試してわかった!NTT東日本が満を持して提供するクラウドカメラ「ギガらくWi-Fiカメラオプション」の活用方法

今回はNTT東日本が提供するクラウド録画サービスである「ギガらくWi-Fiカメラオプション」について実際に試してみる機会が得られましたのでカメチョで試用してみました。防犯カメラやネットワークカメラの情報を日々お届けしているカメチョですが、「ギガらくWi-Fiカメラオプション」はクラウド録画サービスの中でも「この機能は面白い!」と思わせてくれる部分がいくつもありましたので製品・サービスの紹介と合わせて説明してみたいと思います。

「ギガらくWi-Fiカメラオプション」とは

「ギガらくWi-Fiカメラオプション」とはクラウド録画のカメラサービスなのですが、その名の通り「ギガらくWi-Fi」というNTT東日本のWi-Fiサービスの「オプション」です。というわけで、ギガらくWi-Fiカメラオプションについて説明する前に、まずギガらくWi-Fiについて簡単に説明したいと思います。

「ギガらくWi-Fi」とは

ギガらくWi-Fiハイエンドプランの親機。薄型の筐体で天井に設置しても違和感はなさそうだ。壁や天井にビス止めするためのアダプターが別途付属している。

「ギガらくWi-Fi」はNTT東日本が提供するオフィス・店舗向けのWi-Fiサービスで、手厚いサポート体制が魅力の高機能アクセスポイントです。最大通信速度1.3Gbpsというギガビットスピードの高速無線通信で、1台あたり50台の端末を同時に無線接続できる高機能なアクセスポイントです。しかも、こういったネットワーク機器でよくある面倒な初期設定も一切不要でした。

背面にある電源とLANケーブルの端子に同梱してあるケーブルで接続すればもう準備完了だ。

実際に筆者も「初期設定は面倒なんだろうな」と思っていましたが、管理画面にログインする事も無くLANケーブルと電源ケーブルを繋げただけで設定が完了してしまいました。設定済みの親機が送られてくるため、専門のスタッフを派遣してもらって設置してもらう必要が無いのは便利ですね。しかも、もし万が一のカメラ装置の故障時もNTT東日本のサポートセンターに連絡すれば、新しいカメラと交換してくれるので安心(SDカードはサポート対象外)です。

カメラ本体は小さいながらも高機能

カメラ本体は手のひらサイズの大きさ。台座にヒンジが付いているので壁への取り付けもアダプター不要で行うことができる。

前置きが長くなりましたね。では肝心のカメラについてご説明します。「ギガらくWi-Fiカメラオプション」は上記のギガらくWi-Fiと同時に利用するカメラです。オプションというとおまけのサービスのように捉えがちですが、サービス自体はビジネスユースに耐えうる高機能なカメラです。

基本的な仕様は、カメラで音声や動きを検知し、その部分をクラウド上に保存していくカメラになっています。ただ、録画期間は7日間となっているため、長期間の録画が必要なシチュエーションなどでは後から説明する録画映像のダウンロードなどを行う必要があります。

「ギガらくWi-Fiカメラオプション」の特徴

特徴① 設置が簡単

カメラの背面に電源ケーブルを接続するだけで、自動でギガらくWi-Fiを認識して接続してくれる。接続が完了すると、Wi-Fi親機のインジケーターが緑から青に変わる。

このカメラもギガらくWi-Fiに負けず劣らず設置が簡単でした。既にアクセスポイントの準備が完了していれば小型のカメラを電源に接続するだけで自動で認識されました。てっきり管理画面にログインしてアクセスポイントのSSIDやパスワードを入力する必要があるかと思っていたので、拍子抜けするほどでした。電源を繋いだあとはモニタリングや録画した映像の確認を行うことができる管理画面(ウェブページ)にIDとパスワードを入力してログインするだけです。

特徴② 720pで秒間30フレーム(最大)の高画質撮影

撮影解像度は720p(1280×720ピクセル)のHD画質です。そして1秒あたりの撮影コマ数はなんと30コマとかなり滑らかな映像が撮影できます。このあたりは下記で説明する検知機能を確保するためだと思われます。

少し驚いたのは、画質がいい事です。撮影する映像のデータサイズは解像度とフレーム数に応じて大きくなるため、他のクラウド録画サービスだと圧縮率を高く設定して映像にノイズが入ってしまう、なんてこともしばしばあるのですが、このカメラの場合にはかなりキレイに録画されています。

水平画角が160度とかなり広いので、1台あればかなりの範囲を捉えることができそうだ。

そして、水平画角は超広角の160度に設定されており、1台でかなりの範囲を監視することができそうです。

特徴③ 動体検知・音声検知など検知機能が豊富

次は録画のトリガーとなる動体検知機能と音声検知機能です。動きや音声に反応して録画を行う仕組みになっているため、録画した映像の確認の手間も減り、効率的な監視が可能になるはずです。もちろん検知を行う曜日や時間は管理画面から設定できるので、設置した店舗の営業時間外に不法侵入があった場合など防犯用途でも活躍するのではないでしょうか。

