防犯カメラに最適な画素数とは? 高画質で安価な防犯カメラを買うための注意点を解説!
防犯カメラの買い替えを検討している方の中には、以下のような悩みを抱えていませんか?
- 昔買った画質の悪い防犯カメラを買い替えたい
- 高画質の防犯カメラは金額が高そうで買い替えられない
- 不審者の顔を特定できる程度の防犯カメラを導入したい
昔の防犯カメラは画素数が荒く、人物や顔を識別できないものが多いです。しかし現在は、高画質で安価な防犯カメラが手に入るようになってきています。
また防犯カメラの買い替えを検討している方は、目的に合う適切な画素数を理解しないと、高価で画質の悪い不良在庫を買うことにもなりかねません。画質や画素数が荒いと、せっかく防犯カメラを設置しても、役割を果たせない可能性があります。
そこで今回は、防犯カメラに最適な画素数を選ぶ基準とそれぞれの使用場面にあった画素数について解説します。
目次
高画質な防犯カメラの画素数を選ぶ基準
画素数とは、画像や画面を構成するピクセル数のことで、解像度と表示されることもあります。画素数が高いほど画質が鮮明になりますが、接続するモニターがその画素数に対応していないと実際の映像は荒くなってしまうので注意しましょう。また、画質が高くなるほどデータ容量が増えるため、それに対応できる録画媒体が必要です。
防犯カメラは、仕様によって画素数が単一と複数設定できるタイプがあります。防犯カメラで撮影した映像をモニター上に一画面映せるものが単一タイプです。複数の防犯カメラの映像をモニター画面上に4分割・8分割など変更して映せるものが複数設定できるタイプで、防犯カメラの設置台数やスペックによって異なります。
高画質な防犯カメラを使うメリット
高画質な防犯カメラを買うメリットは以下です。
- 人物の特徴が分かる
- 動きが詳細に分かる
- 犯罪行為の証拠をしっかり捉える
- 赤外線対応で夜間でもクリアな映像を写せる
- デイナイト機能で明るさ調整ができる
注意点として、画素数高くても赤外線対応やデイナイト機能がついていない防犯カメラもあります。
画素数だけでなく、使用目的に合わせて搭載されている機能も確認しましょう。
防犯カメラには同軸カメラとネットワークカメラの2種類がある
防犯カメラには。同軸カメラとネットワークカメラの2種類があります。それぞれの特徴を確認しましょう。
同軸カメラ(アナログカメラ)
同軸カメラとは、撮影した映像を同軸のケーブルレコーダーに送ることで録画やモニターで確認できる防犯カメラです。データはVHSビデオテープやハードディスクなどに保存可能です。同軸カメラは200万〜500万画素ぐらいのスペックのものが多いと言われています。
映像が途切れることがなく撮影が可能で、夜間映像や逆光補正に強いのが特徴です。ただし、アナログデータをデジタルデータに変換するときに画質が劣化する可能性があります。購入前に一度実際のモニター画面で、画質を確認しましょう。
ネットワークカメラ(IPカメラ)
ネットワークカメラは、カメラにサーバーを接続して、映像の記録やカメラのコントロールができます。インターネットを通して、遠隔でカメラを操作できるのが特徴です。
データはDVDやSDカードに保存可能でデータの転送も同軸カメラより早く済みます。また、配線や電源の工事もなく、比較的安価で設置できます。
注意点としては、4Kや8K対応カメラには同スペック程度のモニターの準備が必要です。また、ネットの通信状況が混雑する場合は、映像が途切れる可能性があります。2種類の防犯カメラの特徴を踏まえた上で、使用目的に合わせて購入を検討しましょう。
防犯カメラの種類や基本的な機能について気になる方に向けて、別記事で詳しく解説しています。防犯カメラの種類によって見た目はさまざまです。また、基本的な機能は導入前に知っておくべき知識として欠かせません。
画素数別による設置場所の適応
画素数によって、購入を検討している防犯カメラの設置が最適な場所は変わってきます。設置目的や設置場所によって、求められる画素数が異なるためです。
例えば防犯目的で自宅前に防犯カメラを設置する場合は、侵入しようとする人物の顔・車のナンバープレートが認識できなければならないため、高い画素数が必要となります。
しかし、画素数が上がるほど防犯カメラ本体の費用も上がるので注意しましょう。防犯カメラの導入・買い替えを検討している方に、防犯カメラの画素数別の最適な設置場所を解説します。
100万画素以下
