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広角レンズの防犯カメラは便利?メリットや注意点、おすすめ設置場所を解説

防犯カメラのレンズは、遠距離撮影に向いたものから全範囲撮影ができるものまで、さまざまな種類があります。中でも広角レンズは幅広い撮影範囲をカバーして、より多くの対象物を監視できます。

広角レンズの防犯カメラに興味をもち、導入を検討しているのではないでしょうか。

本記事では、防犯カメラの広角レンズを使うメリットや注意点、おすすめ設置場所などを紹介します。

広角レンズを設置すべきか判断したい人は、ぜひ参考にしてみてください。

防犯カメラにおける「広角」とは

防犯カメラにおける広角とは、広範囲撮影を指しています。

防犯カメラの焦点距離は5m程のものが多く、これより長いと「望遠」、短いと「広角」と呼ばれます。

防犯カメラの広角を決める要素は2つ

防犯カメラの広角を決める要素は、主に「画角」「撮影対象の距離」の2つです。

画角

防犯カメラの撮影範囲を指す角度のことを、画角といいます。
画角が広いほど広角になり、より広い範囲を撮影できます。

画角は、水平方向を示す「水平画角」と垂直方向を示す「垂直画角」の2種類があり、それぞれ防犯カメラのレンズによって定められています。

つまり、「画角は防犯カメラのレンズによって決まる」ということです。

広角で撮影できるレンズは、主に以下の3つが挙げられます。

特徴
広角レンズ 一般的な広角で撮影できるレンズ。通常の防犯カメラより広範囲で撮影でき、遠近感を強調したような映像を撮れます。不特定多数の人を監視したいときに向いています。
バリフォーカルレンズ パソコン操作で、遠隔でレンズを動かすことが出来る防犯カメラ。ズームをしたり、レンズを左右に動かすことが出来ます。価格は比較的高めですが、1台であらゆる目的を達成できる万能型です。
360度カメラ 全方位を確認できる半ドーム型の防犯カメラ。撮影範囲の死角がほぼなく、物陰に隠れない限り撮影範囲内であれば映像に映ります。スーパーや大型ショッピングセンターなど、広い場所の防犯対策に360度カメラはよく利用されています。

各広角レンズの詳細や撮影範囲については、以下の記事で詳しく解説しています。気になる人は、こちらも合わせてご覧ください。

防犯カメラの撮影範囲は画角で変わる!撮れているか確認する方法を解説

撮影対象の距離

画角だけでなく、撮影対象の距離も広角に影響を与えます。

撮影対象と距離が遠いほど撮影範囲が広角になり、逆に近くなると狭くなります。

そのため広角レンズを選んでも、撮影対象の距離によってはレンズの恩恵を得られない可能性があります。

広角の防犯カメラを使うメリット

広角の防犯カメラを使うメリットは、主に以下の2つです。

  • 広い範囲を撮影できる
  • ピントの合う範囲が広い

広い範囲を撮影できる

広角の防犯カメラを使う最大のメリットは、撮影範囲が広いところです。

設置する防犯カメラの台数を減らすことが出来るため、予算をおさえることが可能です。

従来の防犯カメラと違ってより多くの対象物を撮影でき、防犯・監視対策が高まります。

ピントの合う範囲が広い

広角の防犯カメラは被写界深度が深く、広範囲でピントが合います。

ピントの合う範囲が広いため、映っている対象物の詳細がボケにくく、人物の見た目や服装などを調べたいときに役立ちます。

広角の防犯カメラを使うときの注意点

広角の防犯カメラを使うときは、以下2つに注意しましょう。

  • 遠距離にある対象物がやや不鮮明
  • プライバシーの侵害を犯さないよう要注意

遠距離にある対象物がやや不鮮明

広角の防犯カメラは広範囲撮影に強い反面、遠距離撮影には向いていません。

遠距離にいる対象物を確認しようと拡大しても、映像がやや不鮮明で詳細まで把握できないケースが多いです。

プライバシーの侵害を犯さないよう要注意

防犯カメラで撮影した映像が外部へ漏洩すると、プライバシーの侵害を犯してしまう恐れがあります。広範囲撮影ができる防犯カメラだと、より多くの人が被害に合います。

プライバシーの侵害に認められた場合、民法709条『損害賠償請求・慰謝料請求(不法行為など)』に該当して賠償金を支払わなければなりません。加えて、社会的信用を失うキッカケに繋がります。

プライバシーの侵害を犯さないよう、防犯カメラで撮影した映像データは厳重に管理しましょう。

法律違反せず防犯カメラを設置する方法もあるため、気になる人は以下の記事も合わせてご覧ください。

防犯・監視カメラの導入の注意点とは?法律違反の事例や防犯カメラの機能をご紹介!

広角の防犯カメラはどのような場所への設置がおすすめ?

