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防犯カメラの導入を考えていても「どのようなカメラを選べばいいのかわからない」と悩んではいませんか?実際に初めて防犯・監視カメラを選ぶときは、不安を抱えながら選択している方がほとんどです。また本カメチョサイトにも、カメラの選び方がわからなくてご相談いただくケースが多数あります。

ご自身でカメラを選ぶ場合、設置目的や環境に合わないカメラに、多くのコストをかけることは絶対に避けたいですよね!

そこで今回は、防犯カメラの役割やカメラを選ぶ際のポイント、価格が決まる要素などについて詳しく解説していきたいと思います。設置目的や環境に合った、適切な防犯カメラを選ぶためのマニュアルとしても、ご活用いただければ幸いです。

防犯カメラ設置の効果・役割

防犯カメラは設置しただけで、大きな効果を発揮します。また防犯以外にも、あらゆる用途で利用されています。具体的にどのような効果や役割があるのかを確認してみましょう。

犯罪者の威嚇・犯行の抑止

防犯カメラには「防犯カメラがある」というだけで、犯罪者を威嚇する効果があります。防犯カメラのダミーが存在するのも、防犯カメラの存在感がもたらす犯行抑止効果が高いことの表れです。実際に「犯罪を未然に防ぐ」ことが、防犯カメラの1番の役割ともいえるのではないでしょうか。特に多い防犯カメラの使用例を挙げてみます。

  1. 泥棒・空き巣の防止
  2. 強盗・万引きの防止
  3. 車上荒らし・車へのいたずら防止
  4. 塀や家外回りへの落書きなどのいたずら防止
  5. ストーカー被害の防止

犯罪が発生した時の証拠資料

防犯カメラに録画機能があれば、実際に犯罪が起きた時の証拠資料となります。この場合、録画時間や機能・映像の鮮明さなどが要求されるため、カメラの性能も重視しなければなりません。

監視・確認目的での利用

防犯カメラはときに、監視カメラなどの目的でも利用されます。最近相談の多い事例をいくつか挙げてみます。

  1. 町内会・マンション等のゴミ捨て場の監視
  2. 赤ちゃんや認知症の家族などの監視
  3. 離れて暮らす両親などの状況確認
  4. 工事現場の安全確認
  5. チェーン店などの巡回にかわる店舗の状況確認
  6. 福祉施設などで徘徊者がいないか、また従業員が適切なサービスを行っているかの確認
  7. スーパーなどでのお客様の動線調査
  8. 店舗の混雑状況確認や、スタッフの適正配置など
  9. 留守中のペット監視

防犯・監視カメラを選ぶ際のポイント

防犯カメラ・監視カメラを選ぶ際には、設置環境や利用目的に応じて様々な選択肢が生じます。適切なカメラを選ぶための重要ポイントを整理していきましょう。

カメラの設置場所

カメラを設置するにあたって、とても重要になるのが設置場所です。屋内なのか、雨の当たらない軒下などなのか、雨風にさらされる屋外なのか。これらによって、まずカメラの防水・防塵機能の有無を確認します。

屋内の場合

カメラを屋内に設置する場合は、まず防水機能は必要がありません。設置場所は天井なのか、壁付けなのかと、設置台数などで工事費が決まります。基本的には屋内のほうが、屋外よりも工事費は安いです。また工事の必要がない「置き型カメラ」は、赤ちゃんやペットの見守りといった用途で人気があり、手軽に始められます。

屋外の場合

屋外でも、軒先など直接雨の当たらないところであれば「屋外防滴タイプ」のカメラもありますが、直接雨が吹き込んでくる心配がある場合には「防水・防塵タイプ」が必須となります。

工事費も屋内に比べると配線も長くなりがちで、電源の確保方法などによってもコストが変わってきます。また屋外の場合は、夜間の撮影が必要な場合がほとんどなので、暗視機能も必要になります。

