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エレベーターにおける監視カメラ設置の必要性!設置費用相場や注意点を解説


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エレベーターに監視カメラを設置すると、施設内で起こる犯罪や不正の抑止、万が一の犯人特定の証拠として利用できます。

しかし設置費用の高さから、エレベーターに監視カメラを設置するか迷っている企業もあるでしょう。

本記事では、エレベーターにおける監視カメラの必要性と設置費用相場、設置する際の注意点を紹介します。

エレベーターに監視カメラを設置する理由

エレベーターに監視カメラを設置する理由を解説します。エレベーターの内部に監視カメラを設置すべき理由を把握したうえで、目的に沿ったカメラを設置しましょう。

密室内での防犯

エレベーターは、人目につかず逃げ場のない密室であるため、犯罪行為がおこなわれやすい環境です。

例えば、住居内のエレベーターであれば、降りる階数などが分かるため、住民によるストーカー行為があります。

また、過去にはエレベーター内で誘拐やイタズラ事件が発生した事例もあります。監視カメラがあればエレベーター内での犯罪行為の抑止となるでしょう。

迷惑行為の防止

エレベーター内は、迷惑行為も発生しやすい場所です。他人の目につかず一定時間乗るため、その間に落書きや壁紙を剥がすなどの行為がおこなわれてしまう可能性があります。

また、エレベーター内での喫煙なども

特に分譲型マンションのエレベーターは共有資産であるため、監視カメラで迷惑行為を防止しなければなりません。

住宅・会社内で起きる犯罪の証拠

住宅や会社で犯罪が起きた際の犯人特定に、監視カメラの映像が役立ちます。犯人が建物へ出入りする際に、エレベーターを使う可能性が高いためです。

監視カメラ映像で確認した顔や服装、特徴をもとに犯人を特定できます。

利用者の利便性

監視カメラ映像は、エレベーター利用者にとっての利便性を高める効果があります。

モニターでエレベーター内の様子を確認できれば、混雑具合を見て階段を使う、次のエレベーターに乗るなどの判断が可能です。

また動物が苦手な方の場合は、犬や猫がエレベーターに乗っているかなどの状況判断がしやすいのがメリットです。

エレベーターの監視カメラ設置が減っている理由

近年エレベーターへ監視カメラを設置する企業が減っています。なぜ機会が減少しているのか、その理由を2つ紹介します。

費用対効果の低さ

エレベーターの監視カメラは設置費用がかなり高額で手間もかかるため、費用対効果が低いと考える企業も多いです。

まず、エレベーターの停止、立ち合いのためエレベーターの管理会社のスタッフを呼び、設置にはカメラの設置業者を呼ぶなどの工程が必要なためです。

以前はエレベーターの運営会社がカメラを設置する方法が主流でしたが、今はエレベーターの運営会社によるカメラ設置はほとんどおこなわれていません。

またエレベーターの監視カメラは「かご内配線」という長いケーブルが必要など、特殊配線が必要です。

近年はオートロックの住宅や会社も増えており、設置費用や手間と必要性が釣り合わないと考えて、設置しない企業も増えています。

乗降者のプライバシーへの配慮

監視カメラを設置する際は、エレベーター利用者へのプライバシー配慮が必要です。

エレベーターは公共の場であるため監視カメラの設置自体は違法ではありません。しかし、監視カメラの設置に対して不安や不快感を持つ方もいるかもしれません。

また、万が一監視カメラ映像が流出した場合、プライバシーの侵害問題に発展する可能性があります。

そのため自社ビルや乗降者が限られる住宅内のエレベーターには、監視カメラを設置しない企業・管理会社が増えています。

ただし、不特定多数の人が利用する施設のエレベーターなどには、防犯のために監視カメラを設置することをおすすめします。

エレベーターの監視カメラ設置費用の相場とは

エレベーターの監視カメラを設置する費用相場は、依頼する会社によって異なります。

費用の内訳は、以下のとおりです。

  • 監視カメラ本体(10〜20万円)
  • 設置作業費用(25〜35万円)
  • エレベーター会社に払う立ち会いの代金(10〜20万円)

また、エレベーターの運営会社と監視カメラ業者、どちらに依頼するかによっても費用は異なります。

エレベーター会社に依頼した場合の設置費用は、カメラ本体を別で購入したうえでの依頼となるため、総額35〜55万円程度必要です。

監視カメラの設置業者に依頼する場合は、総額30〜40万円ほどで設置できます。

ただし、監視カメラを設置するためには「昇降機検査資格者」を持つ業者を選ばなければなりません。

また使用する監視カメラの種類、モニターやネットワーク機能の有無によっては、カメラの費用自体が異なります。

かご内モニターやネットワーク機能がついているカメラは高額で、カメラ本体で30万円以上することも。

なるべく安くエレベーターに監視カメラを設置したいなら、監視カメラの設置業者を利用した方が良いでしょう。

監視カメラをエレベーターに設置する際の注意点

監視カメラをエレベーターに設置する際は、3つの注意点を守りましょう。エレベーターへの監視カメラ設置は高額なため、費用対効果をよく検討してください。そのほか運用上で気をつけるべきことを説明します。

監視カメラ設置の告知

エレベーターに監視カメラを設置する際は、事前に告知しましょう。急に監視カメラが設置されると、不安に感じる利用者がいるためです。

住居の場合はポストに告知を投函し、会社の場合はエレベーター前などに貼り紙をしておきましょう。告知には監視カメラの設置目的、目的以外に映像を使用しないことなどを明記してください。

威圧感がないタイプのカメラ

エレベーターに設置するカメラは、威圧感がないタイプの製品を選びましょう。ボックス型カメラは監視されている感覚が強いため、不快感を持つ利用者もいます。

威圧感がないカメラとしては、一見し監視カメラとわかりにくいドーム型カメラがおすすめです。カメラ自体がドームで覆われているため、威圧感がありません。

ドーム型カメラの概要や設置メリットについては、ドーム型監視カメラの見え方とは|全方位映る仕組み・導入時の注意点にて解説しています。

設置業者の費用感の比較

先述したようにエレベーターへの監視カメラ設置は、特殊なケーブルや資格保持業者への依頼が必要です。そのため工事費用が、通常の設置工事よりも高額となります。

エレベーター会社への依頼は費用が高くなるため、安く抑えたい場合は監視カメラ設置業者へ依頼すると良いでしょう。

監視カメラ設置業者を選ぶ際は、エレベーターへの監視カメラ設置が可能な「昇降機検査資格者」を選んでください。

まとめ

エレベーターへの監視カメラ設置により、利用者に対しての安心感を与えられます。またいたずらや不正行為を抑制し、公共設備を保護できるでしょう。

しかしエレベーターへの監視カメラ設置費用は、工事の特殊性もあって高額です。特にエレベーター会社へ依頼した場合は費用が高くなったり、設置自体を断られるケースもあるため、監視カメラ会社へ依頼した方が良いでしょう。

監視カメラ業者に依頼すれば、エレベーターの監視に適したカメラ選びからサポートしてもらえます。

エレベーターに設置する監視カメラ選び、設置工事の件で不安なことがあれば、下記のフォームからお問い合わせください。

カメチョは弊社の防犯設備士の資格保有者が、お客様に最適な機能や設置方法をご提示いたします。