100万画素以下はアナログカメラ画質と言われており、約41万画素と荒さがはっきりと分かる映像です。人の顔や車のナンバーは把握できません。画素数が低い分、格安で気軽に購入しやすく、簡易の録画や記録の容量を抑えるために設置されます。特に細かい映像を捉える必要がない室内などに適しているでしょう。
100万画素
100万画素はハイビジョンと言われており、画質は低いです。2016〜2017年頃に販売されていたスペックで、店外の人の出入りを把握したり、顔の識別を必要としない場合に適しています。現在この画質の防犯カメラはほとんど販売されておらず、顔の識別を把握するにはもっと画素数をあげなければなりません。
200万画素
200万画素はフルハイビジョンと言われ、一般的な画質です。広範囲の撮影と部分的に拡大して映像を確認できるため、広く販売されています。200万画素は比較的安価で一般的な防犯カメラの機能として、人の顔を認識・車のナンバーを把握できるレベルです。また、店内商品の在庫管理や業務の効率化など防犯以外の目的でも使用されます。
400〜500万画素
400万画素以上は、詳細な映像を広範囲に撮影と記録可能であり、防犯カメラとして十分な画質です。400万画素数以上の防犯カメラは、画素数が高くなるにつれ価格も高くなるので、予算に合わせて選択しましょう。
屋外用で車のナンバーをはっきり映し、工場の商品の検品や確認など詳細に手元まで映す必要がある場合に用いられます。犯罪防止においては複数台のカメラを置く方が効果が高いため、一台あたりの費用面や設置場所を確認してから購入を検討すべきでしょう。
800万画素
800万画素は、4Kと言われ非常に鮮明な画質です。従来の防犯カメラでは難しかった広範囲・高画質撮影が可能です。
撮影した映像の一部を拡大した場合でも、人の顔・手先の動きや張り紙の文字など微細な部分まで認識できるでしょう。
現在4k対応の防犯カメラは、ネットワークカメラが主流で徐々に増加傾向です。ネットワーク環境があれば防犯カメラ単独でもすぐに運用できます。
しかし、録画や映像を見るためには、4K対応の防犯カメラに合わせた同スペックのレコーダー・モニターの準備が必要になり、設置費用がかなり高額になるため注意しましょう。
高画質(200万画素以上)の防犯カメラを買うときの注意点
高画質の防犯カメラを買うにはどのような注意点が必要なのでしょうか。より高画質なものは高価であり、買うときに失敗したくないものです。高画質の防犯カメラを買うときの注意点を解説します。
防犯カメラの仕組みや機能について知りたい方に向けて、別記事で詳しく解説しています。防犯カメラを買う前にどの機能が必要なのか、自分に合ったものを具体的に知ることができるでしょう。
購入時の保証を確認する
防犯カメラなどの電子機器に故障や不具合はつきものです。購入前に必ず以下の防犯カメラの保証を確認しましょう。
- 実際の購入後の何年間が保証か
- 防犯カメラ本体のどこまで保証対象か
- その他関連機器が故障したときのサポート内容
万が一防犯カメラが故障してしまっても安心できる対策として、信頼できて保証が充実している店舗で買うことをおすすめします。
設置場所の映り方を確認する(デモンストレーションをする)
防犯カメラを買う前に実際の設置場所で映り方を確認する必要があります。防犯カメラのスペックにより、思っていたより設置台数の差が出たり、店舗と設置場所では画質や画角、映り方も変わってくるからです。
販売店舗スタッフは、それぞれの環境に合った設置場所や防犯カメラのスペックを熟知しています。防犯カメラを買った後に後悔しないよう設置場所のデモンストレーションをして、実際の映り方を確認しましょう。
高画質で安価な防犯カメラを買い替えて、最新の防犯対策を揃えよう
防犯カメラの映像は、安価なものを選んでしまうと後悔することになりかねません。実際の事故や事件検証のときに肝心なところが確認できなければ、防犯カメラを設置している意味がないです。
現在は昔より、防犯カメラのスペックが格段に向上しており、高画質で安価な商品が増えてきています。どこまでの画質を求めるかは購入者によりますが、画質を高くするより、安価でコストで防犯カメラの台数を増やすのも一つの手です。しかし、防犯カメラの購入検討には専門知識が必須であり、自己判断が難しい場合はプロに対応を任せるべきと言えます。
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