カメラの画素数

カメラの画素数も、カメラを選ぶうえで重要な要素になります。一般的な防犯カメラの画素数は、27~52万画素程度のものが多く存在しましたが、30インチ以上のモニターで映像を確認すると、画像の粗さが目立ちます。最近では100万画素以上のカメラが主流になっており、画像の鮮明さが要求される時代になってきたことがわかります。

カメラの形状とレンズ

防犯カメラは、様々な形状があります。例えばインテリアにこだっわているような店内や、一般的な住宅の屋内、オフィスなどには「ドーム型」のあまり目立たないカメラを使用して、内観を壊さないようにします。日中のみ撮影できるカメラから、真っ暗な中でも撮影できる赤外線照射カメラもあります。また、レンズは「単焦点」「広角」などと種類があり、「単焦点」だとズームすることはできませんが値段は安価になります。

逆に屋外や駐車場、街頭防犯カメラなど広い空間で利用するカメラは、威圧効果を高めるためにも「箱型・筒型」のカメラを利用します。こちらのレンズも「広角」と「望遠」から選び、広範囲に撮影するものから、100m先までしっかり撮影できるカメラもあります。また「広角と望遠」の両方を兼ね備えた可変焦点レンズ(バリフォーカルレンズ)なら、焦点距離を変えるだけで撮影範囲を調整でき、レンズの交換も不要です。

暗視機能

暗視カメラには「高感度暗視タイプ」と「赤外線暗視タイプ」の2種類があります。

高感度暗視タイプ

高感度暗視とはカメラの感度を上げ、月明かりなどのわずかな光を光源として撮影する方法です。光の届く範囲を広域に撮影することができるので、コインパーキングなど広範囲を撮影したいところに使用されます。ただし完全に消灯された室内など、光源のないところでは撮影ができません。

赤外線暗視タイプ

赤外線暗視タイプは、カメラの前面に付けた赤外線光でスポット的に撮影をすることができます。高感度暗視タイプと違い、広範囲の撮影では光が行き届かず十分な撮影ができません。しかし、光源のないところでの撮影が可能なので、屋内の一室や自宅駐車場など、決まったポイントの撮影に効果があります。

動体検知機能

動体検知機能とは、防犯カメラの視野に動く被写体が写った場合にカメラが自動で検知し、ズームや追尾をすることです。これにはカメラ側で検知するタイプや、レコーダー側で検知するタイプなどがあります。

録画機能

カメラで撮影した映像を録画する方法は、大きく分けて「SDカード」「録画レコーダー」「クラウド録画」の3種類があります。それぞれ録画時間や寿命、映像管理、費用に大きく関わります。詳しくは下記「カメラの価格が決まる要素」で解説します。

東日本地区での注意点

日本では、東日本と西日本で電気の周波数がそれぞれ50Hz・60Hzと異なります。ほとんどのCCDカメラが60Hzに対応しているため、50Hzの照明下で利用すると画面のちらつき(フリッカー)が生じます。そのため東日本で防犯カメラを導入する際は、このちらつきを補正する(フリッカレス)機能が必要となりますのでご注意ください。

カメラの価格が決まる要素

カメラの価格が決まる要素は主に「機器費用」と「設置費用」があります。

機器費用

機器費用は、カメラの端末料金と録画機能に分別できます。カメラは撮影をする機械であり、録画はSDカードやレコーダーなど、別の機械などで処理するという考えからです。

カメラの端末料金

カメラも電化製品なので、機能や性能によって価格が大きく変動します。アマゾンなどで検索すると、安いものだと3,000円程度のものから、高いものだと100万円を超えるものまで存在します。上記の「防犯・監視カメラを選ぶ際のポイント」で紹介した、設置場所や音声の有無、動体検知などの機能、インターネットにつないでスマホやタブレットなどで閲覧したいかなどで、大体の機種は分かれてきます。

