防犯カメラの種類まとめ!それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説
お電話でのご相談はこちらの番号から[03-6632-1582](土日祝を除く9:00~18:00)
防犯カメラの種類は屋内用、屋外用など数が多く、利用目的に応じて適切に選ぶことが大切です。ネットワークカメラやウェブカメラの登場を始め、防犯カメラの製造技術は年々進化しています。
防犯カメラには一体どのような種類があるのでしょうか。
今回は、防犯カメラの種類ごとの特徴や、メリット・デメリットを紹介します。
目次
防犯カメラの種類〜録画保存法〜
防犯カメラを選ぶ際にまず確認したいのが録画保存の方法です。種類によって保存できる容量やコストが大きく異なるため、どの録画方法が適しているのかを事前に確認しておくのは大切です。
ここでは、防犯カメラの録画保存法を3つ紹介します。
SDカード
家庭で使う防犯カメラで一般的に使われる録画方法がSDカードです。SDカードは安い価格で手に入り、本体から取り出せばコンパクトに持ち運べるのがメリット。防犯カメラには容量32~128GBのSDカードを使うことが多いです。128GBでも2,000円前後で購入できるため、費用の負担を抑えられます。
ただし録画時間は3日から1週間とレコーダーと比べて短めで寿命も短いため、買い替え頻度は早いです。
以下に防犯カメラに適したSDカードを解説しているので併せて確認してください。
レコーダー
カメラ本体ではなく、レコーダーに防犯カメラの映像を録画する方法です。
アナログカメラを同軸ケーブルでハードディスクに保存するDVR(デジタルビデオレコーダー)と、ネットワークカメラ映像をLAN経由でハードディスクに保存するNVR(ネットワークビデオレオコーダー)があります。
NVRはネットワーク経由で伝送するため、デジタル変換が必要なDVRと比べて画像が鮮明です。録画した内容を確認したい時には、レコーダーを操作します。
ハードディスクは25,000~35,000時間が寿命といわれており、ノンストップで使用した場合3~4年が買い替え時です。
ハードディスク容量は種類によりますが1~20TB程度のものが販売されており、撮影範囲の動や動きの滑らかさなどにより変わりますが、1TBでカメラ1台につき約1か月程度の保存ができます。
以下の記事では、おすすめの録画機器を紹介しているので、ぜひお役立てください。
クラウド
インターネット上のクラウドサーバーを利用し、防犯カメラの録画したデータを保存する方法です。大きなシステム障害がない限りデータを失うことはありません。アプリをインストールすればスマートフォンやパソコンからダウンロードもできます。
利用するには、サービスの利用料やインターネット環境が必要です
以下の記事では、クラウドのメリットなどを詳しく解説しているため、ぜひご覧ください。
防犯カメラの種類〜形状編~
利用用途や設置場所に応じて、さまざまな形状の防犯カメラが誕生しています。設置する場所によっては似つかわしくない形状の防犯カメラもあるため、形状によって防犯カメラの種類を選択する際は注意が必要です。
ここでは、3つの形状の防犯カメラと、それぞれの特徴を紹介します。
ボックス型カメラ(筒型カメラ)
防犯カメラといえばボックス型のカメラを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。四角い筒型の形状をしているボックス型カメラは、一目で防犯カメラであると判別されるという特徴があり、防犯効果が高いカメラとしてさまざまな場所に導入されています。
ボックス型カメラには威嚇効果があるため、空き巣や不審者対策として利用されるケースが多いです。
また、ボックス型カメラは設置場所に固定して決まったエリアを撮影するため、狙った場所をピンポイントで撮影したい方におすすめの防犯カメラです。
ドーム型カメラ
レンズがドーム状のカプセルの中に収められており、丸型のデザインで威圧感がないという特徴があります。「いかにも防犯カメラ」という典型的な形状ではなく、照明器具に似たシンプルな形で、一般的には建物の天井部分に設置されています。
空間になじみやすく違和感を与えずに設置できるため、顧客が行き交う店舗などに設置される傾向があります。
したがって、ドームカメラは屋内設置向けの防犯カメラとされています。
PTZカメラ(パン・チルト・ズームカメラ)
