人感センサー付きカメラとは?活用事例やおすすめカメラを紹介
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人感センサー付き防犯カメラを使えば、常に防犯カメラを起動させなくても、人が監視対象箇所に入り込んだときだけカメラが自動に感知し監視できます。
しかしカメラの選び方がわからない、センサー付きカメラのデメリットを知りたいと考えている方もいるでしょう。
この記事では、防犯カメラの人感センサーの概要や種類、人感センサー付き防犯カメラの設置メリットとデメリット、適切なカメラ選びについて解説します。
目次
防犯カメラの人感センサーとは
防犯カメラの人感センサーとは、赤外線や超音波によって人が動物を感知する機能です。体温を検知して、そこに人がいるかどうかを判別します。
センサーで人がいると感知した場合は、自動的にカメラを起動させて録画を開始します。例えば死角になりやすい場所でも人感センサー付きカメラをつければ、見逃さずに監視可能です。
人があまり来ないはずの場所、夜間無人になる倉庫などの監視に適した機能です。
人感センサーの種類
人感センサーの種類は主に以下の4つです。
- 赤外線センサー
- タッチセンサー
- 音感センサー
- 超音波センサー
赤外線は人や動物が発する赤外線を検知して、そこに人がいるかどうかを見分けるセンサーです。赤外線センサーは防犯カメラ以外にも活用されており、玄関照明の人感センサーやトイレなどによく使われています。
タッチセンサーとは、人が触れた衝撃を感知して起動するタイプのセンサーです。手で触れるだけでカメラを起動させることができます。
音感センサーとは音や声を検知して作動するセンサーです。音と振動で反応する2タイプがあり、話し声や振動を近くで感知するとカメラを作動させます。
超音波センサーとはカメラから超音波を放出し、超音波と対象物がぶつかる距離を測定して、個体を識別します。超音波が人体にぶつかるため、その変化を読み取ってカメラを作動させる仕組みです。
動体検知との違い
人感センサーと混同されやすい動体検知機能との違いについても、知っておきましょう。動態検知とは動くものに反応する仕組みのセンサーです。
たとえ窓ガラス越しであっても、センサーの範囲内で動きがあればカメラが作動します。
一方で赤外線センサーなどはガラス越しだと赤外線が遮られ、人がいることを検知できない可能性があります。
ただし動体検知は動くものすべてに反応するため、対象が野良猫などでも何かが通ればずっと作動し続けてしまうデメリットがあります。
人感センサー付き防犯カメラのメリット
人感センサー付き防犯カメラを設置するメリットは、トラブル発生時に迅速に対応できる点です。人感センサーによって自動的にカメラが作動するため、侵入者などに気づきやすいでしょう。
また防犯カメラの電気代が節約できる点もメリットです。常に防犯カメラを起動しておくよりも、必要な時だけ起動させた方が電力を節約できます。また録画容量も圧迫しないため、夜間の監視映像の容量が大きすぎて、録画容量が足りなくなる不安がありません。
人感センサー付き防犯カメラのデメリット
人感センサー付き防犯カメラのデメリットは、誤作動が多いことです。防犯カメラに利用されている人感センサーの主流は赤外線センサー。赤外線センサーは誤作動が多く、また温度に反応するため気温が高い時期に人がいないのに人がいると誤認知してしまうことがあります。
また人通りが多い場所に置くと、常に作動してしまうため電力や録画容量の節約面ではあまり意味がありません。またセンサーで人を感知した後にカメラが作動するまで一定のタイムラグもあります。
人感センサー付き防犯カメラの活用事例
人感センサー付き防犯カメラは、どのような現場で活用されているのでしょうか。具体的に活用できる場所の例を紹介します。
倉庫の盗難防止
倉庫の盗難防止に人感センサー付き防犯カメラを活用している企業は多いです。倉庫は日中でも用事がないと出入りが少なく、また夜は無人となります。
人が出入りしないのに常に防犯カメラを作動させると無用な電気代がかかりますが、人感センサー付きであれば出入りがあったときだけ作動するため、コストを抑えられます。
また、夜間など人が入り込まないはずの時間帯に人感センサー付きの防犯カメラを利用することで、万が一侵入者があった際に迅速に監視をはじめ、その後の通報など適切な対処が可能となるでしょう。
夜間オフィスの侵入対策
オフィスは夜間は無人になるため、オフィス荒らしが発生しやすいです。しかし、いつ入ってくるかわからない泥棒のために常に防犯カメラを作動させていると、電気代や録画容量が増えていきます。
そのような時には、人感センサー付き防犯カメラを取り付けておけば、必要なときだけ防犯カメラで監視が可能です。
人感センサー付き防犯カメラを選ぶポイント
人感センサー付き防犯カメラを選ぶポイントを解説します。コストを抑えて必要なときだけ監視したいと考えている方は、以下の説明を読んでカメラを選びましょう。
センサーの感度
人感センサー付き防犯カメラを選ぶには、センサーの感度が重要です。感度の悪いセンサーを使っていると、犬や猫が通っただけで作動してしまい、コストの節約になりません。
誤作動をできるだけ少なくするためにも、感度の良い人感センサー付きの防犯カメラを選びましょう。
屋外設置の場合はナイトビジョン対応カメラ
屋外に人感センサー付き防犯カメラを設置する場合は、ナイトビジョン対応のカメラを選びましょう。ナイトビジョンカメラとは、赤外線などを使って夜でも鮮明な映像を映し出すカメラのことです。
せっかくセンサーがついていても映像が不鮮明だと侵入者の様子がわからず、万が一の証拠として使えません。
夜間暗くなる場所へ防犯カメラを設置する場合は、ナイトビジョンに対応した防犯カメラを選んでください。
ナイトビジョンカメラの機能や概要については、ナイトビジョンカメラとは?種類や選び方を解説をご覧ください。
外出先から映像を監視する場合はネットワークカメラ
会社に警備員などを置いていない場合は、ネットワークカメラを使いましょう。ネットワークカメラとはカメラにインターネット接続機能があり、インターネットを通じて映像を共有できるカメラです。
また人感センサー付きのネットワークカメラは、万が一人が侵入した場合にスマホなどに通知を発信してくれます。
侵入を検知した際に迅速な監視ができるため、警備員がいない場合はネットワークカメラを選んでください。
まとめ
人感センサー付きカメラを使えば、人が侵入したときだけカメラを作動させて対象の場所を監視できます。常に防犯カメラを起動させておかなくて良いため、コストも抑えられ、また録画媒体の容量を圧迫しません。
ただしセンサー起動からカメラの作動までにタイムラグがあることや、誤作動もあり得る点は理解しておきましょう。
人感センサー付き防犯カメラを選ぶ際は、センサーの精度やナイトビジョンへの対応、ネットワーク接続機能などを、必要に応じて選んでください。
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