特徴④ 顔認識によるピープルカウント機能

ピープルカウント機能による来訪者分析。カメラに顔を向けていない場合(画面の手前から奥に向かって移動する人など)でも人数のカウントのみは行われているようだった。

そして、本サービスの最もユニークな特徴はこのピープルカウント機能です。この機能は顔認証技術によって撮影範囲に入って来た人物の数を解析してグラフ表示させることができる機能が備わっており、同一人物は重複してカウントしないようになっています。

カメチョ的導入指南~活用してほしい業種~

ここまで簡単に「ギガらくWi-Fiカメラオプション」の説明をしてきましたが、ではどのようなシーンでこのサービスが活用できるのか、カメチョ的にまとめてみました。オフィスや店舗にWi-Fiを導入している方もそうでない方もぜひご確認ください。

オフィスでは「防犯」目的に加え、「管理」目的での活用法も

ギガらくWi-Fiカメラオプションでは、アクセスポイントとなるギガらくWi-Fiとの同時利用が必要なこともあり、オフィスや店舗での利用が想定されています。一般的なオフィスでは、防犯カメラや監視カメラはオフィスビルの管理会社によってすでに設置されていることが多いかと思います。ですので、管理者が夜間や休日など社員の勤怠状況を確認する用途での活用が考えられます。特に、支社や営業所などオフィスが複数ある企業などが、本社から遠隔で確認したい場合に役立ちます。休日出勤や時間外労働など、長時間労働が発生しているかどうかを確認できるのはもちろん、オフィスの雰囲気を目で見て判断できます。

飲食業・小売業・理美容などの店舗での活用

飲食店や美容室などの接客業や小売店などにおいてはマーケティング活用のメリットが大きいはずです。小売店ではピープルカウント機能を活用することで、店舗の来訪者数を週ごと、曜日ごとに調べる基本的な活用はもちろん、売り場のレイアウトを頻繁に変更するアパレル店舗では売り場ごとの混雑状況を把握することも可能です。Wi-Fiによる無線接続であること、小型のカメラで設置も容易であるという2つのメリットを組み合わせることでカメラの位置を定期的に移動させ、来店する顧客の状況を分析する、などという従来の監視カメラではなかなか考えられなかったような活用ができるのではないでしょうか。

もちろん、小売店や飲食店など金銭のやり取りが発生するレジ周りの監視においても効果を発揮するはずです。動体検知による録画機能があるので、閉店後のレジ締めでレジ金額の差異が発生した場合でもレジに人が立っている部分のみを監視映像として見返すことができるからです。

検知が行われたタイミングで録画が行われるので、見返す作業も効率的。

美容院やサロンなどの接客やサービスが店舗の業績に直結する店舗においては複数店舗を管理する必要のあるマネージャーやオーナーが接客態度や施術スキルを確認するために使う、などの用途も想定されます。カメラの画質も高く、滑らかな映像を記録でき、さらに映像のダウンロードもできるため、お手本となるスタッフの接客・サービスの映像を研修・教育用の映像としてスタッフ同士の共有する活用法も考えられるでしょう。

物流倉庫などでの活用

さらには、工場や倉庫のオペレーション改善にもクラウドカメラは貢献するのではないでしょうか。通信販売の倉庫でピッキング業務を行う場合には、ピッキングした荷物が滞っていないか、従業員の数は十分か、などを遠隔から監視・管理することができます。また、業務のミスやトラブル、事故があった場合にも映像を見返すことで原因を特定し業務を改善させるなどの活用が考えられるのではないでしょうか。

まとめ

いかがだったでしょうか。クラウドサーバー上に映像を記録するのも、録画用のレコーダーを現地に設置するのも同じなのでは、と考えていた方にはクラウド録画ならではのメリットを感じていただけたのではないでしょうか。また筆者自身、顔認証や人数カウントなどをマーケティングに活用するには、サービスや機能が使いづらかったり、そもそも導入に際して多額のコストが必要になったりするのでは、というイメージを持っていたのですが、今回ご紹介したギガらくWi-Fiカメラオプションでは、初めてでも直感的で使いやすい管理画面と、高度なカメラ機能を組み合わせてクラウドサービスとして提供することで、コストや機能の面でのデメリットを払拭するサービスになっているように思えました。個人的にはランニングコストに見合うだけの活用ができる場面は意外と多いのではないかと感じています。

ギガらくWi-Fiカメラオプションの料金・詳細はこちらから

※本記事の内容はNTT東日本より提供いただいた資料・機材をもとに構成、編集しております。