PTZカメラは、カメラレンズを左右や上下に動かすことができ、映像を拡大・縮小できる高機能カメラです。遠隔で操作することが可能で、1台で広い範囲を監視することができます。
カメラレンズを左右に動かす「パン機能」、カメラレンズを上下に動かす「チルト機能」、さらに映像を「ズームする機能」を有しています。
形状はドーム型カメラと類似しており、基本的にレンズはドーム型のカプセルに収められています。
一般的な防犯カメラよりも広範囲な撮影を目的としているため、多くの人が行き交う商業施設や公共機関、工場などで導入されるケースが多いです。
遠隔操作でレンズを自由に動かせるメリットがある反面、操作とレンズの動きにタイムラグが発生するというデメリットがあります。
また、価格が高い点や、 24時間常に同じ場所を撮影できない点もデメリットといえるでしょう。
防犯カメラの種類〜機能編〜
テクノロジーの発展に応じて防犯カメラの機能は年々向上しています。それに伴い防犯カメラの種類もより細分化されており、設置場所や使用目的に応じた特徴的な機能を搭載した防犯カメラも多く販売されています。
いざ購入しようと思っても、機能ごとの専門用語が多すぎて、どういった機能かわかりづらいですよね。
ここでは、用語説明とともに、防犯カメラの種類を機能別に紹介します。
赤外線機能
赤外線機能とは、暗い中でも赤外線を通じて映像を写すことができる機能のことです。赤外線機能が搭載されているカメラは赤外線センサーと連動しており、監視している場所で人の存在を認識するとモニターが作動して撮影を始めます。
通常は作動することなく、必要な場合のみ自動的にカメラ作動して撮影するため、常に撮影しているカメラと比較してコストパフォーマンスに優れているメリットがあります。
マイク内蔵
防犯カメラに小型マイクが内蔵されており、周辺の音を録音するカメラも存在します。LANケーブルで繋がったマイク内蔵型ネットワークカメラの場合は、音声端子がついているため、リアルタイムで音声と映像を視聴できます。
性能のいいマイクが搭載されている場合は周辺の雑音を拾ってしまい、必要な音が拾えない可能性があるため注意が必要です。
防犯灯
防犯カメラと防犯灯の役割を一台のカメラに備えている機能的なカメラもあります。日中は通常の防犯カメラとしての役割を果たし、比較的犯罪が起こりやすい夜間は防犯カメラとしてだけでなく周囲を照らす街灯の役割を果たします。
夜間の映像も明るく撮影できるため、犯罪捜査に活躍するケースもあります。
デジタルタイムコード埋込機能
デジタルタイムコード埋込機能とは、撮影した映像と音声を同期する機能です。
映像と音声を同じ時間軸で同期できるため、映像に合わせた音声を正確に拾いたい場合には、このデジタルタイムコード埋込機能付カメラが役立ちます。
防滴・防水・防塵性能
水滴やほこり、粉塵などからカメラを守り故障を防ぐ防滴・防水・防塵性能付きカメラは、主に屋外に設置する防犯カメラとして使われています。水やほこりが入りやすい箇所にシーリングと呼ばれる加工を施されているため、雨や強風などの厳しい環境下で撮影する場合に適しています。
屋外用カメラを選ぶ場合は、IP66、IP67(※)といった記載のあるカメラを必ず選ぶようにしてください。
※防水防塵の基準
360°防犯カメラ
ドーム型とも呼ばれるカメラで、設置場所の周囲全体を録画できるのが特徴。通常のカメラの録画できる範囲は90度程度です。
広範囲を録画したい場合には何台も設置する必要がありますが、360℃カメラなら1台で済むため設置コストを抑えられます。
また、見た目にもスマートに設置できるため、例えば留守中にペットの様子を確認したい場合にも役立つでしょう。
以下の記事では、360°カメラについて詳しく解説しているので併せて確認してください。
目的に合わせて防犯カメラの種類を選択しよう!
防犯カメラは年々進化を続けており、屋内向けや屋外向け、夜間向けなど用途に合わせたさまざまな機能を搭載したカメラが続々と誕生しています。防犯カメラの効果を最大限発揮させるためには、設置目的や設置場所、設置時間に合わせた適切なカメラを選ぶことが重要です。
今後もし防犯カメラを購入する予定であれば今回の記事を参考にして、仕様目的にあった防犯カメラを選択することをおすすめします。
「カメチョ」では、お客様のニーズに合う防犯カメラの設置を日本全国に対応しています。
無料相談も承っていますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
>>カメチョでの無料相談はこちらから