広角の防犯カメラは、以下のような場所へ設置したいときにおすすめです。

  • 工事現場
  • コンビニ
  • オフィスの出入り口

不特定多数の人を広範囲で撮影できるため、工事現場やオフィスの出入り口なら不審者の侵入防止、コンビニなら万引き対策などに役立ちます。

防犯対策だけでなく、設置場所によれば従業員のサボりチェック、社内マーケティングなども活用できます。導入目的に合っていると感じた場合は、広角の防犯カメラを設置してみましょう。

設置を悩む場合は、ぜひ防犯カメラの専門業者「カメチョ」へご連絡ください。数ある防犯カメラの中から自社に合ったものを提案・見積もりし、ワンストップで設置まで行います。

相談や見積もりは無料で承っているため、まずは一度お気軽にお問い合わせください。

>>カメチョへの無料相談はこちら

広角の防犯カメラの選び方

広角の防犯カメラを検討するときは、主に以下3つの要素を踏まえて選ぶと失敗しにくくなります。

  • 設置目的で選ぶ
  • 設置場所で選ぶ
  • 防犯カメラの性能で選ぶ

詳しい内容は『初めて防犯カメラを選ぶなら』の記事で紹介しているため、しっかり把握したい人はぜひこちらも合わせてチェックしてみてください。

初めて防犯カメラを選ぶなら ~読んで解決!防犯カメラ講座~

設置目的で選ぶ

設置目的にそぐわない防犯カメラをつけても、大きな効果は得られません。

広角の防犯カメラであれば、不特定多数の人の監視や防犯、モニタリング目的などに使えます。一方で、狭い範囲を鮮明に監視したい場合だと、広角の防犯カメラは不向きです。

設置目的が広角の防犯カメラに合っているか、今一度確認してみましょう。

設置場所で選ぶ

広角の防犯カメラを検討するうえで、設置場所も重要な要素です。

同じ出入り口でも、オフィスへ入社する場所などたくさんの人が行き来する場合は、広角の防犯カメラが向いています。

しかし、金融機関の金庫といった出入り人数が少なく対象物の詳細を把握したい場合は、あまり効果的ではありません。

大きなスペースを撮影するならば、広角の防犯カメラがおすすめです。

防犯カメラの性能で選ぶ

広角の防犯カメラに限らない話ですが、性能で選ぶことも大切です。

たとえば夜中でも防犯・監視をしたい場合は、赤外線や高感度を利用した「暗視機能」が搭載された防犯カメラを選びましょう。撮影範囲内で動きがあると自動追尾してくれる「動体検知機能」が備わっていれば、監視体制も楽になります。

また、不審者に対して強い威嚇効果を与えたいなら、自動でセンサーライトがついたり警告音が鳴る機能のある防犯カメラがおすすめです。

ただし、防犯カメラが高性能になるほど本体価格が高くなる点に注意しましょう。

防犯カメラに関するよくある質問

防犯カメラに関するよくある質問をまとめています。

知りたいことが記載されていない場合は、「カメチョ」へご相談ください。些細なことでも、無料で回答させていただきます。

防犯カメラの設置費用はいくらが相場?

防犯カメラの設置費用は、1台あたり企業なら30万円、一般家庭なら15万円程が相場です。

本体代に加えて、防犯カメラの導入・設置費用や人件費などが合わさるため、結構な費用がかかります。防犯カメラの価格や台数によって、設置費用は上下します。

防犯カメラの設置費用に関する詳細は、以下の記事で紹介しています。設置費用を抑える方法も記載しているため、気になる人はこちらも合わせてご覧ください。

防犯カメラの工事にかかる費用は?施工業者の選び方や補助金について解説

防犯カメラはDIYで設置できる?

防犯カメラは一応DIYで設置できますが、おすすめはしません。

専門業者に依頼するより低コストで設置できるものの、場所によっては危険性が高く、導入までに手間と時間がかかります。また、設置に失敗すると、専門業者に依頼する以上に費用がかかる恐れがあります。

そのため防犯カメラの設置は、なるべく専門業者に依頼しましょう。カメチョ」にご依頼いただければ、最適な防犯カメラの提案から設置まで行わせていただきます。

ダミーの防犯カメラではダメ?

一般家庭で防犯カメラを設置するとき、多くの人がダミーの防犯カメラを検討しますが、あまりおすすめできません。

ダミーの防犯カメラは威嚇効果があるため、多少の防犯対策に繋がります。しかし、不審者に偽物の防犯カメラだとバレると、かえって空き巣被害に合う可能性が高くなります。

経済的な問題でダミーの防犯カメラを設置したい場合は、本物と偽物を混ぜると防犯効果に期待できます。

詳しい内容を知りたい人は、『ダミーの防犯カメラは見破られてしまう?』の記事でチェックしましょう。

広角レンズの防犯カメラで撮影範囲を広くカバーしよう

今回は、防犯カメラの広角レンズを使うメリットや注意点、おすすめ設置場所などについて紹介しました。

焦点距離が5mm以上の防犯カメラを「広角」と呼び、「画角」「撮影対象の距離」の2種類で広角レベルが決まります。

広角の防犯カメラは広範囲を撮影して高い防犯・監視効果が期待できる反面、遠距離にある対象物の詳細を鮮明に確認できないデメリットもあります。

設置目的や場所が広角の防犯カメラに合っているか確認して、導入を検討しましょう。

カメチョ」では最適な防犯カメラ探しをお手伝いし、見積もりまで無料でさせていただきます。無料相談も承っているため、疑問点があれば一度お問い合わせください。

>>カメチョへの無料相談はこちら