録画機能

実はカメラの端末料金と同じくらい価格差が生まれるのが、録画をどのようにするかということです。主な録画方法を挙げてみます。

SDカード録画

安いカメラの場合、基本的に「SDカード」への録画が主流になっています。電源の供給方法も、電池式と配線式があり、購入後すぐに始められるお手軽さが魅力です。Wi-Fiを利用して、スマホなどで動画を見ることができる機種も存在します。データ保存容量としては、128GBで約2週間程度となっています。

しかしSDカードの場合、画像が鮮明なほど録画時間が短くなり・SDカードの寿命も短く消耗品でもあるため、取り換えの手間がかかるなどのデメリットも存在します。そのため高所への取り付けなど、取り外しが難しいところへの設置には向きません。さらに防犯カメラ自体を破壊されSDカードを取られたり、カメラごと盗まれたりした場合は、録画映像も確認できなくなります。

録画レコーダー

防犯・監視カメラの映像を録画できるレコーダーは、1台~複数台のカメラと接続することができ、データの保存や、モニターへの複数同時表示なども可能です。HDDの容量も近年では2~8TBと、長時間の保存が可能になっています。

なおカメラの設置台数によって、レコーダーのチャンネル数や容量を選択する必要があります。最近では64台同時録画可能なレコーダーなどもありますが、チャンネル数と容量で価格が大きく変わるのもレコーダーの特徴でもあります。初期費用が一番かかり、先を見越した設置台数や容量を考える必要があるので、専門家に相談した方が良いでしょう。

また、HDDもSDカードと同じく消耗品になります。利用環境や設置場所などによっても異なりますが、平均寿命は約5年程度とされています。購入先やメーカーなどによっては保証が付いていないところもあるので、購入前に保障とアフターフォローの有無、メンテナンス費用などを確認しましょう。

クラウド録画

クラウド防犯・監視カメラはインターネットに接続し、クラウド上に映像を保存する方法のものです。

これまでのレコーダーへの録画形式とは異なる為、様々なニーズに対応する録画形式として今後の需要拡大が見込まれています。クラウド録画はカメラとは全く離れた場所に録画映像を保存するため、カメラの破壊などが起こった際も、破壊される直前までの映像がきちんと残るため、犯行を見逃しません。また、録画映像は暗号化された状態で通信を行うので、情報漏洩の危険性も低く安心して使用ができます。

クラウド上に映像を保存するのには、月額費用がかかります。カメラ台数とクラウドへの保存期間により月額費用は異なります。ただしHDDなどの録画機器は不要となるので、初期費用を抑えることが出来るだけでなく、メンテナンスにかかる費用と手間を抑えたいという方におすすめです。

こちらもメーカーなどにより、初期費用や月額料金、サービスなども異なるため、専門家に相談した方が良いでしょう。

設置費用

設置費用とは、カメラを設置するにあたって必要となる配線工事などの工事費用を指します。カメラの設置場所・設置台数などによって価格は変わりますが、一般的には屋内の方が安く、屋外の方が高くなります。屋内でも、配線を天井裏や壁裏に隠したい場合は工事費が上がります。また高所(約3m以上)に設置する場合も工事費は高くなります。

配線も、電源とデータ用の2線必要な場合と、PoE(LANケーブルで電力を供給する技術)に対応しているカメラがあるので、費用が変わります。設置費用はカメラの性能・録画機能によって大きく変わる部分です。カメラの設置は専門的な知識を要する部分でもあるので、カメラ選びと一緒に慎重に行いましょう。

まとめ

以上、防犯カメラの役割からカメラ選び方、費用について解説させていただきました。

カメラ選びには設置目的に応じて様々な機能や取り付け方法を選択しなければならないことが、お分かりいただけたかと思います。

本サイト「カメチョ」では数々の製品を比較し、ご相談要件に合わせたカメラ選びのご提案をさせていただいております。ご不明な点や、カメラ導入に関して不安な点がございましたら、些細なことでも結構ですのでご相談ください。