その隙を突かれて犯行が行われる」こともあるでしょう。
しかし、防犯カメラを設置すると、スタッフひとりでも複数の車を同時に監視可能です。店舗内の仕事をしつつ他車監視の並行作業が実現し、業務効率が高まります。
フルサービス式ガソリンスタンドでも、来客の見逃しを防げるメリットがあります。
スタッフの動きをチェックできる
ガソリンスタンドに遠隔監視ができる防犯カメラを設置することで、店舗オーナーがスタッフの動きをチェックできます。
接客レベルの低さが課題のガソリンスタンドであれば、防犯カメラの映像を通じて改善点の模索が可能です。また、スタッフは「常に映像がオーナーに確認されている」と考えるため、業務のサボリ防止も期待できるでしょう。
このように、防犯カメラは防犯対策としてだけではなく、マーケティングとしても活用できます。
ガソリンスタンドに欲しい防犯カメラの機能
防犯カメラをガソリンスタンドに設置する時、以下の機能が備わっている防犯カメラの設置をおすすめします。
- モーション検知機能
- スポットモニタ機能
モーション検知機能
モーション検知機能とは、画面内に動きがあった時だけ検知して撮影してくれる機能のことです。
防犯カメラの映像を常時録画すると、必要な映像が上書きされるかもしれません。しかし、モーション検知機能が備わっている防犯カメラであれば動きがあった時のみ撮影するため、より長時間の録画を実現できます。
また、検知範囲は自由に設定可能で、給油スタンド近くにしておくと通行人やスタッフを誤認知する心配もなくなります。
24時間営業をしているガソリンスタンドは、モーション検知機能のついた防犯カメラがぜひ欲しいところです。
スポット映像出力機能
スポット映像出力機能はモーション検知機能と連動させる機能で、検知した映像をサブモニターへ映してくれます。
防犯カメラの設置で、複数台の車を同時監視できるメリットコトがメリットです。また、スポット映像出力機能は反応があった時だけ別のモニターに表示させるため、動きのあった映像にスタッフが気付きやすくなります。
しかし、防犯カメラの台数分映像をチェックする必要があり、犯行を見逃してしまうことはデメリットです。
映像に動きがあまりない深夜帯のガソリンスタンド監視には、スポット映像出力機能が役立つでしょう。
ガソリンスタンドに防犯カメラを設置する際に気になること
ここでは、ガソリンスタンドに防犯カメラを設置する際に店舗オーナーが気になるようなことをまとめています。
防犯カメラの導入に合わせて、こちらも確認しておくといいでしょう。
防犯カメラの費用相場はいくら?
防犯カメラの設置費用は、1台あたり「15万円~30万円」が相場といわれています。ここまで高い理由は、防犯カメラ本体代だけでなく、設定費や作業費なども必要なためです。
ガソリンスタンドに設置する場合、足場代や人件費が膨らむことを想定すると1台の防犯カメラ設置に約30万円かかると思っておきましょう。
防犯カメラの設置にかかる費用については、以下の記事で詳しく説明しています。ぜひこちらも合わせてご覧ください。
防犯カメラの画質はどのくらいにすべき?
ガソリンスタンドに防犯カメラを設置するなら、画質は「200万画素~500万画素」のフルHDが最適でしょう。フルHD画質であれば、映像を拡大した時に車の車種やナンバープレートが鮮明に映ります。
4Kや8KなどフルHD以上の画質で録画できる防犯カメラもありますが、画質が高いほど録画に必要なデータ容量も大きくなり、映像の保存時間が短くなります。
また、画質が良い分、本体代が高くなる点もオーナー側からするとデメリットとなるでしょう。
性能とコストのバランスを考えると、防犯カメラの画質はフルHDがおすすめです。
防犯カメラの保存期間はどのくらいが良い?
防犯カメラの保存期間は特に決まっていませんが、多くのガソリンスタンドが1~2週間に設定しています。
ガソリンスタンドで発生した窃盗や精算機荒らしは、遅くても1日後には発覚します。犯行の瞬間と車種・ナンバープレートなどを記録して警察に届出を出せれば防犯カメラとしての役割を果たせるため、1~2週間の保存期間が妥当でしょう。
一か月以上保存できる機材もありますが、その分コストも高くなります。そもそもガソリンスタンドに長期間の保存は必要ないと思われるため、コスト面も踏まえて1~2週間の保存期間がおすすめです。
ガソリンスタンドに防犯カメラを設置する際は専門業者に相談を
ガソリンスタンドに防犯カメラを設置する際は、専門業者に相談することをおすすめします。
機能やコスト面だけで防犯カメラを選んでしまうと、ガソリンスタンドに設置する目的に合わない防犯カメラを購入してしまう恐れがあり、購入後に後悔するかもしれません。
また、設置場所によっては「防犯カメラで不審者を牽制できない」「撮りたい映像がうまく映らない」といった事態に陥るケースも珍しくありません。
専門業者に事前相談すれば、運営しているガソリンスタンドに合った防犯カメラを提供してもらい、目的を果たせるような設置場所も検討してくれます。
防犯カメラの専門業者「カメチョ」では、いつでも無料で相談を承っています。ガソリンスタンドへの導入を検討している人は、お気軽にお問い合わせください。
ガソリンスタンドに防犯カメラを設置して防犯対策をしよう
今回は、ガソリンスタンドに防犯カメラを設置するメリットや設置時に気になることなどについて紹介しました。
防犯カメラをガソリンスタンドに設置することで、犯罪抑制だけでなく、スタッフの育成や業務効率化などに活用できます。
より高い防犯・監視対策をしたい場合は、「モーション検知機能」と「スポットモニタ機能」が備わった防犯カメラの導入をおすすめします。
運営しているガソリンスタンドの治安とサービスを良くするためにも、防犯カメラを設置しましょう。
防犯カメラについて何かわからないことがあれば、いつでもカメチョへご相談ください。カメラ探しから費用の見積もりまで無料で対応させていただきます。